釣魚料理大全

釣り竿片手に全国津々浦々を釣り歩いた五目釣り師が、
海魚&川魚のおいしい食べ方を一挙にご紹介!!
少々の手抜きレシピには、ご勘弁を(笑

アジ【アジ科】

防波堤の定番ターゲットは、食材としても人気。
幅広い料理方法が楽しめ、味が良く、万人に好まれる。
鮮度が落ちやすいので、釣った後の扱いには気を使おう!

たたき ……アジといえばやっぱりたたき!? 香味野菜がよく合うのだ……   

アジのたたき

【材料】
アジ、ショウガ、長ネギ、大葉、大根など

【作り方】
1. アジは三枚におろし、腹骨をすき取り、皮を引く。大型のアジならさく取りして中骨を取り除く
2.ショウガは皮をむいて千切りに、長ネギも薄切りにする
3.アジの身を粗く刻んでからショウガ、長ネギを混ぜてたたく

長ネギのかわりにミョウガでも美味。夏らしい味わいになる。大葉も一緒に刻んでたたいても良い。
たたき具合は、なめろうに近いものが好みであればよくたたき、刺身らしさを残したければ、軽くでOK。
房総ではウマいアジがとれるので、とれたてのアジは刺身&たたきがやっぱり定番なのだ。

握り寿司 ……釣れたてピチピチのアジを自分で握れば、もう寿司屋はいらない!?……  

アジの握り寿司

【材料】
アジ適宜、米、酢めしの素、わさび(缶入りの粉ワサビがベター!)、(海苔)

【作り方】
1. アジは三枚におろして腹骨をすき取り、皮を引いてからネタサイズに切る
2. 米は硬めに炊いて、酢めしの素を混ぜながらうちわであおぎ、冷ましておく
3. 手を水で濡らし、シャリを握り、さらにワサビを塗り、アジの身を乗せて握りあげる

とれたてアジは、寿司にしても美味。たたきをのせる場合は、
3センチ程度の幅に切った海苔を周りにぐるりと巻き、上にたたきをのせる。
ワサビでなく、ネタのアジの上におろしショウガをのせても。

押し寿司 ……酢じめのアジがサッパリしていてショウガとの相性もGood……  

アジの押し寿司

【材料】
アジ適宜、塩、酢、昆布、ガリ、米、酢めしの素、

【作り方】
1. アジは三枚におろして腹骨をすき取り、塩を多めにふって30分ほど冷蔵する
2.酢水で塩を洗ってから再び酢と昆布に漬ける
3.米は硬めに炊いて、酢めしの素を混ぜながらうちわであおぎ、冷ましておく
4.ラップを広げ、酢で締めたアジを細長くのせ、さらに千切りにしたガリを散らし、酢飯をのせる。ラップをくるりと巻き、細長い棒状に整える

生もおいしいが、酢で締めるとまた格別の味わい。
アジとガリと酢飯のおいしさが渾然一体になって、ぺろりと食べられるおいしさだ。
食べるときはラップごと切り分けると崩壊しにくいのだ

づけ丼&茶漬け ……タレに漬けたアジをご飯とあわせて食欲増進!……   

アジのづけ丼

【材料】
アジ、醤油、日本酒、みりん、長ねぎ、ショウガ、白ゴマ、ご飯
潮汁用にアジの骨、長ねぎ、ショウガ、塩、醤油

【作り方】
1. アジは三枚におろして腹骨をすき、皮を引き、ややそぎ切りにする
2. 醤油、みりん、酒をまぜたタレのなかに10分ほど漬ける
3.丼にご飯をよそい、づけにしたアジの身を並べる。白髭ネギ、おろしショウガ、白ゴマを散らす
*潮汁は、アジの骨とスライスしたショウガ、長ねぎを鍋に入れて煮立たせないように10分ほど煮て、アクをすくって塩、醤油で味を整える。

アジのづけ茶漬けづけをご飯の上にのせ、だし(もしくはお湯)を注いだづけ茶漬けも美味。
ショウガのかわりに刻みのりとわさびを添えていただこう。

塩焼き ……アジ料理の王道! おいしく仕上げるには塩と焼き加減が大切……   

アジの塩焼き

【材料】
アジ、塩、好みでもみじおろし(大根、赤唐辛子)

【作り方】
1. アジは腹に切り込みを入れ、ワタとエラを取り除く
2.塩をふってしばらく置く
3.できれば踊り串をうち、飾り塩をふって焼き上げる。

アジを焼くグリルでもいいが、写真のような焼き台(鉄弓という)があると便利。
ガスの上に網と鉄弓をのせ、串をうった魚をのせる。
焼き物の鉄則「遠火の強火」ができるので、
ガスといえどもなかなか良い具合に焼き上がるのだ。

なめろう&水なます ……漁師料理の定番は、豪快でウマいぞ!…… 

アジのなめろう&水なます

【材料】
アジ、ショウガ、長ネギ、大葉、白ごま、味噌

【作り方】
1. アジは三枚におろし、腹骨をすき取り、皮を引く。大型のアジならさく取りして中骨を取り除く
2.ショウガは皮をむいて千切りに、長ネギも薄切りにする
3.アジの身を粗く刻んでからショウガ、長ネギを混ぜ、味噌を加えてよくたたく
4.大葉の上などに盛りつける

なめろうの作り方は、たたきとほぼ同じ。味噌で味付けがしてあるので、食べるときはそのままで。
水なますは、なめろうを氷水で溶いたもので、なめろうとともに房総の漁師料理だ。
サッパリとしていて真夏の食欲の落ちる時期でもおいしくいただけるのだ。

アジフライ ……永遠の定番オカズは、サクサク衣とジューシーな身がやっぱりおいしい!……  

アジフライ

【材料】
アジ、塩・こしょう、小麦粉、卵、パン粉、つけあわせの野菜(キャベツ、トマト、パセリなど)

【作り方】
1. アジは腹開きで尾をつけて背骨は取り除いてさばき、腹骨が気になるようだったらすき取る
2. 塩・こしょうをふってしばらく置き、軽く水気を拭き取ってから小麦粉・とき卵・パン粉の順に衣をつける
3. やや高めの油でからりと揚げる

お惣菜の王道・アジフライ。釣れたてアジで作れば、冷凍食品とは雲泥の差の味だ!
ちなみに我が家では、五目釣り師はソースをかけて食べる派、子供たちはタルタルソース派。
大型のアジの場合は、尾付きでなく、三枚におろした身で作ろう。

アジバーグ(さんが焼き) ……なめろうが変身! 食べやすいので子どもにも大好評……  

アジバーグ(さんが焼き)

【材料】
アジ、ショウガ、長ネギ、大葉、白ごま、味噌

【作り方】
1. なめろうの要領で、さばいたアジを刻み、野菜やごま、味噌を混ぜてよくたたく
2. 食べやすい大きさに平たく丸め、片面に大葉を貼りつける
3. フライパンに油を敷き、両面を色よくこんがりと焼き上げる

なめろうをまとめて焼いたもので、大葉の香りと味噌の味、アジのうまみがとけあってご飯が進む。
本格的なさんが焼きは、アワビの殻になめろうを詰めて焼く。火であぶっているうちに、
貝のウマミが溶け出し、より味わい深くなるのだとか。

3色唐揚げ ……スパイシーな味付けもアジにはぴったり!……   

アジの3色唐揚げ

【材料】
アジ、塩・こしょう、パプリカ、にんにく、カレー粉、青海苔、片栗粉、好みでレモン

【作り方】
1. アジフライと同様の手順で、アジを開いてさばく。
2. 塩・こしょうをふってしばらく置き、さらに
●パプリカとすりおろしニンニクをまぶしてから片栗粉 
まぶす ●カレー粉と片栗粉をまぶす ●青海苔と片栗粉をまぶす
3. 油で揚げる。ちなみに青海苔ーパプリカーカレー粉の順で揚げると香り移りがしないのだ

衣の準備が簡単な分、フライより手軽な唐揚げ。フツーの味だけだと飽きてくるので、
3色のかわり衣でアレンジしてみた。スパイシーに仕上げるには、「ちょっと多いかも?」というくらい
カレー粉やパプリカを使おう。レモンを搾るとサッパリ感も加わって、美味。

干物 ……日本の朝ご飯といえばコレ! 釣れたて手作りはホントにウマイ!……  

アジの干物

【材料】
アジ、塩

【作り方】
1. アジは背骨に沿って腹開きにする。ワタを除いてよく水洗いする
2. ボウルに海水程度の濃さの塩水を作り、30分ほど漬ける
3. 網などの上で半日ほど干す

おいしい干物を作るには、魚は新鮮なものを使うのが鉄則!
でき上がった干物は冷蔵なら1週間程度、冷凍もできるので、
たくさんアジが釣れたら干物に加工するのは、賢い保存方法なのだ。

南蛮漬け ……できたてもおいしいが、ひと晩おいてしっとりしたのも格別……   

アジの南蛮漬け

【材料】
アジ、塩、片栗粉、玉ネギ、にんじん、赤唐辛子、醤油、酢、みりん、だしの素

【作り方】
1. アジは、エラとワタを三角形に取り除き、塩をふってしばらくおく
2. 玉ネギは薄切り、にんじんは千切り、赤唐辛子は種をとって小口切りにし、醤油、酢、みりん、だしの素を一度煮立てたタレのなかに入れる。
3.アジは片栗粉をつけて揚げ(二度揚げするとベター)、そのままタレにジュッと漬ける。

お酢の効果で日もちがするし骨まで軟らか。
醤油味でなく、塩・こしょう・酢・ハーブなどのタレで作れば「マリネ」になる。
干物同様、数釣りしたときにオススメ!

骨せんべい ……骨もムダなく使って、カルシウム補給を!……   

アジの3色唐揚げ

【材料】
アジの骨、塩

【作り方】
1. アジを刺身などにさばいたときに骨をキープしておく。
2. 塩をふってしばらく置き、水気をふきとってから油で揚げる。最初はやや低温で、だんだん温度を上げて、最後はカラリと揚げる

アジ以外にも、イワシ、ハゼ、シロギスなど小型の魚なら骨せんべいにできる。

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