我が家流家庭菜園術

野菜作り 実践編

 こうやってみると、家庭菜園とはいえずいぶんたくさんの種類の野菜をつくってみたものです。大収穫だったもの、逆に大失敗したもの、毎年つくっているもの、1度しかつくってないもの、いろいろあります。
 大根、ニンジン、玉ネギなどといったスタンダードな野菜以外に、お店ではあまり売っていないものを食べられるのも、楽しみのひとつだったりします。
 日本も広いので、寒いところ暑いところがあり、これをご覧の方の土地では当てはまらないものもあるかもしれません。千葉・房総からお送りする野菜の記録、とおもって割り引いてごらんください。

野菜の名前索引


あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま・や行 ら・わ行
アサツキ
ユリ科
カブ
アブラナ科
サトイモ
サトイモ科
タアサイ
アブラナ科
ナス
ナス科
ハクサイ
アブラナ科
ミニトマト
ナス科
ラッカセイ
マメ科
アスパラガス
ユリ科
カボチャ
ウリ科
サラダ菜
キク科
ダイコン
アブラナ科
ニラ
ユリ科
ピーマン
ナス科
モロヘイヤ
シナノキ科
ラディッシュ アブラナ科
インゲン
マメ科
キヌサヤ
マメ科
シシトウ
ナス科
タマネギ
ユリ科
ニンジン
セリ科
ブロッコリー
アブラナ科
レタス
キク科
エダマメ
マメ科
キャベツ
アブラナ科
シソ
シソ科
チンゲンサイ
アブラナ科
ネギ
ユリ科
ヘチマ
ウリ科
ワケギ
ユリ科
オクラ
アオイ科
キュウリ
ウリ科
ジャガイモ
ナス科
ツルムラサキ
ツルムラサキ科
ホウレンソウ
アカザ科
キョウナ
アブラナ科
シュンギク
キク科
トウガラシ
ナス科
グリーンピース マメ科 スイスチャード
アカザ科
トウモロコシ
イネ科
紅芯ダイコン アブラナ科 ズッキーニ
ウリ科
トマト
ナス科
ゴーヤ
ウリ科
ソバ
タデ科
コマツナ
アブラナ科
ソラマメ
マメ科
カリフラワー
アブラナ科
*まだまだ野菜の種類はありますので、順次更新していきます。予定……

 

野菜作り 春の巻

春の葉菜

 春まきの葉ものは、虫食いはあって当然、くらいに考えなくては家庭菜園ではやっていけません。とくに、アブラナ科の作物(キャベツ、コマツナ、チンゲンサイなど)は、虫との戦い!?です。でも、穴あきコマツナができても、ボロボロキャベツができても、そこはご愛敬!? 農薬たっぷりのきれいな葉を食べるよりは、虫もおいしいといって食べてくれる無農薬の自然な葉を食べたほうが体にはいいのだ、と考えて、食べてしまいます。

アスパラガス(ユリ科)栽培簡単度(以下同)★★

種まき 4月上旬 定植 9月頃 収穫 3年目以降の
4月〜6月



種まきから収穫/サカタのタネの「ポールトム」を、’97年の春にプランターに種まき。竹串くらいの細さのアスパラガスがのびてきて、それにフワフワの葉が開く(よくカーネーションの花束に添えてあるような葉)。秋に地面に定植。堆肥とEMを入れた畑に50?間隔くらいで植える。冬になると、葉は枯れて、地上には何も残らなくなる。
 翌’98年3月下旬、新芽が出る。しかしまだエンピツよりも細いアスパラガスなので、今年は株を太らすために収穫は我慢、周囲の草取りをする。茎がのびて葉が開き、冬になると枯れる。
 3年目の’99年春。やっとエンピツ程度の太さのアスパラガスがのびてくる。試しに収穫してみることにする。ポキリと折れるところから折って取る。ちょっと数日目を離すと、グンと丈がのびて葉が開いてしまう。取り頃を逃さないようにしないとモッタイナイ!? まだ十分に株が太っていないようなので、来年以降に期待! 10年間くらい収穫できるというけど、気の長い作物だなぁ。
 のびたものをそのままにしておいたら、なんとなく次の新しい芽の出が遅い。近所のおばさんにきくと、1本くらい残して刈ってしまったほうが、アスパラが「これは枯れてはいかん」と思うのか、新しい芽が出るそうだ。

害虫や病気/とくになし。
料理/自家製のアスパラガスは、売っているものとは比べモノにならないほど、「濃い」味がするので、サッとゆでてそのまま何もつけずでも十分おいしい!(好みでマヨネーズなどでどうぞ) ほかに炒め物、グラタン、オムレツ、薄切りの豚肉で巻いて焼く、ベーコンを巻いて焼くetc.etc.応用範囲の広い野菜。

キャベツ(アブラナ科)/★★★

種まき 3月下旬 定植   収穫 7月

種まき 9月上旬 定植 10月上旬 収穫 4月〜5月

種まきから収穫/サカタのタネ「みさき甘藍」「四季まきキャベツ」など。キャベツは、品種に応じて春まき向け、秋まき向け、いつでもまけるものなど、いろいろあるのでまく時期にあわせた種を購入。夏まきは、暑いさなかに苗づくりをするので、けっこう発芽、生育させるのが難しい。我が家では乾燥させてしまって芽が出なかったり、雑草に埋もれてなくなってしまったり・・・・・・(単にズボラなだけ?)。本来は、夏まきは、ポリポットに種をまき、寒冷紗などをかけて暑さよけをしながら育てる。今年は寒冷紗も購入して、苗作り実践中(’99/8現在)。
 春まきか秋まきがやりやすい。春まきは3月の下旬に畑に直播き。30?間隔くらいで1カ所に3〜4粒まいて、本葉が6枚くらいのころに最終的に1カ所1株に間引く。虫に注意するくらいでとくに途中の作業はなし。、もったいながってなかなか収穫しないでいたら、ある日、玉の真ん中から花が出てきてしまった。そうでないものも、玉の中心にとぐろを巻いたように花が入っていた・・・。春まきはトウが立ちやすいので、早めの収穫がよいようで・・・。
 秋まきは、9月に入って、暑さが落ち着いたころに種まき。定植して小さい苗のまま冬を越す。3月に入って暖かくなってから急成長して結球し始め、同時に虫食いもまた激しくなる。結球しない株は、すぐにトウが立ち、花が咲く。ハクサイなどのトウと違ってとても堅そうなので、食べられない。4月に入って、鳥の害も増える。5月になってやっと収穫。
害虫や病気/青虫との戦い! モンシロチョウなどの幼虫がこれでもか、というほど付くので、葉の裏をめくって見つけては、つまんで捨てる!の毎日。青虫は成長して大きくなると態度も大きくなり?、堂々と葉の表でもぐもぐと葉を食べている。ここまでくると、フンも大きいわ、食べる量も多いわで大変。なるべく小さいうちに撤去したほうがいいみたい。小さな苗のうちは、ネキリムシに根元を食い切られて枯れてしまうこともあるので、要注意。もし被害にあったら、被害にあった株の根元の土をほじくると茶色のイモムシが出てくるので、これもつまんで捨てる! 結球してからは、ナメクジが内部に入り込んで柔らかい部分の葉を食っていることもあり。また、ムクドリにつつかれて、ほとんどなくなってしまったこともあった。とくに春先は、鳥もほかに食べ物がなくておなかがすいているのか、被害が大きかった。
 春まきのキャベツは、なぜか根元から腐れが出やすい。もう少し大きくなるかな〜、などと待っていたら、何株かは根元から異臭がして、茶色くグチャグチャして腐ってしまった。原因は不明。
料理/柔らかい春キャベツはサラダがGood。ロールキャベツや鶏肉と蒸し煮にしたり。シューマイを蒸すときに下に敷いたものも、柔らかくて甘くて肉汁の味がほどよく付いて、とってもおいしい!
 いつもモッタイナイと思うのが、こわそうな外葉。サラダ菜なんかと違っていかにも堅そうなので捨ててしまっているが、なんか良い利用法ないかしら?

サラダ菜(キク科)/★

種まき 3月下〜4月下 定植 4月 収穫 5月〜6月

サラダ菜

種まきから収穫/サカタのタネ「サラダ菜」。レタスもいいが、サラダ菜は外側から必要な分だけちぎって使えるので、いつもとりたてが食べられてオススメ。同様の理由で、サンチュもオススメ(サカタのタネの「かきちしゃ・チマサンチュ」を使用)。これも株ごと取らずに、外側の葉からちぎって収穫し、焼き肉を包んで食べたり、レタスの代わりにしたりして使う。
 暖かくなってから、畑に直播きする(場所がない場合などは、プランターなどでつくって、本葉が4〜5枚くらいになったら移植でもいいようだ)。小さくて吹き飛びそうな種だが意外と発芽率はいいので、20?間隔くらいに1カ所に5〜6粒まく。2〜3日で発芽するので、折りを見て間引き、最終的に1株に。あとは放任。ほんとに何もしませんが、そのうち丸くなってきて1枚の葉が直径10?くらいになったら食べ頃。しかし、もったいながって、いつまでも少しずつ葉をはがしながら食べていたら、真ん中からトウが立ってしまった。
 サンチュはサラダ菜に比べてトウが立ちにくく、けっこう長い間少しずつちぎって使える。オススメ!

害虫や病気/アブラナ科の作物と違って害虫は、まったくといっていいほどなし、の楽チン。ごくたまに、苗のうちにネキリムシの被害あり。
料理/サラダなど生で食べるのが基本だが、炒め物、味噌汁の実、おひたしなどでも意外とGood。生の場合、前述のように、焼き肉に包むほかに、マーボーナス風の野菜入りの肉みそや、そぼろなどを包んで食べると、たくさん食べられる!

シソ(シソ科)/★

種まき 4月下〜5月下 定植 5月〜6月 収穫 7月〜9月

種まきから収穫/暖かくなってからのほうが、育ちがいいようで、4月のはじめに種をまいたら、発芽せず。バジルまた、古い種もダメのようで、2年前の種をまいたら、これも発芽せず。4月の半ばくらいになって、気温が高くなってから発泡スチロールのトロ箱に種まき。ぱらぱらと全体にまき、芽が出たら間引きする。あとは混みあわない程度に間引いていき、5月の終わり頃、地面に定植。シソでわざわざ場所をとるのももったいないので、ハーブの片隅やほかの作物の端のほうなどに、適当に植える。あとは放任。夏すぎに花が咲くので、若いものは「穂ジソ」として、ツマに使用(葉はもちろん適宜使用する)。写真のバジルもシソの仲間。シソ同様の育て方でOK。
 枯れるまで放っておけば、次の年からはわざわざ「栽培」しなくても、こぼれ種が発芽して勝手に育ってくれる。しかし、昨年は種ができる前に台風で全滅してしまったので、今年は栽培のしなおし

害虫や病気/ほとんど心配なし。コガネムシのような小さな虫が葉に穴をあけたりするが、めくじらをたてるほどではない。シソなんてそんなどっさり使うものではないので、我が家では虫と仲良く分け合っている!?
料理/自分のところで作っていると、ソーメンなどの薬味に惜しげもなくバンバン使えるのがうれしい。魚や肉に梅肉とシソを塗ってフライや唐揚げにしたのなんかも、おいしい〜。採れすぎて困ったら、ホワイトリカーに漬けて「シソ酒」に。発芽後すぐに間引いた芽は、「芽ジソ」として、刺身のツマやサラダのトッピングに使用。小さくてもちゃんとシソの香りがするのだ。しかし、小さな芽をひとつひとつ洗って根っこを取るのは、少々面倒・・・。

ソバ(タデ科)/★

種まき 4月中〜9月下 定植   収穫 5月〜10月

種まきから収穫/ソバ、といっても実を大量に収穫し、粉にしてソバを打とう、というわけではない。私も昨年、本で読んで初めて知ったのだが、若い葉や茎を摘んで食べるのだ。
 種は、サカタのタネから出ているものを購入。幅50センチくらいの畝に2すじのすじまき。ソバは高地やヤセ地でよくつくられているだけあって、我が家のやせた土でもよく発芽し、すぐによく育つ。間引きして株間を10センチくらいにし(間引き菜ももちろん食べる)、その後は茎や葉を、適宜ポキポキと折りながら収穫(実から粉を取りたいのであれば、開花、結実を待ってから収穫)。
 春から秋までいつでも種まきでき、1ヶ月もしないうちに育つので、すぐに収穫できるのも、手軽でうれしい!?
害虫や病気/これまた何の被害もなし。作りやすい!
料理/摘んだ茎や葉は、サッとゆがいておひたしに。シャキシャキしていて、独特の風味があっておいしい! やったことないけど、干しエビと一緒にかき揚げ、なんていうのもよさそう。

ツルムラサキ(ツルムラサキ科)/★

種まき 4月下〜6月下 定植   収穫 7月〜10月

種まきから収穫/その名のとおり、紫色の茎をしたつる性の作物。最近は紫色をしていない、十分に暖かくなった5月の初旬頃、20センチ間隔くらいで1カ所3〜4粒ずつ点まき(最終的に1株に)。成長してくると、アサガオみつるむらさきの種たいに、つるがくるくると伸びてくるので、竹で支柱を立てると、巻き付いて成長。適宜葉や柔らかい茎をちぎって収穫。そのうちゴツゴツした?ピンク色の花が咲き、ブルーベリーのような色をした実(なかに種が入っている)が付くが、葉はずっと収穫できる。放っておくと種がこぼれ、翌年たくさん芽を出してくれるので、翌年からは栽培の必要なし!? しかし、これまた台風で吹き飛び途中で枯れてしまい、栽培のしなおし!
害虫や病気/これまた何の被害もなし。
料理/摘んだ葉はさっとゆでておひたしにしたり、味噌汁の実にしたり。ごま油で炒めて、しょうゆで味付けし、削り節をかけたものもおいしい。とれすぎて困ったら、ゆでたものを水気をよ〜く絞って冷凍しておくと、葉モノがない時期に重宝!

ニラ(ユリ科)/★

種まき   定植 収穫 4月〜10月

種まきから収穫/栽培、というにはおこがましい(?)、ただ植えてあるだけの状態。’97年春、すでに何年もニラをつくっている人から、株をもらってくる。そして、畑の端のほうを掘り起こして(ずーっと植えっぱなしになるので)場所をつくる。どさっと固まっている株を、1〜2本ずつにほぐして植える。最初のうちは葉をとったらなくなってしまうのではないか、と思うほど貧弱だったが、夏になるころには、次第に株が増え、葉も太く長くなる。葉を必要なだけ摘んで収穫。冬になると、地上部は枯れてしまうが、翌春になると、また新芽が出る。数年たつと1株が直径10センチくらいになるようだが、我が家のはまだまだ・・・(まる2年経過)。それでも、もとは20本程度だったものがどうにか増えてきて、ギョーザやニラレバをつくるには十分な量が収穫できる。今春、また株を入手して植え付ける。
 しかし、雑草の勢力がものすごい我が家の畑においては、周囲の雑草をこまめに刈らないと、夏場は完全に埋もれてしまうのが難。夏に白い花が咲くが、葉は秋まで収穫し続ける。花が咲いたあとは種ができるので、自家採取して種まき苗作りもチャレンジの予定。

害虫や病気/これまた何の被害もなし。シソとかニラとか匂いのあるものには、虫はつかないみたい。
料理/ギョーザなどのほか、卵とニラのスープとか野菜炒めとかニラ卵とか。さっと湯がいたものをからし醤油であえたおひたしも意外といける。

ネギ(ユリ科)/★

種まき 3月上〜4月下 定植 7月 収穫 10月〜翌3月

種まきから収穫/売っているネギは、除草剤や農薬をどっさり使うらしい。そんな話を聞いて、ネギも作り始めた。しかし、ネギはけっこう量を使うので、すぐに使い切ってしまう。それに我が家の畑では肥やし不足なのか、ワケギ程度にしか育ってくれない。・・・細いのでよけいにすぐ使いきってしまう・・・。それでも、やっぱり自家製の野菜はおいしく、ネギも香りが強い!
 種は、サカタのタネの「ネギー九条太」を使用。4月上旬、それほど暖かくならなくても大丈夫そうなので、早めにトロ箱に種まき。2すじのスジまきにして、くっついているところは間引きしていく。ネギは雑草に弱いそうなので、ほかの作物よりもなるべくマメに草取りをする。7月くらいになると、どうにかワケギ程度まで育つ。そこで元肥を入れた畑に、1株ずつバラバラにして10?間隔くらいで埋める。土がかぶっていないと、白くならないので、なるべく深くうめて、土よせもしっかりする。その後も育ちに応じて、少しずつ土寄せしていく(しかし青いところも食べてしまうので、実際のところ、それほど神経質には土寄せしていない)。
 秋くらいから、ちまちまと収穫する。使うときに使う分引っこ抜けばよく、根は残しておけば、また新しい芽が出てくる(少し細いけど)。春になってネギボウズが出て花が咲いてしまっても、その部分を切れば、脇からまた新しい芽が出てくる。生命力の強い根っこだ。

害虫や病気/成長してくると、青い葉の部分に穴を開け、内部の空洞に入る虫が・・・。これもヨトウムシかネキリムシのようなので、見つけ次第撤去。
料理/そばやそうめんの薬味にすると、辛み、香りがやはりいい! でも逆に、肉豆腐などに入れて煮ると、甘みがあってこれまたべつのおいしさ。

モロヘイヤ(シナノキ科)/★

種まき 5月上〜6月中 定植 6月 収穫 7月〜10月

種まきから収穫/サカタのタネの「モロヘイヤ」など。エジプトが原産だそうで、気温が十分に高くなってからまいたほうが発芽&発育がいい様子。ナスやピーマンの苗植えも終わり、キヌサヤやソラマメの収穫も終わり、・・・さて、そろそろモロヘイヤでも蒔くか、くらいのタイミングで十分だった。例年は畑に直播きしていたが、今年はトロ箱に苗作りする。吹けば飛びそうな細かい種を、重ならないようにばらまき。適当に間引きし、10センチくらいになったら畑に移植。50〜60センチくらいの畝に20センチ間隔くらいで2列に植える。てっぺんの葉をつみ取ると脇から新しい枝が出てくるので、次々収穫する。例年は、花が咲き終わる10月下旬くらいまで収穫する(台風で途中で全滅してしまった年もあった)。ちなみに、種には毒があるそうで、食べないほうがいいらしい。
害虫や病気/とくになし!
料理/定番では、おひたし、みそ汁の具など。ほかにネバネバ同士をあえた納豆あえ(味付けはからし醤油)、さっぱりと梅あえ(梅肉としょうゆ)など。我が家の人気メニューは、スタミナスープ。これは、みじん切りにしたにんにくとタマネギをバターで軽く炒め、ざく切りにしたモロヘイヤも加えて炒め、ねばりが出たら水を注ぎ、コンソメの素を加えて煮る。塩こしょうで味を整え、溶き卵を流し入れてできあがり! 簡単ですぐできるし、食欲がないときでも飲めるし、飲むと元気がでる! ベーコン、にんじん、コーンなども加えれば、それだけでおなかも栄養も十分。我が家の子供も大好物。
 また、さっとゆでてラップに包んで冷凍しておくと、葉もののない時期に食べられて便利。秋から冬の我が家の冷凍庫には、1回分ずつラップにつつまれたゆでモロヘイヤがどっさり眠っている・・・・・・。


レタス(キク科)/★

種まき 4月上〜6月 定植 収穫 4月〜8月

レタスミックス

種まきから収穫/繊細なかんじのするレタスですが、意外とカンタンにつくれます。
 店で売っているレタスといえば、結球したタイプがポピュラーですが、「食べる分を収穫して、すぐ食べたい」家庭菜園では、リーフタイプのものが、絶対におすすめ! 最近凝っているのは、いろいろなタイプのリーフレタスがミックスになったタイプの種です。いろいろな色形の葉が入っていて、食べて見て楽しめます。間引きがてらベビーリーフとして楽しみ、育ってからはサニーレタスのように使えます。外側から必要な分だけ収穫することが可能なので、いつでもとれたてが楽しめます。
 我が家で試したものは、サカタのタネ「ガーデンレタスミックス」、unwins「CUT AND COME AGAIN LETTUCE」。どちらも5種類くらいのリーフレタスが入っていて菜園がカラフルで楽しくなります。
 間引きながら収穫していくので、元肥を入れてならした畑に(プランターでもOK!)パラパラとばらまきし、うすく土をかぶせる。発芽までは水気を切らさないように。あとは間引きしながら少しずつ収穫。欧米などでは「カット&カムアゲイン」といって、苗ごと収穫してしまわずに、若い葉を切って収穫し、伸びたらまた切って、と繰り返す「カット&カムアゲイン」という方法もポピュラーとか。家庭菜園にはぴったりの方法です。レタスだけでなく、スイスチャード、コマツナ、シュンギクなどもこの方法で収穫できます。

害虫や病気/レタスは、あの苦みのせいかほとんど虫がつきません。たまにアブラムシが付いたり、根元をヨトウムシやネキリムシなどが食いちぎって枯らしてしまうことがありますが、コマツナなどのように虫食いでビリビリになることはほとんどなく、
料理/定番は、間引き菜(ミズナなども混ぜると美味)をそのまま味わうサラダ。カリカリベーコンやじゃこ、かにかま、クルトンなどをトッピングすると歯触りが楽しい。ドレッシングも和風、フレンチ、シーザースなどなんでも! 
 成長して食べきれないほど収穫できたときなどは、薄切りの豚肉としゃぶしゃぶにすると、驚くほどいっぱい食べられます。ごまだれか酢じょうゆが我が家では人気。

スイスチャード(アカザ科)/★

種まき 4月上〜5月
7月〜8月
定植 収穫 5月〜7月
8月〜10月

スイスチャード種まきから収穫/繊黄色、オレンジ、ピンク、赤、白とカラフルな茎の色が野菜とは思えないきれいさで、最近キッチンガーデンや寄せ植えなどでも人気の野菜。トウ立ちが遅く、暑くなってからでも種まきできるので、意外と葉ものの少ない真夏でも収穫ができて重宝します。
 スイスチャードのタネは、「種球」といって2,3個の種がひとつに集まったものなので、少なめにまいても大丈夫です。点まきかすじまきで。我が家などでは、ジャガイモや夏野菜の株間にまいてしまうことも多いです。間引きながら草丈が20センチくらいになったら収穫時。スイスチャードも外側から必要なだけかき取って使えるので、長く収穫を楽しめます。
害虫や病気/レタスホウレンソウの仲間で、意外と病害虫はない。鳥などに食べられるくらい。
料理/定番若い葉はサラダで。カラフルなサラダは家庭菜園ならではの楽しみ。
成長したものは、おひたし、炒め物、汁の実など。


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春の根菜

比較的世話なしの作物。追肥のやり方が、実のなり方の決めて?! カブやダイコンも春まきでも作れますが、実の太り方は冬のほうがいいし、春まきは葉に虫が多くつきます。

サトイモ(サトイモ科)/★★

種まき 4月 定植   収穫 9月〜11月

種まきから収穫/種イモを購入、50センチ間隔くらいで芽があるほうを上にして埋める。小さな種イモからは想像できないほど大きな葉が出て背丈もけっこう大きくなるので、間隔は十分にあけたほうがいいみたい。途中、2〜3回、根元に土寄せをする。このとき過石や堆肥を置いてから、土をかける。あとは水やり以外は放任・・・。サトイモは田んぼでつくってもいいくらい水っけが多いほうがいいそうで、乾燥しているとあのしっとりねっとりしたイモにならないらしい。毎日のように夕方、あぜに水たまりができるくらい水をまく。秋になり、大きな葉が枯れてきたら収穫。我が家のヤセた畑でも、1株で10〜30個くらいの収穫がある。
害虫や病気/夏場、葉を食うイモムシが出ることがあるが、ひとまず放置。
料理/とりたてのものは、生でもつるっと皮がむけてしまう。蒸したり、ラップをかけて電子レンジにかけたりして、柔らかくしたものの皮をむき、田楽みそやねりごまなどを塗っただけでもおいしい。皮をむいてひと口大に切り、素揚げにして塩をふったもの(フライドポテトのサトイモ版)も意外とGOOD。煮ころがしにしたり、豚汁や鍋物に入れたり、も、もちろん美味。

ジャガイモ(ナス科)/★

種まき 2月下〜3月中 定植   収穫 6月〜7月

家庭菜園のジャガイモ種まきから収穫/春まきの作業は、ジャガイモの植え付けとナス科の野菜の苗作りからスタート。いつも、これから畑作業が忙しくなるかと思うと、ウキウキワクワクする作業のひとつだ。
 種イモの芽のつき具合を見て、2〜3個に分割。切り口を乾かしてから畑に埋める。芽はいくつも出てくるので、威勢のよさそうなのをひとつ残して、あとは土を押さえながら引っ張って取り去る。収穫までの作業は、土よせぐらい。できてきたイモが表面に出てくると皮が青く固くなってしまうので、根元にクワやスコップで土を盛り上げる。花が咲き終わり、全体が枯れてきてから収穫する。
 雨続きの後に収穫したジャガイモは、水分が多いせいか、カビたり腐ったりしやすい。晴れが続いた日に収穫して、収穫したらしばらく日にあてて乾かす。
ちなみに、ジャガイモの種類によっては、花のあとに青いトマトのような実がなることがある。養分を吸い取られないか?と思ったが、放って置いてもいいらしい。
ジャガイモ  我が家では、ホクホク系の「キタアカリ」が人気。品種にこだわるのも家庭菜園ならではの楽しみで、現在「ジャガキッズレッド」「インカのめざめ」に挑戦中。収穫はいかに!?

害虫や病気/葉をコガネムシやテントウムシが食い荒らすことがあるが、枯れるほどではないし、食べるのは土中のイモなので、気にしないで放置。土中で、気づかないうちにハリガネムシやネキリムシなどに食い荒らされていることがあり。収穫のときに掘り起こしてはじめて、穴あきジャガイモを発見して憤慨。また、ジャガイモの株のすぐそばに土の山ができており、「何???」と思ったら、モグラ。しっかり食い荒らされていたこともあり。
料理/保存がきくし、焼いても揚げても煮ても蒸しても、何でも使える便利な野菜。でも、取れたてのものをふかすか焼くかして、バターと塩をふっただけのものは、ほんとうに美味。

ニンジン(セリ科)/★

種まき 3月下〜4月中 定植   収穫 5月下〜7月

ミニニンジン種まきから収穫/畑は、できれば30センチくらい耕しておく。固い地面だと、二股になったり短かったりの変形ニンジンができやすいようだ。発芽率が低い種のようなので、密に種まきする。幅50センチほどの畝に2すじのすじまき。あまり小さいうちに間引くと、隣あったものも抜けてしまうので、本葉が3〜4枚でてから徐々に間引きしたほうが良い様子。最終的には10センチ間隔くらいになるようにする。作業としては、間引きと周囲の草取りくらいで、手間のかからない作物だ。種は、サカタのタネの「黒田五寸」を愛用。
 8月末〜9月上旬あたりに種まきをする秋まきバージョンも、毎年作付けする。しかし、本格的に寒くなるまでに大きく育ってくれず、葉が枯れてしまう。これまでは、その葉の枯れたチビニンジンを12月頃食べていたが、そのまま春まで土のなかに埋めておくと、また春先になって成長して葉も新しいものが出てくるらしい。今度は年内で収穫してしまわず、春まで置いておこう。

害虫や病気/葉をアゲハ蝶の幼虫が食っていることはあるが、丸坊主になるほどの食いしん坊には会ったことがないので、仲良く幼虫と分け合う。それよりも、突然葉がしおれてしまった・・・と思ったら、ネキリムシが根元を食いちぎっていることが多い。周囲の土の中に丸まっているので、ほじくりだして撤去!
料理/自分で野菜をつくっていて、一番ウレシイことのひとつが、ニンジンの葉が食べられること、とっても過言ではない。成長したものは茎がこわくなってしまうが、まだ小さい間引きのニンジンは、葉も茎も全部食べられる。独特の香りと味がして、なおかつ栄養価も高く、捨ててしまってはモッタイナイ! パセリの代わりに青みに使ったり、野菜炒めに入れたり、ハンバーグやロールキャベツのタネに混ぜ込んだり。ツナ缶やニンニクと炒めてスパゲティをあえて食べるのもオススメ!
 根の部分は、店で買うものより香りも味も濃いので、生でスティックにしてぽりぽりかじるだけでもおいしい。

ラディッシュ(アブラナ科)/★

種まき 3月下〜10月中 定植   収穫 5月中〜1月

ラディッシュ種まきから収穫/二十日ダイコンというだけあって、すぐ芽が出てすぐ収穫できる(さすがに20日では無理だけど)ので、ちょっと畑があいた、とか端境期で何も穫れない、というときに主に栽培。しかし、暑い季節につくると、葉は虫食いだらけ、根はガビガビ(食べてもスジっぽくて固くておいしくない)になってしまう。春先や秋以降に種まきしたほうがきれいにできる。プランターでもトロ箱でも畑でも、ばらまきして、間引きしながら収穫していく。
 サカタのタネの「カラフルファイブ」という種は、赤、ピンク、白、薄紫、濃紫のラディッシュができる。その名のとおりカラフルでかわいい。タキイ種苗の「フレンチブレクファスト」も赤白のツートンカラーがかわいい。

害虫や病気/アオムシやその他のイモムシなどで葉が虫食いだらけになるが、しょうがない・・・。
料理/薄くスライスして、塩、昆布、唐辛子の輪切りなどと浅漬けにすると、固いままよりも量が食べられるし、葉も活用できる。甘酢に漬けてピクルス風にしたものも、カレーのラッキョウがわりにピッタリ。

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春の果菜 

土づくりや肥やしの具合で、収穫の量がずいぶん違ってくるのが果菜。連作に弱いものも多いので、畑のローテーションを考えて作ることも大切です。

インゲン(マメ科)/★  

種まき 4月上〜5月下 定植   収穫 6月〜7月

インゲン種まきから収穫/豆類は(インゲンだけでなく、エダマメ、トウモロコシなども)、一気に花が咲いて一気に実がなって一気に終わってしまうので、少しずつ、時期をずらして種まきしたほうが、少しずつほどほどの量が長く食べられる。50センチくらの畝に千鳥に間隔30センチくらいで種まき。1カ所に3〜4粒埋めて、最終的に1〜2株に間引く。あとは花が咲いて実がなるのを待つだけ。実は1日取り遅れるとびっくりするほど成長するので、早め早めにとったほうが、柔らかい実が食べられる。つるなしとつるありがあるが、我が家では、手軽なつるなしタイプをもっぱら愛用している(栽培期間が短く、支柱を立てる手間なし)。トーホクの「つるなしグリーンマイルド」は、7月まで種まきでき、発芽率もよく、栽培が簡単だった。しかし、畑の場所によっては、チッ素分が多すぎるのか、葉ばかり茂って実がちっともならない、という事態が発生。改善すべく、過石やヌカなどをまく。
害虫や病気/小さなイモムシが、実に穴をあけて食べていることがよくある。何の幼虫かは不明。
料理/さっとゆでてマヨネーズ、がシンプルで一番美味。ゆでたものを小口切りにし、軽くいためてかつおぶしとしょうゆで味付けしたものも、ご飯の友に最適。ごまあえ、バター炒め、煮物の青みに、etc.etc.

エダマメ(マメ科)/★★

種まき 4月中〜5月下 定植   収穫 7月〜8月

種まきから収穫/豆類は、種まき後の間引きくらいで、あとは世話ない。しかし、その分土つくりをしっかりしておく必要があるようだ。でないと、葉が茂って成長したので喜んでいたら、実の入り方が悪い、ということもあるみたい。我が家でも、畝がちょっと違っただけで、同じ時期に種まきしたのに、全然収量が違ってくる。種は、茶豆系のものがおいしいので、いつもそういう種類のものを購入。99年はサカタのタネの「夏の調べ」(エダマメとは思えない、美しい名前・・・)。
 種まきの前に、リン酸の成分の多いヌカや過石などをまいて、すきこんでおく(チッ素分が多すぎると、葉ばっかりしげって実の付きが悪いそうである)。あとはインゲンと同じく、畝に2すじに20〜30センチ間隔で1カ所に3〜4粒の種まき。成長してきたら間引き。豆類はどうも根が浅いようで、雑に間引くと、隣の株までズルッと抜けてしまったりするので、慎重に・・・。あとは倒れそうな株に土寄せをしてあげるくらいで、世話なし。実が太ってきたら売っているように株ごと引っこ抜かず、太ったさやをハサミで切って収穫したほうが、すべてのさやを最後まで食べられる。

害虫や病気/やっかいなのが、発芽時の鳥害。スズメやハトやカラスが、芽が出る前のタネをつつきだしたり、双葉をむしって茎だけにしてしまう。網をかぶせたり、株ごとに透明のポリポットやスーパーのビニールの手提げ袋をかぶせたりして防御。
 成長後は、時期により、カメムシが大量発生。そして、エキス?を吸い取ってしまうのか、実がヨボヨボクタクタになってしまう。追い払っても飛び去ってまた戻ってきてしまうので、いまのところ根本的な駆除方法はなし。

料理/やっぱり塩ゆでしたものをそのまま、に限る。取れたてのゆでたてをパクパクつまむのは、夏の幸せ。

オクラ(アオイ科)/★★ 

種まき 4月中〜5月下 定植 6月 収穫 7月〜10月

オクラの花まきから収穫/99年初めてつくってみる。毎年作ってみたいとは思っていたものの、ほかにも優先させたい作物があって後回しになっていた。サカタのタネの「グリーンエチュード」を種まき。
 オクラはあまり移植を好かないそうだが、畑が満杯だったので、ひとまずトロ箱で苗作りする。ゴールデンウィークあけに種まき。暑いところが原産の植物のようで、かなり気温が上がってこないと育ちが悪い。なかなか大きくならないので心配していたら、6月に入ってやっと本葉が次々出てきた。高さ20センチくらいになったところで畑に移植。その後もなかなか花が咲かなかったり、葉が貧弱だったり、でと心配する。ところが、梅雨明けとともに急に葉は大きくなり、みるみるうちにつぼみが出てきて、ハイビスカスのようなクリーム色の花を咲かせる。花が終われば実が大きくなるのもアッという間で、ちょっと見逃していると巨大なオクラになってしまい、種も実もコワくて食べられたモノではなくなってしまう。毎日見回って、適切な時期に収穫! ちなみに、収穫の終わった下部の葉は、切り取ってしまったほうが、先端に養分が行き渡り、次の実のなりがよくなるそうである。大きくてきれいな葉なのでなんとなくモッタイナイが、ハサミでチョキン。
 夏の作物だけあって、秋風が吹くころになると、急に実のなりかたが悪くなる。真夏には3日放っておくと巨大化してしまっていたのが、1週間でも5センチ程度、色も薄く先が曲がってしまうものも多い。

害虫や病気/葉にアオムシがつく。アゲハ系ともモンシロチョウ系とも違ったかんじのアオムシで、何かのガの幼虫? 実にはとくに害虫はない。

料理/さっとゆがいたものを刻んで、カツオブシ、しょうゆとともにご飯にかけたり、冷や奴にのせたりするのが定番。クセがないので、サラダ、ラタトゥイユ、カレー、冷麺の具など何でもOK。汁物好きの我が家では、モロヘイヤと同じくスープにして愛飲。鶏ガラスープの素に塩こしょう、しょうが汁などで味付けし、小口切りのオクラ(ほかに豆腐、しいたけ、ネギなども)を入れてひと煮立ちさせる。オクラのトロミでほどよくトローンとしたスープのできあがり。

カボチャ(ウリ科)/★ 

種まき 3月中〜4月下 定植 4月 収穫 7月〜8月

かぼちゃ収穫期種まきから収穫/「栽培」しているとはいえないカボチャ。なぜなら肥料として埋めたEMのなかに混じっていた、かつて食べたカボチャのタネが芽を出し、育って、実を付け、それを収穫して、食べて、種を捨てて・・・をずーっと繰り返しているだけだから。カボチャの種は生命力が強いようで、深さ30センチくらいは埋まっているだろうという畑の土のなかから芽を出し、育つ。どんどん伸びて大きな葉を出し、長〜くなるので、ほかの作物まで埋め尽くされてしまう。畝と畝の間をはわせかぼちゃるが、それでも隣につくっていたニンジンやまだ小さなトウモロコシを覆ってしまう。無精がらずに、庭の隅に植え替えればよかった・・・。花は雄花と雌花(実になるのはもちろんこちら)が別々に咲くが、放っておくだけでは実のなりが悪いので、雄花を取って受粉させるといいみたい。 実の色が濃い緑色になり、ヘタのところが茶色く枯れてきたら取り頃。

害虫や病気/葉にはコガネムシが大量に付き、食い荒らすが実には関係ないので、放置。実の一部が白っぽくなってカビてしまうことがあるが、原因は不明。また、我が家では、収穫したカボチャを物置に箱にいれて保管していたら、ネズミがかじってしまった(ネズミやらサルやらなんという環境なのでしょう・・・・)。

料理/和風の煮物、グラタン、カレー、コロッケ、お菓子などこれまた応用範囲も広く、保存もきくので便利な野菜。けっこうおいしいのが素揚げ。ほくほくして甘く、粉チーズやシナモンシュガーなどをふってもまた別の味わい。大学イモ風にごま入りのみつをからめても美味。お茶うけに!

キュウリ(ウリ科)/★★

種まき 4月中〜4月下 定植 5月 収穫 6月〜9月

きゅうり種まきから収穫/ほんとうは種からつくってみたいのだけど、そんなに何本もあっても食べきれないので、いまのところ5月に入ってから苗を2〜3本購入して定植することが多い。知り合いの家庭菜園の達人は、「四葉(”すうよう”と読きゅうり収穫期む)」という種類のキュウリがオススメとのこと(少々ごつごつしたワイルドなキュウリだが、味はとてもいい!)。 どこかで四葉の苗が売っているといいのだが(種は、サカタのタネから出ていた)。つるが伸び始めたら、支柱をたてて茎を一部縛り付けて誘引。竹よりもネット状のもののほうが、つるがからみつきやすいみたい。本来は、摘芯しながら育てるといいそうだが、我が家は放置・・・。花が咲きはじめたら、根元に追肥をやると長く収穫できる。キュウリも収穫時が近づいたら注意して観察していないと、取り忘れてすりこぎのような巨大キュウリ(しかも中の種がかたい)になってしまう。        

害虫や病気/コガネムシが付いて、葉を食い荒らすが、実には関係ないので、放置。

料理/一番簡単でおいしいと思うのがキムチあえ! 軽く板ずりしたキュウリをすりこぎでたたいてひと口大に割り、「キムチの素」としょうゆ少々、すりごまとあえてしばらく冷やすだけ。ワカメを入れてもGOOD。ビールのつまみに最適。すりこぎのような巨大キュウリでも、捨ててはもったいないので、皮をところどころむき、種の部分はとって、炒め物に。シャキシャキしてけっこうおいしい。

ゴーヤ(ウリ科)/★

種まき 4月中〜5月下 定植 5月〜6月 収穫 7月〜9月

種まきから収穫/正確には「ニガウリ」で、ゴーヤは沖縄での呼び名。イボイボのついた細長い果実で、その名のとおり苦い! でもその苦さがやみつきになる味で、夏にはやっぱり欲しい野菜のひとつ。 知人が毎年つくっているので、苗をもらって植え付ける。きゃしゃな茎から細いつると涼しげな葉がのびてきたら、支柱立て。アサガオみたいに、よしずがわりに窓の前に這わせるのもいいかもしれない・・・。細いつるの先に黄色い花が咲き、そのうちいぼいぼとした実がダラーンとなる。実が大きくなり、緑が濃くなり、黄色くなってしまう前に収穫。      

害虫や病気/とくになし。

料理/沖縄の郷土料理でもある、豆腐、卵、豚肉などといためあわせた「ゴーヤチャンプルー」が定番。ゆでて氷水でさらして梅肉とあえたものもさっぱりしていておいしい。また、桜エビなどとかき揚げにすると、苦みが消えて食べやすい。沖縄で飲んでおいしかった「ゴーヤジュース(はちみつ入り)」にもチャレンジしてみたいのだが、ジューサーをもっていないので、いまのところ試していない。

ズッキーニ(ウリ科)/★★

種まき 4月下〜5月下 定植 5月 収穫 7月〜9月

ズッキーニの実種まきから収穫/イタリア料理などではおなじみの、ナスとキュウリを足して2で割ったみたいな野菜。しかし、種類としては、カボチャに近いそうである。別名「つるなしカボチャ」というくらいだ。サカタのタネの「グリーントスカ」を購入して、ポリポットで苗をつくる。カボチャとおなじような厚みのある双葉が出て、カボチャのような本葉が出てくる。本葉5〜6枚で定植。カボチャのようにつるが長〜くなるわけではないが、大きく葉をのばし、やたらと大きな株になるので、株間はできれば1mくらいとったほうがいいみたい。スペースの都合で70センチくらいしかあけなかったら、すっかり林のようになってしまう。花が咲き終わるとアッという間に実がなり、うっかりしていると、これまたすりこぎのような巨大な実になってしまうので、ほどほどのところで収穫。肥やし切れになると急に実が小さくなったり、小さいまま黄色くなって枯れてしまったりする様子。堆肥や過石を埋めてやる。     

害虫や病気/カボチャ同様、コガネムシが付いて、葉を食い荒らすが、実には関係ないので、放置。

料理/くせのない味なので、使いようではいろいろな料理に応用できそう。よく使うのはカレーやラタトゥイユなどの煮込みモノ。網焼きしてオリーブオイル、塩こしょうをふっただけのものもおいしい。

ズッキーニ

トウガラシ(ナス科)/★★

種まき 2月下〜3月下 定植 4月〜5月 収穫 6月〜10月

種まきから収穫/生命力の強い作物のようで、わざわざ種を買わなくても、台所にある乾燥赤唐辛子の種を出し、まいてみると芽が出る。大量につくっても使い切れないので、苗を買うこともある。同じナス科のピーマン、ナス、トマトなどと並べて同じ畝に植える。・・・と連作を防ぐためにはその畝だけ避ければいいので、次が楽。定植前に過石や堆肥、EMなどを施す以外は放置・・・。乾燥に弱いようで、真夏の昼間などは、葉がダランとしてしまうので、夕暮れ時に水撒きをするくらい。白い花が咲き、青い実が付き、徐々に赤くなる。その苗の実全部が赤くなったら、株ごと引っこ抜いて風通しのいいところで乾燥させてから、料理に使う。     

害虫や病気/匂いや辛さの強い作物に虫は付かない。たまに茎にアブラムシやカメムシがつく。

料理/そのまま食べる、というよりもハクサイ漬けやらキンピラやらの欠かせない脇役。

トウモロコシ(イネ科)/★★

種まき 4月下〜5月下 定植   収穫 7月〜8月

トウモロコシ収穫期種まきから収穫/ハニーバンダム系、バイカラーコーン系などさまざまな種類の種が売られているので、店頭で気が向いた?ものを購入。80センチくらいの広めの畝に株間30センチくらいで種まき。一カ所に3〜5粒くらいまいて、最終的に1株にする。トウモロコシは肥やし食いだそうで、肥えた土でないと、りっぱな実はできないみたい。ひとまず、てっぺんの雄花が開く前に過石などを追肥。1本にふたつの実がついたときは、ひとつは撤去してしまったほうが立派な実ができる。ヒゲが黒くなってしおれてきたら収穫。
 我が家のやせた畑では、なかなか売っているもののように見事な実にならない。ここ2年ほどでやっと実がびっしりついたものがなるようになった。土つくりはまだまだ課題のひとつだ。
    

害虫や病気/マメ類同様、種まきから発芽時の鳥害には要注意。ネットやポリポットで防御。
 害虫は、種まきが遅い株ほどアワノメイガが幼虫が付きやすい。茎や実の
ヒゲのあたりに粉をふいたようなカスが出ていたら、中にいる証拠! といっても、中にいるとつまんで取ることができないので、困りもの。
 カラスに収穫間近の実をつつかれくやしい思いをすることもある。また、我が家の周辺には野猿が多く、食い荒らされることも・・・。これも見つけたら、シッシッと追い払うだけで、根本的な解決方法がない。

料理/トウモロコシは、もぎとって1日たつと糖度が半分に落ちてしまうらしい。我が家でつくっててよかった〜、と実感するために、「もぎたて、ゆでたて」で食べるのが大原則。ゆでたりふかしたりしたトウモロコシは、そのままガブリ、が一番! 焼く場合は、皮をとらずに炭火などのなかで転がしながら焼く。蒸された状態で火が通り、皮がこげてしまうころに、ふっくらと食べ頃になる。焦げた皮を取り除いてサッとしょうゆをかけ、焦げ目を付ける程度にもう一度焼くと、ほんとうにおいしい焼きトウモロコシのできあがり。
 とれすぎてしまったらゆでて実をほぐして冷凍。サラダやスープ、炒め物などの色味に便利。また、実をとうもろこしフードプロセッサーにかけると、缶詰の「クリームコーン」のような状態に。缶詰でなくてもコーンスープができるし、缶詰よりずーっとおいしい。

トマト(ナス科)/★

種まき 2月下〜4月下 定植 5月 収穫 6月〜9月

トマトの花種まきから収穫/例年は、ナス、キュウリ、ピーマンなどとともに、苗を購入してゴールデンウィークあけあたりに畑に定植する。今年は店頭で、トーホクの「グルメトマト」という加工用トマトの種を見つけたので、珍しいので種から育ててみることにする(我が家では、スパゲティ、カレー、トマト煮など、生食以外のトマトも大量に消ミニトマト収穫費するので、トマトはいくらつくってもOKなのだ)。最初はトロ箱に種をばらまきし、間引きをしつつ本葉が3〜4枚になったら、ポリポットに移植。種をまくのが遅かったので、5月末頃やっと本葉が7〜8枚になり、畑に移植。根についた土を洗い流してから寝かせて植え、水をたっぷりやる。成長してきたら支柱を立て、茎をゆるくむすび付ける。
 そして茎と葉の間に出てくるわき芽を忘れずに取る! これを忘れると、あっちからもこっちからも茎ののびたトマトになり、葉はしげってリッパになるが、実のなりが悪い! そして取ったわき芽はさし芽として土にさせば、またトマトの苗として活用できる(こっちのほうがけっこう強くて育ちがよかったりする)。本来は、根元に敷きワラをしいて乾燥を防ぐといいそうだが、我が家は雑草がその役割を果たしてくれるので、そのまま・・・。ときたま草をかってその刈った草をそのまま敷いておく。
 育て方は、どんな種類のトマトでも同じ。ミニトマトも同様。実は十分に熟してから収穫。グルメトマトは、トマトの水煮缶に欠いてあるイラストのような、ちょっと小さめの細長い実がなる。

害虫や病気/突然、しおれてきて枯れてしまうことがある。なんかの病気のようなのだが、原因は不明。根っこごと抜き取って、捨て去るか燃やす。トマトは匂いが強いせいか、葉が食われたりすることはない。実をカラスにつつかれたりする程度。乾燥しすぎたり、雨が続いたりすると、実が割れやすい(とくにミニトマト)。

料理/完熟したトマトは、やっぱり冷やしてそのままガブッと食べると幸せな気分!? スライスしたものにタマネギ、シソを乗せてごま油+しょうゆ+酢のドレッシングをかけたものもおいしい。たくさんとれたら、皮を湯むきしてつぶし、煮詰めてトマトソースにして冷凍。いろいろな料理のベースに!

ナス(ナス科)/★★

種まき 2月下〜3月下 定植 5月 収穫 6月〜9月

ナスの実り種まきから収穫/連作を嫌う作物の代表。できれば5年以上ナス科の作物を植えていない場所のほうがいいそうである。苗を5月ごろ定植。ある程度成長したら、支柱をたてて茎をしばりつけてやる。ナスは乾燥に弱いようで、夏の暑さが続いて、葉がしおれてきたなぁ、と思っていたら、実までハリのあるぴかぴかの紫色ではなく、ヨボヨボしわしわしたつやのない色になってしまった! または皮が裂けて、中の果肉や種が露出して固くなってしまった! あわててせっせと水やり。あとで本などを読むと、「ナスとサトイモは干ばつに弱い」などと書いてある。水がなくても大丈夫なトマトと違って、同じナス科でも、ナスは水がないと、病気になるし虫もつきやすいそうである。
 また、オクラなどと同じように、もう実がなりおわった下のほうの枝葉は切ったほうが育ちがよくなる様子。
 剪定をするか、種まき時期をずらせば、どうにか10月までは収穫可能。しかし10月に入ると、ぐっと実が小さくなるし、おしりが割れやすくなるので、早め早めに収穫。
 ナスにもいろいろな種類があり、長なす系、丸なす系、白なす等々、種類により向く料理方法がいろいろあるので、いろいろな種類をつくっておくと楽しい。写真は、炒め物などに向く長なす系。

害虫や病気/葉をニジュウヤホシテントウ(星の数の多いテントウムシ)が食っているが、実ではなく葉だし、食害もたかがしれているので、放置。実に穴をあけて食う虫?か鳥?がいるが、正体は不明。

料理/ナスに限ったこナスとではないが、自家製の野菜は味が濃くておいしいので、シンプルな料理のほうが、味がはえる。できたての焼きナス、揚げなすにしょうがとしょうゆをタラ〜リ・・・。文句なしにウマイ!という気分。

ピーマン(ナス科)/★★

種まき 2月下〜3月下 定植 5月 収穫 6月〜9月

種まきから収穫/土作りがもちろん第一の問題だし、気候にももちろん左右されるのだが、苗の当たり外れもバナナピーマンけっこう重要な気がする。今年はならないなぁ、という年があるかと思えば、毎日毎日ピーマン、ピーマン、炒めて、煮て、焼いて・・・という年もある。ナスやトマトなどと共に、ホームセンターや種苗店で苗を購入して、ゴールデンウィークあけに定植。支柱立てをするくらいでとりたてて世話はなし(こればっかり?単なる放置?)。実がいっぺんになりすぎると、ひとつひとつが大きくならない。養分を行き渡らせるために、下のほうのわき芽をかいたり、なりすぎたときは小さいうちに収穫したりしてしまう。ピーマンは乾燥ぎみのほうが好きらしい。葉がしおれ気味になったら水をやる程度でいいそうである。シシトウも育て方は同様。
 99年に購入した苗は大当たりで、6月から11月いっぱいまで収穫できた。全部で何百個食べただろう。肉詰め、炒め物、きんぴら、煮物・・・。
ピーマンの花  最近は、カラーピーマンなど種類も豊富になってきた。右の写真のバナナピーマンは、栽培も簡単で緑、黄色、オレンジ、赤と色が変わっていくうえ、いつでも食べられる。見て楽しい、食べてきれいなピーマンだった。

害虫や病気/クセの強い作物なのか、実にも葉にも害虫はまったくといっていいほどなし。梅雨どきなどジメジメした時期に、実のおしりが腐ってしまう病気?になることが、たまにある。

料理/我が家の定番はピーマンの肉詰め。ほかにスパゲティ、ピザ、炒め物などなど。意外と洋和中料理のジャンルを問わずに使える。サッと酒としょうゆで煮びたしにしただけのものも美味。売っているピーマンより香りも味も強いので、その味がストレートに出る。とくに匂いはキョーレツで、台所で炒め始めると、家人が「おっ、今日はピーマンか」と別の部屋で分かるくらい。

ラッカセイ(マメ科)/★★

種まき 5月下 定植 6月 収穫 10月〜11月

ラッカセイ種まきから収穫/別名ピーナツ、ナンキンマメ。土のなかで実がなるけどれっきとしたマメ科の植物。花が咲いた後、花の咲いていたところ(子房柄、というそうです)が伸びて土に入り、地中で太ってあのラッカセイのカラになるので、雑草だらけの畑や粘土質の畑はよくないそうです。どちらかといえば砂質、火山灰質などがよいらしい。直まきでも苗をつくって移植でもOK。肥料は元肥さえしっかり入れておけば、追肥は必要ないそうです。あまり肥料分が多いと、かえって茎葉ばかり茂って実の付きが悪いそうです。花が咲き出したら、草取りと土寄せをするくらいで、あとは放任・・・。秋になり、葉が黄色くなってきたら掘り頃。

害虫や病気/たまにネキリムシかヨトウムシらしきものに、若い実を地中で食べられていることがある。

料理/とりたては、何と言っても塩ゆでラッカセイに限ります! よく洗ったカラごとの落花生を、塩を入れたお湯で40分ほどゆでます(圧力鍋だったら10分程度)。カラをむいて食べると、ほくほくしていままで食べていた煎り落花生とのあまりの違いに驚くはず!

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