花見2007 〜2007/04/03更新


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花見へ…… 〜出掛けにとりあえず撮った桜
桜・ソメイヨシノ
恒例の花見大会を、2007/4/1に実施いたしました。
恒例とはいえ、回を追うごとに参加者が減少するという、どうしようもない企画でございます。去年は結局やらなかったし。

そんなわけでして、今回は「俺様一人でもいいや」っていう企画にすることにしました。
とはいえ、それでもご都合報告していただいた方(主になぎ)のご意向を尊重して、いざ、実行!!

俺様都合 〜東京、9:27。
時間に正確な私。
俺様興味と俺様都合で、開催場所を当初野毛と謳っておりましたが、千鳥ヶ淵に変更いたしました。東京方面のほうが集まりがよさそうということと、東京なら、千鳥ヶ淵! と、俺様の興味でございます。

で、集合時刻を9:30設定。これはもう、完全なる俺様都合。

なんで午前中かというと、空いているからというのが一点。実際、午前中のほうが色々気持ちいいのです。あとは終了時刻を気にしないでいいというのもある。どんなに長々とやっても、明るいうちに飽きる(笑)ので。それと、もう一つ。

桜の写真は、午前中に限るのです。

そこそこの天気の午前中に順光で撮影すれば、どんなへッポコカメラでどんなヘッポコカメラマンが撮影しても、そこそこの桜が撮影できてしまうのです。
これはもう千鳥ヶ淵とか桜の名所である必要がない。桜の木一本、枝一振りあれば、どこでもいい。バックに空。しかも午前中の順光であれば、本当、誰でも「桜」がそこそこ撮れるわけです。

全てはこんな俺様都合のために。ま、大元に「俺様一人でもいいや」ってのと、それっていうことは「少なくとも俺様一人が満足できるイベント」という立ち上がりに、いつのまにかなってしまいました(笑)。


かってな都合の成果。
参加表明していただけたのが、すえすえとなぎのみでございました。あと、俺様。
でん子さんとのょは、ご都合がつかずに不参加表明いただきました。まっきーは、参加不明瞭。
その他の皆様にいたってはどうやら賛同是非どころか聞く耳ももっていただけなかったような企画で(笑)。ま、俺様の都合ですので、それも仕方がない。

当日。 〜丸ビルあおりの桜。
朝撮ると何でもきれいだ。空が。
9:30ちょっと前に東京着。

とはいえ、東京で待ち合わせなんて、そんな丸の内OLのようなことをしたことがないので(偏見)、待ち合わせ場所なんてものがよくわかりません。
とりあえず、丸の内側ってことだけです。

東京駅が東京駅っぽく見えるところとしてみたところ、それがどこだか私にはわかりません(ヒドイ)。
……携帯電話って便利だなー。
ただ、やっぱりこれはいいんだか悪いんだか。

時刻09:30 〜逆光の東京駅

集合時刻となりましたが、誰もいらっしゃいませんでした。そうか、一人か。別にいいもーん……とはいえ、さすがにちょっと寂しい。

とはいえ、なぎも来る予定とはいえ、どうやら遅れるご様子。
ここで待っているのもアレなので、ゆるゆると目的地を目指しますが、目的地に着いちゃっては一緒に花見という企画自体が頓挫しかねないので、待っていても困らない場所を目指すことにします。

時刻09:50 〜大手門前枝垂桜
大手門を臨む
東京から徒歩数分。和田蔵門を越えて、大手門前までやってきました。
いつも思うのですが、お堀周りはランニングのメッカ。それはいい。それはいいけど、ここ走っている人たちって、どこに住んでいるのだろう……と、頭をよぎる。

大手門から東御苑に入ってみるかと。一応一般ピープルの我々でも入れる皇居領内といえば、ここですので。
てなもんで、外国人観光客やはとバスツアーにまぎれこみ、入ることにいたします。

観光。 〜本丸の広場の桜を臨む。
ソメイヨシノではない、桜。
花見に着たのに花そっちのけで皇居観光です。

いや、花そっちのけではない。花も見る。でも、当初の目的だったソメイヨシノはそっちのけだ。

桜が咲いているけれども、ソメイヨシノではない桜が色々いっぱい咲いている。桜ではない花が色々咲いている。
花見だ。これぞ花見だ。

本丸。 〜本丸広場の向こうに桜。
芝生。
家綱時代の振袖大火の飛び火で焼けた後地課とどうかは分かりませんが、芝生原っぱになっている本丸広場。天守閣跡のみ、観光名所(?)となっているようで、他にはなんもない。
いや、周りに木々が茂っていて、所々に絶妙な配置で桜(ソメイヨシノではない様子)が咲きまくっている。
はふー、いい気持ちである。
桜もきれいだし天気もいいし風は穏やかだし。
絶好の花見日和になりました。
一週間前は、開花宣言されていたけど開花どころか蕾も小さかった気がするのに、ついでに、天気予報もあんまりよくなかったのに。
花見するならこの日しかない! って日になりました。
しかも、午後からは天候いまいちだったし。
本当、絶好の花見になりましたなー。と。

天守台。 〜北の丸の一部。
ちょこんと見えてる武道館
なぎと合流。
なぎもこちらも、既にかなり満喫しておりました。

いやー、皇居、いいところよー?

天守台からは北の丸公園の武道館が見えます。はとバスツアーバスガイドさんの受け売りで言うのなら、あれは法隆寺の夢殿を模して造られた。とのことです。
ソウナノカー(棒読み)。
さらに満喫するために、二の丸庭園を抜けて千鳥ヶ淵に向かうことにしました。

二の丸庭園。 〜色々ありすぎて困っちゃう。
二の丸庭園・桜
なんだろうね、ここは。

池
こんなにこれといった目玉のない庭園って、あっていいものだろうか。
何所で立っても360°目玉なんだよ。しかも、今回は花見の時期だったけど、これ、季節どころか日を選ばず、おそらく毎日が目玉なんだろうね。
こんな庭園あるんだなー。ふぬー。

いちおう桜を入れたものを。
今回は、うっすら晴れていて風がなくて穏やかで桜の時期で、はじめて来るには絶好かと思えるけれども。気持ちよいし。
雨だろうが曇りだろうが、おそらく風情ってもんがここにはある。
ただ、外なんでなるべく過ごしやすい気候がいいわけです。

すごしやすい時を狙って、おにぎりでも持ち寄ってまたここに赴きたい。そんな気持ちにさせる、ステキスポットでございます。

うっかり。 〜別の花
これはコブシ。
メインであるはずの千鳥ヶ淵散策を忘れかけるほどです。

狭間。 〜一歩外。
画面→には、石焼きいも屋がありました
浮世離れしたというか、俗世と隔離された領域から、北詰橋を抜けて現世に戻ると。
本当、一歩踏み出しただけで、俗世でございます。
わーい! ヤ○ルト、ヤク○ト!! 石やきいも!!
人と車と商売の雑踏が、時間の流れを後押しします。

御苑内は、時が明らかにゆったり流れておりました。厳かとかではなく、急かされるものが何一つないのでしょう。

内堀。 〜桜並木が続く
桜並木
内堀周りの桜並木を、千鳥ヶ淵方面に向かって歩きます。

内堀沿いよりも北の丸公園の方が歩きやすくて景観もよさそうでしたが、こっちはこっちで桜並木が続いておりました。でも、ソメイヨシノではない(こだわり?)。
ソメイヨシノではない桜。

千鳥ヶ淵。 〜千鳥ヶ淵交差点
まんま。
いくら一般道とはいえ、皇居と北の丸の間の道は、やっぱりどこか浮世離れしておりましたし、俗世とは一線を画した領域でしたが、 千鳥ヶ淵の交差点まで来ると、対岸というか向かいは日常世界になっております。こっちはお役所施設の街でもないので余計に。

ようやくもともとのメインにしていたところまできたんですけど、ここの交差点は明らかに「日常」のにおいがします。

千鳥ヶ淵から半蔵門へ。 〜桜ドーム
千鳥ヶ淵
いわゆる「千鳥ヶ淵の桜」はここになります。

ここは確かにすごい! お堀沿いにガッツリ桜(ここでようやく「ソメイヨシノだらけ」の)並木というよりもドーム、アーケード、といったところでしょうか。ドーム?

満開だったのもあいまって、絶好の花見日和になっておりました。
人ごみではありますが、散策できるだけの充分なゆとりがありました。
座り込み区画と散策区画に分かれているようで。日曜のお昼時とはいえ、それでも充分なゆとりが双方にありました。

時折吹き抜ける風が桜を散らしますがそれがまたなんともいえず風流です。オゥ! コレガハナミネー!! みたいな感じ。

お堀越しに見る官庁街もそれはそれでいいご風情です。揺れる菜の花がまた、なんともいえない春を演出しておりました。
菜の花と。
本当、ここはすごいです。
ロケーションがいいのでしょう、おそらく。

花見散策するなら千鳥ヶ淵はサイコーにお勧めですね。花を見るのが目的なら、大岡川とかもたいそう素晴らしいです。屋台でぐい飲みとか、川(橋)からの眺めは、大岡川が本当すごいと思います。

桜を抜けて。 〜最高裁判所
最高裁外壁桜。
国立劇場でただ茶ただ菓子をいただき、最高裁判所の前を掠めて三宅坂を渡り国会図書館前を登って国会議事堂の頭だけを見て、永田町で解散いたしました。

たいそう満喫できた、満足度の高いお花見に相成りました。わーい!

プライスレス。 〜お金で買えないもの
とりあえず腹に入れるもの。
お茶は家で沸かした烏龍茶、家にあったカステラ。途中でいただいたほうじ茶とせんべいを無料でいただきました。

ちなみに東御苑は入園無料。

……。
お金のかからない上に酒も入らないえらく健全な花見でしたなぁ。。。
でも、満喫満足。お金で買えない価値がある。

今回の教訓。 〜濃い花
桜ではないが、桜。
金はかけるべきところでかけよう。
(一万円の宿に二泊するなら、二万円の宿に一泊してもう一泊は野宿しようという俺様理論)

次回予告。 〜この花が咲く頃に……
いい気候のとき、おにぎり持ち寄って東御苑散策に参りましょう。

参加者いなければ、すえすえ、なぎ、わたくしの三人ででもいいですし(笑)。
百日紅


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