魚種別釣りの仕掛け講座

これまで、多くの釣り人たちが試行錯誤を繰り返し、
無数のアイデアを交えて生まれた仕掛けは、魚種や釣り場によって種類も無数にあります。
爆釣を夢見て週末釣り場に向かう前に、必見!のページ。魚種ごとにオススメの釣り方を解説してあります。
基本的に陸っぱりからの釣りで、初心者でも楽しめる釣り方です。

 詳しくは、「防波堤釣りの極意」「防波堤釣り釣入門Q&A200」
「はじめての釣り超入門」をお読みくださいね。

魚種別索引

魚種
投げ
ウキ
ルアー
サビキ
カゴ
その他
アイナメ
ブラクリ
アジ
アナゴ
イカ(アオリイカ)
泳がせ
イシモチ
ウミタナゴ
カレイ
カワハギ
クロダイ
フカセ
シロギス
チョイ投げ
スズキ
ソウダガツオ
弓ヅノ
ハゼ
ミャク釣り
メジナ
メバル
フカセ
カサゴ、カマス、サバ、サヨリ、タコ、ボラなども今後解説の予定です!

アイナメ
根がかり対策に
チョイ投げ+ブラクリが断然有利!
アイナメ カサゴ目アイナメ科の魚。日本各地の沿岸域に棲息している防波堤釣りの人気ターゲット。日本海側や関東以北の太平洋岸に多く見られる。体長20〜40センチ。北海道や東北地方などでは、50センチを超えるものも釣れる。ホッケやクジメも同じ仲間。
 年間通じて釣れる魚だが、誰にでも釣りやすいのは、晩秋から春先まで。
 旬もそれと同時期で、鮮度のいいものは刺身がおいしい。くせのない上品な白身なので、揚げ物、煮物、塩焼きなど、応用範囲は広い。
Season
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ブラクリ仕掛け
仕掛け図
アイナメブラクリ仕掛け  投げ釣り、船釣り、ソフトルアーでの釣りなど、さまざまな釣法で狙えるが、定番は「ブラクリ」という仕掛けを使って釣る方法。
 スタンダードな投げ釣りでも良いが、アイナメは砂地混じりの岩礁帯が絶好のポイント。ハリとオモリを2〜3センチという短いハリスでつないだブラクリ仕掛けのほうが、根がかりが少なく、断然有利だ。ブラクリオモリは市販品でも十分だが、ハリ先にネムリが入ったムツバリを使って自作すると、さらに根がかりに強くなるのでオススメだ。
 タックルは、チョイ投げ+小型スピニングリールの組み合わせで。エサはイワイソメが定番で、4〜6センチにカットしてハリかけするとよい。
攻略図
 仕掛けを投入したら、一度オモリを着邸させること。そして大きくあおってオモリを小突きながら手前に着邸させ、アタリを待つ。この繰り返しが基本。ズルズルとさびいてくると、根がかりが多発するので注意したい。また、オモリは底をとれるギリギリの軽さのものを使うとエサの沈下スピードがスローになり、より誘いの効果が高まる。
 あたりはゴンゴンと明確。根に入られないようにすかさず竿をたてて、リールを巻いてくること。また、一匹釣れると同じポイントで数匹釣れてくることが多いので、釣れたポイントは集中的に狙おう
アイナメ攻略
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アジ
サビキ釣りがポピュラーだが、
手返しのよいウキ釣りがオススメ
アジ   全国に分布する日本でもっともポピュラーな魚のひとつ。一般にアジといえばマアジを指す。ほかに、ムロアジ、メアジなど近種も多い。沿岸の浅場から中深場まで広く棲息し、動物プランクトン、小型の甲殻類などを食べる。
 通年釣れるが、初夏から秋が釣りやすく、味覚的にも旬。沖釣りも岸釣りも人気で、コマセを使った釣り方が主流になっている。
 うまみが濃く、くせがなく、誰にでもあう味。刺身、たたき、塩焼き、フライ、唐揚げ、干物など様々な料理方法がおなじみ。
 尾の付け根にあるゼイゴは、口当たりが悪いので、料理の際には、あらかじめ包丁で取り除いておいたほうがいい。
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ウキ釣り仕掛け
仕掛け図
 だれでも 簡単に釣れて食べておいしい魚の代表ともいえるアジ。堤防から釣りやすいのは、初夏から秋だが、地域によっては一年中ねらえる。曇天でササ濁りが入っていれば日中でも釣れるが、やはりゴールデンタイムは、朝夕のまづめどきだ。
 釣り方はいろいろ考案されていて、もっともポピュラーなのは、コマセを使用するサビキ釣りだ。この場合はコマセを少しずつ切らさないように利かせ、タナを回遊するタナに的確におろすことがコツ。
 しかし、澄み潮のときなどサビキには見向きもしないことがある。そんな場合には、ウキをつかったエサ釣りが絶対に有利。仕掛けがシンプルなので、ライントラブルも少なく、手返しもよい。
 使いやすさを優先して、硬調の渓流竿をチョイス。けっこう引きが強いので、エキサイティングなやりとりが楽しめる。ウキは感度のよい小型のもの、ハリスも細めのものをチョイス。食いが悪いときはハリスを0.4〜0.6号にしてみると釣れ始めることも多い。
 ウキ釣りのキモは、エサ選び。通常は小型のアミエビを使えばいいが、食いが悪いときにはアミコマセのなかの極小アミエビが効くのだ。
 また、アジの切り身(共食い状態だが)を3〜4ミリ角に切って付けたものも猛烈に効く。
アジのウキ釣り仕掛け
 まずは潮の流れとアジのいるタナをよく観察すること。コマセと付けエサを同調させるように注意してまこう。
 また、サッパやイワシ、小サバなどにじゃまされて、なかなか本命が釣れないことがある。そういうときは、底近くのタナを集中的に狙うとよい。
 ツンツンとウキを引き込むアタリがあったら、次にウキが消し込む瞬間に軽くサオをたててあわせる。ハリ掛かりしたら、群れから引き離すように一気に抜きあげよう。しかし、アジは口が弱いので、乱暴な抜きあげはバラシのもとだ。
攻略図
アジ攻略
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アナゴ
昼間釣るなら、濁りを狙おう
夜釣りが主体なので発光体を有効に利用
アナゴ  北海道南部以南の各地に分布。瀬戸内海のほか、東京湾で多く漁獲されている。関東では、代表的な「江戸前」の魚。
 潮流の緩やかな砂底に棲息している。夜行性で、ふだん日中は岩の間や海藻の茂みなどでじっとしている。濁りが強いときには、日中活動することもある。
 エサは小魚、エビ、カニなど。大きなものは1メートルにも達するが、よく釣れるのは40〜50センチクラス。
 おかっぱりの場合は、テンビン仕掛けの投げ釣りが主体。カレイやシロギスねらいのハリにかかることもよくある。
 釣れるシーズンが味覚的にも旬。天ぷら、白焼きなど。ウナギと同様にまな板に目打ちなどで固定してさばく。
Season
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投げ釣り仕掛け
仕掛け図
アナゴ投げ釣り仕掛け  アナゴを防波堤や砂浜から釣るときは、広範囲のポイントをねらえるように、投げ釣りのタックルを使用する。夜釣りが主体になるので、発光体を有効に利用しよう。
 投げ竿は遠投がきくクラスを使用。インナーロッドだと、ライントラブルもなく、夜でも使いやすい。通常のテンビン仕様で、発光体やビーズを取り付けて、アナゴの気をひく。ハリスは、夜光パイプに通しておけば、からみ防止にも一石二鳥。
 エサは、アオイソメまたはイワシやサバの身エサで。身エサの脂の匂いがアナゴには魅力のようだ。
攻略図
 ぶっこみ釣りで狙う人も多いが、アナゴは広範囲に動き回る魚ではないので、攻めに徹するのが実はアナゴ釣り最大の秘訣。仕掛けを投げ入れて、ゆっくりと手前にずる引きしてくるサビキ釣りが定番だ。ぽいんとは、海底が砂泥地になっているところ。周囲に隠れ根や捨て石が点在していれば最高だ。また、アナゴは、汽水域も好むので、河口部もねらい目。それらの条件を満たした漁港まわりがよいだろう。ウナギやクロダイといった高級外道がかかることもあるので、タモを用意しておこう。
 むこうアワセでかかってくるが、あまりのんびりしていると体をハリスに巻き付けてしまうので、要注意!アタリをキャッチしたら、軽くあわせてすぐに取り込もう。
アナゴ攻略
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アオリイカ
ルアーマンの間で人気のエギング
生きエサに負けない釣果も期待できる
 イカにもさまざまな種類があり、日本で釣りの対象になるイカは10種類ほど。ヤリイカ、スルメイカ、ケンサキイカ、コウイカなどだが、なかでも人気なのがアオリイカ。
 アオリイカは、北海道南部以南の各地に分布し、主に沿岸の岩礁帯で見られる。体長30〜40センチ、なかには3キロを超える重さにまで成長するものもいる。小魚や甲殻類を補食。
 イカというと船釣りのイメージが強いが、いまやアオリイカは防波堤釣りの超人気ターゲット。夜釣りがメインとなるが、アオリイカのシーズンは春から秋なので、夏の夕涼みを兼ねての釣行が楽しめる。
 イカは、刺身、焼き物、煮物、干物、塩辛、フライ、パスタ等々、和洋中をとわず、さまざまな料理が楽しめる。いずれも新鮮なものは、透明感を帯びていて甘く、美味。アオリイカは肉厚なうえにキモの味も抜群で、超特級の素材だ。
アオリイカ
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エギ仕掛け
仕掛け図
アオリイカエギ仕掛け  防波堤からのアオリイカ狙いでは、エギと呼ばれる擬餌バリを使った釣りが人気。
 ルアー・フィッシングの一種であり、タックルはミディアム・アクションのシーバスロッドかトラウトロッドを使用。足場が低い釣り場では6フィート程度の長さで十分だが、足場が高いときや重いエギを使うときなどは7〜9フィートが欲しくなる。
 ラインは、通常はナイロンの8
〜12ポンドを使用するが、感度のいいPEライン0.6〜0.8号もオススメ。この場合は、ショックリーダーとしてフロロカーボン3号を1mほど結節する。
 エギにはいろいろなタイプがあるが、まずは形色ともにノーマルなタイプを。大きさは3〜4号が一般的。アタリカラーはその日の条件によって変わるが、ピンク、ブルー、グリーン、オレンジあたりを用意しておこう。夜釣りでは、ブラックが意外とアタリカラーとなることが多い。
攻略図
 エギをポイントにキャストし、海底までしっかり沈めたら、しゃくりを入れながら引いてくる。ロッドをビュッと大きくあおって、エギにアクションをつけるわけだ。このシャクリがアワセにもなる。
 イカがしっかりと抱きつき、ロッドに重みが乗ったら、ラインをゆるめないように一定のスピードでリーリング。
 取り込みは、タモですくい取るのが確実だ。
アオリイカ攻略
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イシモチ
スタンダードな胴付き仕掛けが一般的
近場ならソフトルアーも楽しい
 温帯性の魚で、東北地方以南に棲息。外洋に面した潮通しのいい砂浜を好み、常磐、外房などが釣りのメッカ。
 一般にイシモチと呼ばれているのは、シログチとニベが多い。シログチは沖合に、ニベは岸よりにいることが多い。
 体長20〜40センチが平均だが、瀬戸内海などでは、50センチオーバーのニベが釣れることもある。
 一年中釣れるが、初夏から晩秋がシーズン。夜行性で夜または夕まづめがベストタイム。また、「イシモチは濁りを釣れ」というくらい、濁り潮を好み濁りの入ったポイントにどんどん移動していく。
 塩焼き、フライなどで食べられるが、冬の身がしまったものを刺身にするのも絶品。
イシモチ
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投げ釣り仕掛け
 投げ釣りタックルに胴付き仕掛けで釣るのが、一般的。イシモチが好む潮通しのいい場所でも仕掛けがからみにくく、エサを漂わせやすい。
 タックルは、投げ釣り専用のロッド&リールで。ミチイト、先イトともに波にもまれにくい新素材ラインを使うとよい。
 胴付き仕掛けは、仕掛けがからみにくい反面、キャスト時にエサがはずれやすいので、シロギスねらいと同様のテンビン仕掛けでもよい。その場合、海草テンビンに2〜3本のハリスを出す。
 エサはアオイソメなどをたっぷりとハリがけするとよい。イワシやサンマなどの身エサもよい。

 また、近場のポイントなら、ルアー釣りもオススメ。ライトアクションのルアーロッドにチューブ、グラブなどをセット。ワームが自然に漂わせられるキャロライナ・リグがベスト。ワームの色は、ホワイト系、グレー系がアタリカラーだ。

仕掛け図
イシモチ投げ釣り仕掛け
攻略図
イシモチ攻略  仕掛けをキャストし、オモリが着底したら、海底のでこぼこや船道のカケアガリなどをサビきながら探っていこう。エサがゆらゆらと漂い、イシモチの気をひいてくれる。
 イシモチは群れで行動するので、1匹釣れたらしばらくは集中的に同じポイントを攻めてみよう。
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ウミタナゴ
微妙なアタリが楽しめる
シモリウキ仕掛け
小春日和の冬の防波堤で楽しもう
 北海道以南の日本各地の沿岸部に分布。釣りのオフシーズンになりがちな冬場に元気な貴重なターゲット。
 波の静かな岩礁帯に群れている。体長は15センチほどで、クロダイやマダイの幼魚と間違えやすい。魚類には珍しい卵胎生で、体内で卵がふ化して全長5センチくらいに成長した稚魚を春に生む。
 あっさりとした白身で、可もなく不可もなくといった平凡な味。煮付け、塩焼きなどで食べることが多い。身が柔らかいので刺身には不向き。ハーブと塩こしょう、オリーブオイルをかけてオーブンで焼き上げる「香草焼き」にすると、味にパンチが出てぐっとおいしくなる。
ウミタナゴ
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シモリウキ仕掛け
仕掛け図
ウミタナゴシモリウキ仕掛け  ポカポカとした陽気の海でのんびり楽しむ釣り、といったイメージがあるが、このシモリウキ仕掛けだと、微妙なアタリも楽しめ、のべ竿でのダイレクトなやりとりが楽しめる。
 タックルには4.2メートルくらいの渓流竿を使用。かけた魚を素早く群れから抜きあげられるように硬調のものがよい。
 ウキはシモリウキを5個くらい使う。色は、オレンジ系は晴天時や昼間に見やすく、イエロー系は、曇天時やまづめ時に見やすい。実釣を始める前に、ウキの浮き具合とウキ下の長さ調整はしっかりとしておこう。ウキ下は、水深よりも多少短めに設定しておく。海底がわからない場合には、様子をみながら徐々に深くしていく。
 エサは、オキアミなどを小さく付けること。ほかにジャリメ、アオイソメ、アミエビなどでもいいが、いずれも小さくまとめてハリからの垂らしは短くすることがポイント
シモリウキの
いろいろなアタリ
ウミタナゴの攻略法
攻略図
ウミタナゴ攻略 ウミタナゴシモリウキのアタリ
 釣り座を決めたら、まずはアミコマセを少しずつまきながら、ウミタナゴの群れを足止めしておこう。さらに付けエサとコマセを同調させるようにコマセを切らさないようにまき続けよう。
 シモリウキのアタリには、いろいろなパターンがある。ダイレクトなウキが消し込むアタリ、エサをくわえた魚が上向きに泳ぐ食い上げのアタリなど。何らかの変化を感じた来、かるくアワセてしっかりとハリ掛かりをさせた後、抜きあげる
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カレイ
投げ釣りの人気ターゲットは、
スタンダードなテンビン仕掛けで
カレイ  北海道から九州にかけて、各地の砂泥地、岩礁まわりに分布。釣りの対象になるものだけでも20種類以上あるといわれる。メインのターゲットになるのは、マコガレイとイシガレイ。
 「左ヒラメに右カレイ」といわれるように、カレイ類は、頭を下にしたときに両目が右に位置する。主食はイソメ類や貝類、甲殻類など。サイズは平均して30センチ前後だが、40センチを超す大物は、「ザブトンガレイ」などと呼ばれ、釣り人の憧れになっている。
 主なシーズンは、春先と晩秋だが、地域差や種類によってもずいぶん違う。
 産卵前のカレイは、とくに美味で、子持ちのものを煮付けにするのが一般的。唐揚げ、塩焼きもおいしい。
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投げ釣り仕掛け
仕掛け図
カレイ投げ釣り仕掛け  シロギスと並ぶ防波堤の投げ釣りターゲットの王者。チョイ投げ要のタックルでも楽しめなくはないが、潮流が早いところでは20号程度のオモリを使いたいので、必然的に25号クラスの投げ竿が必須。
 海草テンビンに2本バリが基本の仕掛け。市販の仕掛けなどでは、夜光パイプやビーズなどでデコレーションされた派手なものが多いが、からみ防止や手返しの良さを考えるとシンプルなもので、十分。釣果にもそれほど差はないようだ。
 むしろエサの付け方が問題。たっぷりとエサを付けてやるのがキモ。カレイは見た目よりも口がおおきいので、少しくらい大きくて尾丸飲みしてしまうし、海中でのアピール度も高い。
 ひとつのハリにアオイソメとイワイソメをつけた「アオマムシ」と呼ばれる付け方も、抜群の効果だ。
攻略図
 カレイは、何本ものサオを並べて行うブッコミ釣りが当たり前だったが、タックルもスペースも必要になってくる。むしろ1本のサオで積極的にサビいてくる釣り方をおすすめする。
 カレイは波が動く前後にエサを食べるので、そのときに集中して誘うとよい。断続的に仕掛けを手前に誘い、アピールすると、食いは断然よくなる。カレイのアタリは意外と小さくてわからないこともあるが、エサのチェックも兼ね、短いサイクルで投入と誘いを繰り返そう。
 また、一匹釣れたら、その周辺を集中的に狙って見よう。
カレイ攻略

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