3月4日水曜日
いよう諸君!一ヶ月ぶりだね〜
さあ、早速「月刊日記に書き込むぞ」
のコーナーだ!
と言いますか、本当にここだけはルーズで
すいません^^;
こう見えて、トイレに行ったら必ず手を洗うという
几帳面なところもあるのですが。
え?みんなそうだ?
さすがA型の多い国じゃのう。

さて、俺の几帳面振りが炸裂したところで
早速例の思い出に行ってみよう!


〜第5回 ストUブーム!〜

初回の録音は今思い出しても顔から火が出るような
内容でしたが、回を追うごとに慣れてきて
とりあえず形になるようになってきました。

また、ありがたかったのは
そういう私の力量不足な喋りにもかかわらず、
辛抱強くチューニングしてくれたリスナーの皆さん
がいてくれたからこそ、テンションを維持できた
と思っています。

さて、そんな状態の番組でしたが
当時家庭用ではSFC(スーパーファミコン)
が全盛で、ゲーセンではストUが大人気で
盛り上がってる時期でした。
そんな訳で、当然流ゲーでもゲストに来て欲しい
メーカーの筆頭がカプコンさんでした。
ジローと会うたびに、なんとかカプコンさんを
呼ぶことはできないかなあと二人でよく話した
ものです。

ところが
ひょんな事からカプコンさんに話が通じる事に
なります。
なんと、あの流ゲー誕生の際の代理店のKさんが
カプコンさんと仕事で付き合いがあり、
「話してみようか?」と軽く言うではありませんか。
これはもう渡りに船!すぐゲスト交渉に行って〜!
とお願いしたのでした。

私はカプコンさんに面識が無かったので、
これだけ売れてる老舗のメーカーだし、当時の
ストUは当然主力商品であるから、プレゼントは
出してもらえないだろうなぁと思っていました。

ところがゲスト出演を快諾してくれたばかりでなく
なんとソフトのプレゼントもして下さるとの事!
近日にSFC版ストUが発売となるので、
タイミングもバッチリということで
そのプロモーションで来て下さる事に
なったのでした。
もう、ジローとKさんとすごく喜んだことを
覚えています。
実際、当時のリスナーから頂くお便りの内容は
ストUの事が大半で、リスナーの葉書で作る番組
ですから、ストUの話が出ない回はほぼ無かった
と思います。
もちろん、ジローと私もすぐハマり、時間があれば
よく対戦したものでしたw
そういう訳ですから、もう舞い上がるくらい
その収録の日が楽しみだったし、なんと言っても
これを報告したら、リスナーのみんなが喜んで
くれるに違いないと、ジローと二人で喜んだもの
でした。

さて、放送で前告知をしたわけですがw
もうね、すごい数のお便りが来ましたw
それはもう、こんなに聞いている人がいるのか!
と思うくらいw
ましてや、みんな大好きなゲームだけに
内容が熱い熱いw
目を通している俺も、すごく興奮したのを
覚えています。
何より、こんなに反応があってよかった。
リスナーが喜んでくれている。
それまでは、闇の中を手探りでやっていたような
感覚が、何かすこし光明が見えてきたような
そんな気持ちになりました。

と言うのも、今だから言いますが
やはり自信が無かったのです。
毎回録音を重ねながら、素人の俺が果たして
リスナーのみんなを楽しませる事が出来ているの
だろうか?まだまだ認めてもらってないような
そんな気持ちを抱えながらやっていましたからね。

もちろん、これは人気ソフトのお陰であるのですが
リスナーが望んでいる事をストライクに皆さんに
返せる機会を得た事が、とても嬉しかったのです。

この日に関しては、30分の枠を全部ストUの話に
すると言うことで内容を決めました。
まあこれもヒヤヒヤものです。
だって、このリュウゲーの番組枠にスポンサーと
してお金を出しているのはアトラスです。
前にも書きましたが、なかなか理解されない状況
でしたので、あのオンエアが成功したのは
本当に会社が私を信用してくれて出来た事だと
今でも感謝しています。

当日はリスナーからの熱い葉書を中心に
SFC版ストUの内容をゲストから直接話して
頂き、無事その日の収録を終えたのでした。
そしてオンエアから3日後
ラジオ関西本社から東京支社へ届いたハガキは
恐ろしい量だったのですw
もうねw
前告知どころじゃないよw
それまでは50通くらいしか毎週届かなかった
ハガキが、一気に10倍くらい来ましたからねw
ビックリしました。

さて
リュウゲーを語る上で、なぜこの話をしたかと言うと
正にこの回がリュウゲーの転機と言うか、ターニング
ポイントとなったからです。

この放送を機にどっとリスナーからのお便りが
増えました。
もちろんそれまでも、初回の5〜7通から
徐々に増えていってたんですが、そのゆるやかな
上昇数がなんだったのかと思うくらい
爆発的に毎週のハガキが増えました。

番組で使う採用ハガキを選び、放送内容を決定して
いた私は、以後、これで休日を半ば失くしていきます。

しかし、これ
確かに仕事でやっていた訳ですが全然嫌じゃなくて、
不思議な感覚ですが、毎回目を通すのが楽しみに
なっていって、リュウゲーが終了した時は
休日の楽しみがなくなって、かなり寂しいと
感じました。
これね、なんと言っていいか難しいけど、
全部のハガキと対話しているような、そんな
感覚ですw
読みながら大笑いしたり、納得してうなずいたり、
考え込んだりw
ちなみに初見を重要と考えていたので、
初めに目を通して読んでいるとき、その場で
感じた事やツッコミwなんかは、赤鉛筆で
その場で書き込んだりもしましたw
そんな事をしていたので、全部読むのにすごく
時間がかかりました。
私のハガキ採用の仕方は、雑念を入れずそのまま
読んで、まず全部目を通す事から始めますw
読み終わったら、次に採用を意識して
もう一度目を通し、気になったハガキを選んで
いきます。
番組で採用できる数は限りがあるので、次に
選んだ中から、第一候補、第二候補、ストック
(今回は採用しないが話題にする機会があれば
使いたい)と分けていきます。
ぶっちゃけ、ここが一番時間がかかりますw
そして、その他は申し訳ないですがボツと
なります。
ちなみに、第一候補、第二候補の中で、使わなかった
ハガキはストックになります。
番組に来たハガキは採用されたもの、ボツだったもの
すべて自宅の押入れにしまわれていました。
後にハガキ供養としてそれを納めるまで保管された
のです。

初めて明かすハガキ選びの内容なので
これ今だから言える裏情報じゃない?w
いやぁ、タイトルに恥じない内容で〆られて
良かったw

さて次回は
初めての公開録音「流星野郎の夕べ」
(このタイトルセンスいいでしょう?w)
に続く



2009年3月4日 01時48分01秒

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