● 最近の赤玉土に思う事! 

  気づかれてる方もおられると思いますが、ここ2〜3年の赤玉土は、けして褒められたものではありませんね。

@ 最近は特に酷く、乾燥が甘く硬質赤玉土でも水遣りするたびに、溶けて鉢底から微塵が多く流れ出て来ます。
  以前はこう云う事はありませんでしたから、考えられる原因を記してみました。
  最近掘ってる場所の地質が悪いんでしょうか? 当初はその年の天候が悪く乾燥が甘く、上手く行かない年も
  あるだろうと思っていましたが、それだけでは無いみたいですね。
  私の所の棚板は、濃いグレーで塗装しビニール張ってあるだけですから、微粉が出ると即、目立ち、判ります。(笑)

A 海外での盆栽ブームで海外に輸出も増え、仕事が雑になってるのかな?

B どこのメーカーとは云いませんが、土の中のゴミが異常に多く、そのメーカーの赤玉土は一切使っていません。
  採掘場所の関係で竹の根が入るのは仕方無いにしても、どうすればあれだけのゴミが入るんでしょうかね。?

C 11月〜2月までは乾燥した天候が続きますから、2月〜3月頃に購入した方が、乾燥はまだましかな?
  梅雨時期などは最悪だと思いますよ。(笑) 又、天候地域差はありますが、製造場所は一緒ですから
  問題は無いと思いますが・・・

D 赤玉土には小粒、中粒、大粒がありますが、最近流行りの微粒が売れて、それを作る為、小粒から微粒抜き
  ますから、大きい土と小さい土だけになり、鹿沼土、バーミキュライトなどを混ぜ合わせても、馴染んでくれません。
  仕方ありませんから、最近は微粒土を混ぜて使用しています。何の為の小粒か微粒か意味がないですね。(笑)

結果!

@ 完成球など2〜3年植え替しない鉢は微塵の層ができたり、水の供給、酸素補給、水はけ等に
  支障が起き、弊害が起きます。

A 特に実生苗2〜6年生の寄せ植えなどは微粉による、水分過多、酸素補給等が上手く行かず
  成長障害が起きたり、腐れ等が起きます。特に最近の異常気象による高温も影響ありますねぇ〜

※ 余分な水は鉢底から出て、空気の通りも良く、根が心地良く伸びる用土を心掛けていますが・・・支障ありますね!

※ まだまだ書きたい事、沢山ありますが、赤玉土の製造業者さんに猛省して頂き、より良い製品を
  プロ意識、職人魂を持って、作ってもらいたいですね。