Part 2

土台編
汗、汗、汗。意外と大変だった、
土台と根太の取り付け

基礎が完成したら、続いての作業は土台づくり。
今回は、これもDIYならでは、とタダで入手した廃材を積極的に活用したのだが、
実際の作業では、これが裏目に出てしまったのだ……。

土台用廃材 廃材ゲット!

 今回の隠れ小屋のDIY建築で、ひとつの重要な(?)テーマにしていたのが、「建設費用を安く上げる」ということ。そのためのひとつの手段として実行したのが、廃材の利用だ。
 しかし、これが大失敗! 廃材というのは基本的にはタダなので、材料費の大幅な節約になるはずだったのだが、実際の作業では古クギを抜いたり、カンナで木面をきれいにしたり、ホゾ穴を埋めたりなどの煩雑なDIY作業が多くて、思わぬ苦戦を強いられたのだ。
 結局のところ、最初からホームセンターで新品のツーバイ材とかを買ったほうが、DIY作業もスムーズで安上がりだったかもしれない(ホント、ツーバイ材って安くなりましたよね)。最近、古民家の再生が流行っているけれど、新築するよりも建築費用が高くなると聞いて、思わず納得した次第。
 もちろん、この時点ではそんなことは思いもしないので、さっそく、近所の建築屋さんから解体したばかりの廃材をもらってきて、ひとりで満足していたのだ。入手したのは、4寸柱の4m材数本と3寸5分の4m材を5本ほど。これだけあれば、3坪の隠れ小屋の土台と柱用には十分だろう。

基礎の上に土台設置 土台設置

 まずは、壁が乗ることになる基礎の四辺に土台を回す。基礎束との接続は、とりあえずコースレッドで仮留めしておいて、あとから羽子板金具とコーチボルトで本留めすることにした。 
 

土台のホゾ加工 土台の加工

 続いて、土台に大引きをはめ込むためのホゾを加工する。この程度の規模の建物をDIYするのなら、単純なイモ付けでも大丈夫と思うが、今回は無謀にも「大入れアリ掛け」にチャレンジ! 図書館から在来建築の専門書を借りてきて、それを参考に加工していったのだ。すべてのDIY作業をノミでやるのではなく、電動ドリルやノコギリなどを併用したら、意外と早く加工できました。

大引きの加工 大引き

 通常、床受の構造としては「大引き&根太」の組み合わせにするのが常識だが、タダの廃材をフルに活用するために、大引きを狭い間隔で入れて根太を省く作戦にした。大引きのホゾ加工はチェーンソーで。結構、アバウトだと思ったが、何と言ってもこのスピードの魅力からは逃げられません!

アリ掛けの加工 アリ掛け

 土台に加工したアリ掛けのメスに対して、大引きにはオスを加工する。このように墨つけした部分を丸ノコでカットしていくだけなので、結構、楽しく作業できるのだ(多少、ノミでの修正が必要でしたが……)

大入れアリ掛け完成 大入れアリ掛け完成!

 多少の隙間はご愛敬ということで、「大入れアリ掛け」の完成! これで、水平方向の力に対してはバッチリだ(のはず……)。規格がマチマチの廃材を使っていた割には、結構うまくいったと思う。というか、多少失敗しても誰からも文句を言われないので、大胆に作業したのがよかったようだ。これが、DIY&セルフビルドの大きな魅力なんですよね!

羽子板ボルトとインパクトドライバー 羽子板ボルト

 土台が一通り完成したら、羽子板ボルトで土台を串刺しにして、土台と基礎束をガッチリと連結する。これで、基礎自体も頑丈になって、ビクともしなくなった。
 ちなみに、羽子板を留めるためのコーチボルトはインパクトドライバーで締め付けたのだが、手持ちのドライバーは9.6ボルト。あまりに非力だったので、ホームセンターで安売りしていたAC式のインパクトを使ってみたらバリバリ活躍してくれました! やっぱり、それなりの道具を使えば、素人DIYの未熟な技術をカバーしてくれるのです!

夏祭りで小休止 夏祭り

 作業も順調に進んでいたので、気分転換とばかりに地元でおこなわれていた夏祭りに出掛ける。
 ここの祭りは山車の引き回しがメインで、漁師町独特の熱気でムンムンしていている。しかし、男衆に若い人は少なく、私と同年代以上が大半を占める。いまでは、私も若衆の一員になっているのだが、ホント、若い人はどんどん田舎を離れてしまうようです……。

床組みの完成 床組み完成

 なんだかんだで、床組み完成。
 大引きの位置が変則的なのは、壁用の断熱材を無理矢理使うための手段。しかし、床の下地材(構造用合板)のピッチと合っていなかったので、床張りでは苦労しました……(涙)。

床火打ち 床火打ち

 床に重量のかかる部分だけ、ツーバイ材で補強。とくに、コーナー部分にはすべて火打ちを入れておく。DIYとはいえこれだけやっておけば、相当の地震がきても大丈夫……かな?



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