8.2.2は、組織の業績向上を求めていない 8.2.2内部監査の要求事項をa)決められたとおり仕事をしているか。b)品質マネジメントシステムが有効か。を監査することだと考えている審査機関がありますが、これは間違いです。a)は、それぞれのプロセスが“製品要求事項、規制要求事項を満たす能力を有するか。”“規格の要求事項を満たしているか。”“品質目標を始めとする組織の要求事項を満たす能力を有するか。”を監査するよういっています。これらは、別々に検証するというようなものではなく、総合的に検証するものです。 つまり、「それぞれのプロセスが顧客要求事項及び適用される規制要求事項を満たした製品を提供する能力を有するか。」を監査しなさいといっているのです。 b)ではそれぞれのプロセスが決められたとおり、いつも実施されており、意図された効果が出ているか。を監査するよういっています。 もちろん、組織が内部監査をどのように利用しようが構いませんが、審査機関が「顧客要求事項及び適用される規制要求事項を満たした製品を一貫して提供する能力を有することを実証する」という範囲を超えて内部監査を評価することは許されません。 |