横浜巨樹古木研究会
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切り掛けて止めた木(中央地盤での胸高周囲14.8m)
ジャイアントセコイアの伐採が禁止され保護された年から推定すると切り掛けてからすでに110年は経っていると考えられます。しかしまだはっきりとその痕跡が伺えます。完全に樹皮で覆われ、痕が判らなくなるまでにはあと数十年はかかるのでしょう。

条件が悪かったからか、伐採から免れた巨樹。この森では多くが伐られたため残っているものは少ない。

マークトゥエインと名付けられた大切り株
           高さ2.2m、切断部直径約7m

高さ5.5m 化石がそそり立っているよう

高さ5.5m、基部直径5.8m

キングスキャニオン国立公園の木々
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キングスキャニオン国立公園の飛び地で、セコイア国立公園に隣接した場所にジャイアントセコイアの森があります。ここにグラント将軍の木と名付けられた世界第2位の巨樹があります。
また沢山の巨木の切り株も見られます。ジャイアントセコイアの森が保護される(1890年)まで、ここで数多くの巨木が伐採されたその切り株です。
  ジャイアントセコイアの森はレッドウッドの森と違い大変明るい森です。巨木の周りには空間が広がり、地面には下草はなく土がむき出しになっています。理由についてはセコイア国立公園の木々のページで記すとして、まずは写真をご覧下さい。

ジェネラルグラントグローブの巨樹

キングスキャニオン国立公園の中には多くの森がありますが、中でもここに最も多くジャイアントセコイアの巨樹が見られます。主立った巨樹には愛称が付けられています。

駐車場のすぐ脇にある「ハッピーファミリー」と名付けられた巨樹群。上はその根張り。

駐車場付近にある「ツインシスター」と呼ばれる巨樹の根元。右はその全姿。双幹ですっくと立った樹姿全体が見られすばらしい。(胸高直径6.6m)

「ロバートリー」 
樹高77.7m、根元周26.9m胸高直径6.6m
体積1136立方m 

「ファレンモナリッチ」
倒木で内部はトンネルになっている。左上は折損部。上はその内部。左は中間に作られた開口部。
胸高相当部の直径4.5m、折損部までの全長37m

「テネシー」 胸高直径6m

「ジェネラルグラント」  世界第2位の巨樹

右上 幹先端部
右 幹裏側は山火事により欠損している

「センチニアルスタンプ」
これは1875年にフィラデルヒア100年祭に出展するために伐られた切株で切断部の直径は7.2m。
2人の木こりが9日かかって切ったといいます。
これを長さ約4.8mに切り分けて運び博覧会の会場に再現したということです。

「カリフォルニア」
  胸高直径6.6m、樹高76.5m

「オレゴン」
胸高直径6.6m

「リンカーン」 胸高直径6.3m

ビッグスタンプグローブの木々

ビッグスタンプグローブは大きな切り株が見られる森です。また切りかけて途中で止めた木も見られます。

グローブ入り口のジャイアントセコイア

切り株の大きさを測る

切り株の高さ 低部2.7m

切り倒しに失敗して木っ端みじんになり、置き去りにされたジャイアントセコイア。あまりの巨樹ゆえにその自重から粉々に砕けてしまうという。

切り株はいずれも高い位置で伐られています。屋久島にあるウイルソン株と呼ばれている大きな切り株(およそ400年前の伐採)も4mという高い位置で伐られています。これは当時の技術では根元の太いところで切るのには大変な労力が必要であったと考えられます。例え足場を組む手間がかかってもこの方が楽だったのでしょう。用材としても癖のある根元は嫌われたようです。
先に見たセンチニアルスタンプは根元で伐られていますが、これは博覧会出展という特異な目的があったからです。その切り跡はでこぼこで苦労の様子がかいま見えます。

横浜巨樹古木研究会

 樹高 81.5m
 胸高直径 8.7m
 根元直径 12.3m
 根元周 32.8m
 体積 1343立方m
 推定樹齢 1800〜
      2000年

日本の杉の巨樹は「箒杉」「杉沢の大杉」などを見れば分かるように下枝が豊富です。ところがジャイアントセコイアは巨樹になると下枝は無くなり、枝葉は頂部の方にだけ残っているのが一般的です。
 普通木の伐採にあたっては下枝が順次衝撃を吸収して本体の幹を守りますが、下枝の無いジャイアントセコイアは衝撃を吸収することができず伐採は非常に難しかったようです。
 緩衝材として多くの木々の枝葉を敷いて切り倒したようですが、途中で折れたり、写真のように砕けてしまうこことが多く、用材として使えるものは少なかったようです。