| [メリケン探偵社]Mary&Ken's Private Detective Agency |
| 元傭兵の南健太郎と村上マリが設立した探偵会社。 「メリケン」とは「マリ」と「ケン」の事である。 セールスポイントは「地上最強！」。このドラマのキーワードでもある。 ２人のその特異な経歴から、依頼される内容も「裏」の仕事の方が多い為、ややこしい事件に巻き込まれる事も多い。 この、１話完結、全36話で構成される痛快アクションドタバタコメディの舞台である。 |
| [南 健太郎]Kentaro Minami |
| メリケン探偵社社長。元ホンジュラス日本人特別攻撃隊第３代隊長。年齢不詳。 自ら「地上最強」と称する様に､その強さは超弩級。"打・極・投"全ての格闘技に精通し、不得意な技は無い。 「村上流」と云う幻の武術を修行後、それを独自で進展させた。 名乗ってはいないが、いわば「南流」といったところか。 破天荒な性格で無類の好色だが、戦闘時は冷静沈着で、どんな不利な状況でも的確に判断を下し、必ず勝利に導く。 その人間自身が持つ魅力で人をまとめるのが得意で、過去３人の隊長の中でも、 最も上官としての器も大きく、隊員からも絶大な支持を得ていた。 しかしある事情から、日本人特攻隊を解体させ帰国。マリと共に探偵社を設立。 自分より強そうな奴と出会うと目の色が変わり、その強さの真価を発揮する。 格闘技、作戦立案、爆発物のエキスパートで半径２０m以内の火薬の臭いを察知できる。 実は孤児で、国籍を持たず両親も不明。名前は二階堂玄が付けたのだが、何故彼が傭兵になったのかは不明。 愛車は「ケンメリスカイラインＧＴ−Ｒ」。 |
| [村上 マリ]"Bloody Mary" Murakami |
| 本名は「沢下条 茉梨」。元特攻隊第７小隊長。２５歳。 実は日本有数の大財閥、沢下条家の長女。１歳の時、両親と共にブラジルでバカンスを楽しんでいたところを、 現地の犯罪グループに誘拐され、捨てられていたのだが、運良く村上昴竜に拾われ育てられる。 本人は未だその事実を知らない筈である。 「天才」という言葉は彼女の為にあるのかと思われる程の格闘センスの持ち主で、 幼い頃から父親の修行姿を傍らで見ている内、不完全ながら独学で「村上流」を修得。 特に蹴り技には絶対の自信を持ち、その「迅さ」、「多彩さ」、そして「華麗さ」は、健太郎をも凌ぐ。 健太郎と同様、強い奴と出会うとその本領を発揮し、目突き、金的、噛みつき等のダーティーな技も平気で使う為、 戦場では、"ブラッディマリー"と恐れられた。 しかし、勝ち方にはこだわりを持っており、フィニッシュは頭部への回し蹴り、という風に決めている。 健太郎と組んだ状態で２人を倒すには、兵隊1000人は必要だといわれている。 あまりにも格闘技が強い為目立たないが、銃及びライフルの腕も超一流である。 自分が美人であると認識している為、顔面への攻撃を極端に嫌うあまり、他の部分のガードが多少甘いのが 弱点といえば弱点である。 確かに美人だが言葉遣いが荒く、性格は粗暴で凶暴。一旦怒り出すと周囲の物を破壊しまくり手がつけられなくなるが、 実は少女の様な心を持っている。 |
| [村上流殺人術]"Murakamiryu" Satsujinjutsu |
| 故、村上昴竜が網み出した幻の戦場殺人術。戦場で生まれたが故に、対多を得意とし、 素手でどうやれば効率よく人を殺せるかを極めた業。 打撃技、関節技、投げ技等、全てを網羅した総合武術で不得意な分野や弱点は皆無。 しかしそれを使いこなせる人物は殆んどいない。健太郎でさえも完全には修得できず我流に変化させている。 |
| [村上 昴竜]Koryu Murakami |
| マリの育ての親で史上最強の殺人術「村上流」の生みの親。 傭兵として数々の戦場を転々としていたが、ホンジュラス国司令部藤枝氏の依頼で、日本人特攻隊を設立。初代隊長。 出撃先から隊のキャンプ地への帰路、捨てられていた赤子を発見する。 首にかけられていたペンダントに"to Mari"と刻印されていたところから、「マリ」と名付け育てた。 殺人術を完成させたとは思えない程温厚で、部下にも信頼を得ていたのだが、副隊長の裏切りに遭い爆死。 しかし、生前のその強さは人の域を超えており、おそらくメリケンコンビ２人がかりでも、まず勝てなかっただろう。 |
| [ホンジュラス日本人特別攻撃隊]Japanese Special Attack Corps of Honduras |
| 元々は、ホンジュラス国内の内戦を沈圧させる為、司令部の要請で村上昴竜が作った最強の部隊。 しかし後に傭兵部隊として、世界中の戦場で活躍する。 主に迫兵戦を得意とし、隊員はいずれも強者ぞろいで、SAS,フランス外人部隊、グリーンベレー等と並ぶ選り抜きの エリート集団である。 初代隊長の村上昴竜の頃は、１小隊の編成であったが、２代目の二階堂玄の頃には６小隊、 ３代目の南健太郎の頃なると７小隊になっていた。 しかし、「何故、日本人ばかりなのか？」等、設立の経緯や突然の解隊に不審な点も多い。 激戦地の中でも最前線で戦っていたが、出動命令は全て極秘な為、自軍内でもその存在を知らない者もいる。 歴史の表舞台に出る事の無い、幻の部隊である。 |
| [胡桃沢 優]Masaru Kurumizawa |
| 元々は、有名ゲーム会社のプログラマー。健太郎に情報収集の能力を変われメリケン探偵社に住み込みで働いている。 通称「まるお」。MIT卒。 コンピューターのエキスパートで､どんな所へでもハッキングして情報を得る。 気が小さい為いつもパシリにされているが､本人も喜んでいる様子だ。 コーヒーを煎れるのと"つっこみ"がうまい。 |
| [神宮寺 浩]Hiroshi Jinguji |
| 通称「マスター」。メリケンがいつも入り浸っている喫茶店のマスター。 元特攻隊長補佐役。初代、２代目､３代目と、歴代の隊長達を裏で支えていた、メリケンの頭が上がらない人物。 銃火器類のエキスパートで、どんな武器もコネで調達できる。 幼い頃のマリの遊び相手で、面倒見がよく、兄貴的存在。 妻がいたが離婚して、現在は４歳の娘と２人暮らし。 |
| [茶木 麗]Rei Saki |
| 警視庁公安部の警視。「さき れい」と読むのだが、いつも「ちゃき れい」といわれる。 「ちゃきさん」と呼ばれると、ものすごく怒る。 容姿端麗で、東大法学部を首席で卒業した頭脳を持つ。柔道４段。 銃刀法違反等、数々の違法行為に目をつぶる代わりに厄介な仕事を持ってくる為、２人からは「疫病神」と、言われている。 健太郎とは､何か因縁があるようだが、それは定かではない。負けず嫌いで何に付けてもマリと張り合っている。 実はバツイチと言う噂もあるが、それも定かではない。 とにかく謎の多い女である。 |
| [沢下条 光一郎]Koichiro Sawakejo |
| ３０歳という若さで日本有数の沢下条グループの会長。明治時代から続く名家の嫡男で、父親の死後グループを守っている、 マリの実兄である。 正義感が強く、直線的な性格で人格者なのだが、少し"天然"が入っている。 ずっと探し続けていたマリをやっと見つけ出すのだが､ストーカーと勘違いされ、K.O.されてしまう。 空手４段で、極誠会館の師範代でもあるが､結婚はしておらず、妹の恵を宝物のようにかわいがっている。 好きな言葉は「誠実」。 |
| [沢下条 恵]Megumi Sawakejyo |
| １８歳の女子高生。とにかく前向きで、悩みが無いのが悩みと言うマリの実妹。 兄にも勝る正義感の強さと、マリにも劣らぬ気の強さを持ち、困っている人を見ると放っておけない。 兄の事が大好きで同じように空手を習うのだが、その類い稀なる才能で、兄を超えてしまう。 蹴りの出し方がマリとそっくりで、１８歳当時のマリより、実力は上である。マリと出会ってから稽古をつけてもらうのだが、 危うく１本取りそうになり、周囲を驚かせる。 やはり「天才」の妹なだけあって､強い人間に出会うと実力以上の力を引き出す能力があるのは血筋か。 マリを心底慕い、厄介な事件にも首を突っ込んでくる為､しばしば危険な目にも遭う。 理想の男性は「優しくて､私よりも強い人！」と言うがそんな奴は､滅多にいない。 |
| [二階堂 玄]Gen Nikaido |
| 元特攻隊第２代隊長。村上昴竜の一番弟子で､戦場の"鬼"である。 １９０cm、１２０kgと超大柄で、やはり戦いの「天才」であるが､その恵まれた体格と才能を持ってしても、 やはり村上流を完全には体得できず､自己流にアレンジしている。 しかし、その言わば「二階堂流」は「村上流」を超えていると言われ、最早ほぼ無敵に近い。 健太郎より"地上最強"にこだわり直接の師であり彼の人生に多大な影響を与えた人物である。 ドラマの中には登場しないが､現在もどこかの国で戦闘中である。 |
| [村上 アキラ]Akira Murakami |
| 元特攻隊第１小隊長。健太郎とは幼い頃からのライバル。彼も孤児で､アメリカ人と日本人のハーフ。 村上昴竜の義理の息子で､現村上流正統継承者。 創始者である昴竜を除いて､世界で唯一人「村上流殺人術」を完全に体得できた「超天才 」である。 現在"地上最強"に最も近い男だろう。 義理の妹であるマリの才能をいち早く察知し､影ながら見守っていた。しかし２０歳の頃､そのマリをめぐり健太郎と決闘する。 が、決着はつかず勝負は持ち越されたままである。 マリの気持ちを誰よりも知っていたが故に、本来の力を出せなかった為である。 優しい性格だが、クールで感情を余り出さず､それ故､人をまとめるのが苦手で隊長にはなれなかった。 どこか憂いを帯びた顔立ちで､時々深く考える癖がある。 本人しか知らないが､実は心臓に爆弾を抱えている。 現在は行方不明。 |