ウィザードリィ日記・07年3月

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3月28日
*聖なる杭を考える*
最近の掲示板で話題になっているのが、BCFの対ドラキュラの話です。
話題をまとめるとこうなります。
まず、ドラキュラには攻撃呪文の類いは効かないらしい、ということ。
呪文重視で攻略してくると、最後の最後で呪文が効かない敵が出るものです。
そして、最大の問題がこれ。
聖なる杭とか反射する岩って結局何だったの?
魔法の森で入手出来るこれらのアイテムは、デルファイのお告げでいかにもな感じで語られています。
しかし実際には、ドラキュラには普通の武器で普通に攻撃が当たります。
攻撃力も低く、特殊な効果も無い(と思われる)これらのアイテムは一体何なんでしょうか?

反射する岩に関しては、「ドラキュラの催眠攻撃を無効化できる」という話があったので、私も検証してみました。
確かに。
反射する岩を装備していると、ドラキュラの繰り出す催眠攻撃は受け付けないようです。
しかし、サイオニックブラストの呪文などで混乱してしまいますね・・・
また、決して強い武器とは言えない聖なる杭ですが、アーマーメルトをしつこく唱え続けると、結構当たるようになります。
あれ?
攻撃呪文が効かないはずのドラキュラですが、アーマーメルトのような補助呪文は効くのかな。
この辺りは、従来のシナリオのディルトやモーリスなどと同じ感覚なのかもしれません。
まあ、普通の武器で殴ったほうが遥かに早く倒せるのには変わりはないのですが。
結局のところ、聖なる杭も反射する岩も、攻略のための必須アイテムというわけではないようです。

以下は私の想像ですが・・・
本来ならドラキュラには、聖なる杭や反射する岩などの特殊なアイテムでなければダメージを与えられないはずだった。
しかし、何らかの理由で普通の武器でもダメージを与えられるようになってしまった。
その理由というのは、ひょっとしたらバグかもしれないし、あるいは製作者の意図によるものかもしれません。
結果的に、聖なる杭や反射する岩の存在意義が無くなってしまったのではないかな、と。

単にゲームを攻略するだけなら、聖なる杭や反射する岩は回収する必要は無いと思われます。
と言うか、荷物の邪魔になるだけのような気がしますね。
しかし、本来のシナリオを楽しみたいというのであれば、あえて聖なる杭でドラキュラを突っつくのも一興なのではないかと思うのでした。

3月24日
*死者の川*
本日ジェイク6の5・6話アップ。
ようやく連中を冒険の舞台に放り込むことが出来ました。
今回の舞台はBCFの死者の川ですね。
ジェイク4を書いたくらいの時に、「砂漠をやったら次は川かなあ」とか思っていたんですけどね。
1話飛ばして今回で実現しました。
ただ、BCFの死者の川をモチーフにしてはいるのですが、執筆の際にはかなりアレンジを加えました。
ゲームでは、川の淵は全て切り立った崖になっているのですが、ここをアシの生えた川原にしました。
これはもう私のイメージです。
それと、ミノス島では鉄格子とそれに対応したカギの入手でゲームのフラグを立てていくことが多いのですが、これも省略。
この先もイチイチカギと鉄格子を書いていくと、うざったくなりそうだったからです。
すっきりして良い感じになったかと思います。
その他にもあちらこちらでアレンジが入ってます。
本作初バトルとしてミノデーモン登場。
小説中では、「呪文無効化される〜」とか何とか書いてますが、実際のゲームでは・・・
呪文天国BCFですから、ミノデーモンにもバッチリと呪文は効きますね。
今回のお気に入りのシーンは、談笑する美男とガイコツ船頭のシーンでしょうか(笑)。
次回は亡者の塚の探索になります。

3月19日
*ジェイク6トップ絵*
琴原鈴音さんからジェイク6のトップ絵をいただきました。
いつも素敵なイラストをありがとうございます。
そのイラストがこちら。

ここと小説のトップには若干縮小したものをアップしましたのでご了承下さい。
ギャラリー・ノベル4に原寸大の作品をアップしてありますので、そちらも見て下さい。
作者様御本人のコメントがありますので紹介したいと思います。

「ジェイクの扉絵が空いている事を知り、つい描いてしまいました!
今回のお話は幽体離脱がテーマと言う事で(ちがうがな)
正直占い師の館でそうなると知ったときは驚いたもんですよ!
何でかと言うと…前々から今回の絵の構図はずっと考えていて、
「あ〜ジェイク空気読んでどっかワープしないかなぁ」と思ってたんです(なんつう…)
イヤ、念じればどうにかなるモンですね!(だから違うって)
今後の展開楽しみにしておりますですよ〜」

イラストを最初に拝見した時は「オオっ!」と驚きました。
だって、ねえ(笑)。
でもアレ、大丈夫なんでしょうか?
何かに指定されたり苦情が来たりとかしないのかな・・・
コメントの内容にもビックリですね。
だって本当にどっかにワープしちゃいましたから。
そしてバックの二人と一匹。
エイティが凛々しくて美人です。
ベアが渋くて良い味を出してます。
そしてボビーのつぶらな瞳が最高にキュートです。

それにしても、だ。
イラストを描く人のインスピレーションとでも言うんですか、そういうのってスゴイですよね。
絵っていうのは、見る人に一瞬で何かを伝えるものですよね。
その一瞬に懸ける集中力とか爆発力とかって、本当に凄いなあと思います。
今後も皆さんのイラストを楽しみに待ってますよ。

3月18日
*幽体離脱で死者の国*
昨日になりますが、ジェイク6の3・4話をアップしました。
連載2週目にしてようやく今回のお話の目的が見えてきましたね。
本当なら連載初回でここまで押し込みたかったのですが、どうにも入りませんでした。

さて、今回の目的ですが「死者の世界へ行ってベインに会おう」というものです。
んー、とんでもない話ですね。
しかもその方法が幽体離脱と来たもんだ。
下手をすると、荒唐無稽の一言でバッサリ斬られそうですな。
死者の世界での冒険ということで、題材にしたシナリオはもうお分かりですよね。
ちなみに。
今までもチラホラ名前だけは出ていたジェイクの育ての親、ベインですが・・・
別にBCF(ベインオブザコズミックフォージ)とは何の関係もありません。
「怪しい」と評判のセインの他に、もう一人のゲストキャラとしてエルメットという女僧侶も登場しました。
やっぱり男だけだとつまらないじゃん(笑)。
彼女の活躍にも期待して下さい。

最後に今回のお気に入りのセリフ。
「詳しく聞かせてもらえますかな?」
3話の一番最後のベアさんのセリフです。
ジェイクとエイティが話をややこしくした時なんかに、ベアさんがビシっと一言決めてくれると場が締まるんですよね。
こういうキャラが一人いると何かと助かります。

3月11日
*死者達の楽園*
昨日からジェイク6の連載を始めました。
ちょうど去年の今日、ジェイク5が完結でしたので、本当に一年ぶりになりますね。
今回は「死者達の楽園」と題してお送りします。
そしてゲストキャラは、極上の色男を用意しました。
ここで突っ込んで良いものか迷っている人のために、最初に言っておきます。
サブタイトルに死者とか付いてゲストが色男・・・
ということで「アイツの正体はバンパイアロードだろう」とか思ったそこのアナタ!
残念ながら、そのネタは真っ先に外しました。
ついでにヤツの元ネタを知っている人にも言っておきますが、翼は生えてません。
ごく普通の人として設定しました。
ついこの前の日記の内容から、今回の舞台もおおよそ推測できるかと思います。
前回から丸まる一年経っているので、ジェイク達の時間も一年進めました。
今週アップ分では、前回までのおさらいと今回のネタ振りだけで終わってしまいましたね(汗)。
次週、冒険の目的などがハッキリすると思います。
最後に今週のお気に入りワード。
「女王陛下愛用のフライパン!」
その後のジェイクのツッコミも含めて気に入っています。
それではしばしのお付き合い、よろしくお願いします。

3月5日
*殴りにはカルマ?*
掲示板にて、「BCFで殴りプレイをするならカルマの数値が高い方が有利なのではないか」という話題がありました。
これは早速検証してみるしかないでしょう。

今回用意したのはリズマン・男の戦士×3。
条件を同じにするために、各特性値を揃えました。
力・15、生命力・15、器用さ・14、素早さ・10。
キャラメイク時に余ったボーナスは関係ない知恵と信仰心にふっておきます。
そして肝心のカルマですが、それぞれ18、16、1となりました。
また、剣のスキルが、カルマ18のキャラが11、他の二人が16です。
このメンバーで、城の一階でネズミやコウモリを相手に100ターン武器を振り回して、攻撃が当たるか当たらないかをチェックしました。
当たるか当たらないかなので、倒さなくてもOKです。
なお、戦闘が終わったら結果に関わらずリセットしました。
攻撃のヒットやレベルアップで、スキルや特性値を変化させないためです。
ちなみに、鍵開け要員としてバードも参加していますが、戦闘には一切参加しませんでした。
それでは結果の発表です。
カルマ 剣スキル ヒット スカ 無効
リズマン1 18 11 85
リズマン2 16 16 21 77
リズマン3 16 17 76
無効とは、他のキャラが既に敵を倒したり、キャラが死んじゃったりして攻撃に参加出来なかった時です。
さてどうでしょう?
まず目が行くのが、カルマ18のキャラのヒット数が7と低いこと。
カルマ1でも17回ヒットしてるのに。
これはもう、カルマというよりスキルの差がそのまま影響した結果と言えるでしょう。
カルマ16のキャラとカルマ1のキャラでは、ヒット数の差は誤差の範囲内という気がします。
と言う事は・・・
カルマは特に関係なく、やはりスキルの影響のほうが大きい?
まあ今回の検証がどの程度信憑性があるかは疑問ですけどね。
にしてもだ。
100回武器を振り回して20回くらいしか当たらないとは、やはりBCFでの殴りプレイは厳しいものがありますなあ。

3月4日
*タイトル別索引*
日記のトップページの一番下になりますが、タイトル別索引のコーナーを作りました。
前から整理したいなあとは思っていたんですけどね。
正直、私自身も「あの記事はどこだったかなあ?」ということが多くなりまして。
ましてや初めてのお客様には、どこに何が書いてあるのか全く分からないでしょうからね。
そこで、ハード別タイトル別に、日記のどの辺りに関連した記事があるのか、大雑把ではありますが書き出してみました。
これを書くために一通り日記を見て回ったのですが・・・
昔の記事なんて、読んでいてどこか痛々しいものが(汗)。
でも、当時を懐かしく思い出したりもしました。
本来なら各ページにきちんとリンクを張るべきなのですが、そこは横着させて下さい。
レポートが月をまたいでいる場合は、最初の月だけを表記しています。
日記には小説に関する記事もたくさんあるのですが、それらに関しては各小説のトップページに更新履歴が書いてあるので、そちらを参考にしてもらうということでお願いします。

3月1日
*殴って蹴ってベラ退治*
3月の最初はBCFのまとめからです。

やっぱり打撃でベラを倒したいということで、死者の殿堂の途中からやり直しです。
前回と同じ手順で雄羊の寺院まで戻ってきました。
文章で書くと1行ですが、実際は二日程かかってます。
対ベラには「隠れる」が効果的という話を聞いたので、雄羊の寺院での戦闘は隠れる練習も取り入れました。
我がパーティで忍術のスキルを持っているのは四人です。
侍、忍者、モンク、ビショップ。
中でも一番スキルが高いのが忍者で、一番低いのが何故かモンク・・・
モンクはACにも関係するので、もっとスキルを上げておくべきでしたね。
一回の戦闘での経験値が高めなので、あっと言う間にレベルが上がります。
レベル20になったところでそろそろ挑戦してみましょうか。
その前に、データのコピーを取っておくのを忘れないように。

まずはドラキュラ&レベッカ戦、特に問題も無く勝利。
でもちょっとした疑問。
魔法の森で回収したアイテム、聖なる杭とか反射する岩ってこの戦いに必要ですか?
別に無くても関係ないような気がするんだけど・・・
うーん、よく分かりません。
まっ、それはそれで置いといて、いよいよベラとの対決です。

ベラとのバトルが始まったら、隠れられるキャラは一目散に隠れる。
隠れられない残りの二人、ロードとバルキリーはブレスの呪文でも唱えておく?
最初のターンのベラの攻撃は、ファイアーボムだったかな、しょぼい呪文でこれはラッキー。
2ターン目、モンク以外の3人は無事に隠れられました。
侍とビショップでアーマーメルト、あとは全員攻撃ですね。
ベラの攻撃が隠れられないロードに集中するも何とか耐えられました。
3ターン目、攻撃陣は全員攻撃、ビショップはロードのHPを回復するも、ベラはまたもロードに集中攻撃。
その後も同じような展開が続きました。
結局ロードは力尽きたものの、残りのメンバーでベラを殴り続け、ついに打撃のみでベラの撃破に成功しました!
やたー♪
これで満足、一段落ということで、今回のプレイもここまでにしましょうか。
まだ何かいるみたいではありますが、ね。

今回はとにかく打撃で攻略ということに取り組んでみたのですが、ちょっとまとめなど。
まず、武器のスキルは100有って当たり前、ですね。
スキル100は決して最高値というわけではありません。
最低でも100無いとねって感じでした。
まあ、70くらいあれば、あとは自然増に期待できますけどね。
次は、斬り術は強い、です。
そりゃそうだ。
チマチマダメージで倒すより、ビシバシクリティカルを決めたほうが早くて確実に敵を倒せますね。
3点目、ブラインディングフラッシュは使えるぞ。
これは殴り合いには必須の呪文でした。
確実ではないですが、相手の行動を制限することで、ある程度の呪文の使用なども抑えられるようです。
その他には、スリープやホールドモンスターズ、それにサイレンスなどもよく使いました。
4点目、呪文との両立は難しい?
今回侍は攻撃と呪文の両方を極めてくれましたが、他の打撃陣は呪文はイマイチでした。
やはり魔法使い→侍とか、僧侶→ロードのように、呪文系統に合わせた転職というのが大切なようです。
そして最後、やっぱりキャラメイクは転職命。
そうですねえ、どのスキルを持たせるかとか、どの呪文が必要かとか。
はたまた手っ取り早くスキルを上げるとか、とにかく転職は重要なポイントでした。
前半はこまめに転職してスキルを稼ぎ、後半は一つの職業に落ち着いて経験値を稼ぐといった感覚でしょうね。

今回打撃重視プレイをやってみて、とにかくおもしろかったです。
前回フェアリー6人でプレイした時とはまた違ったおもしろさがありました。
一度のプレイで全ての要素を極めるのは難しいと思いますが、テーマを決めて何度もプレイしてみるのがこのシナリオの遊び方のような気がします。
エンディングまで20時間くらいですし、その点では気軽に取り組めますよね。
まだまだ知らないことがたくさんあって、やればやるほど奥が深い。
今回のプレイで、私はやっぱりBCFというシナリオが好きなんだなということも再確認出来ました。