ギンポ【ニシキギンポ科】 防波堤や岩場の釣りで釣れる、どちらかというと 外道的な存在の魚だが、江戸前天ぷらの世界では超一級ネタ。 細長ヌルヌル系の魚体で、さばき方はウナギ等と同様だ。
【材料】 ギンポ、天ぷら粉(または小麦粉、卵)、天つゆ
【作り方】 1. ギンポはウナギ等と同様の方法で、まな板に固定してさばき、5センチ程度に切る 2. 天ぷら粉を水溶きして衣を作り、ギンポをくぐらせてサッと揚げる
サクサクした衣に包まれた身は、フンワリしていてびっくりするほど美味。 背びれがとがっていて口にあたるので、さばくときに 必ず取り除いておくことがポイントなのだ。 残った背骨は骨せんべいにすると珍味。
【材料】 ギンポ、醤油、みりん、日本酒
【作り方】 1. 焼くと身が丸くなって縮みやすいので、皮と身の間を通して、平らになるように串を打つ 2.魚焼き網などを使って、ギンポを焼く。 3. 鍋に調味料とギンポのアラを入れ、トロみがつくまで煮詰めてタレを作る 4.ハケなどでタレを塗りながら焼き上げる
鍋照り焼きでもできないことはないが、身が丸まりやすいので、串焼きがベター。 ふわふわした天ぷらの食感とはかわって、同じ魚でありながらしっかりとした食感になる。