ジミーな話
BW25に乗り換えて2年目。当初は船の設えに主眼を置いたレストアに終始した。
昨年夏にはnaoさん、S沢さんの協力を得て念願の大島の土も踏むことができた。
今年は仕事の都合でシーズン入りしてからの着手になったが、
ずっと気になっていたエンジンメンテがやっと完了した。
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ジミーな話vol.1
エアフィルター、ベルト、フュエルフィルターの点検、冷却系ジンク、インペラの交換、
ギアのオイル交換、海水ポンプのシールド交換・・・・とやることは多い。
例によって一番の難関は海水ポンプケースのボルト外しであった。
ボルトが何故か鉄製のため頭が蟻塚のように錆で盛り上がり通常の工具ではなめてしまう。
どうしても外れない。毎週いろいろ試してみるが無力だったが、今は宮川の人となったO田船長が
「ツウィスト・ソケット」があることを教えてくれた。早速手に入れ試すと、ありゃ不思議!
あれほど頑固だったボルトが錆と緑青をどさっと落として簡単に回ってしまった!
やっぱり工具だなぁ〜とつくづく感心してしまった。
海水ポンプは約2万円。交換もプロに頼むと更に工賃などで高くついてしまう。
自分でやればシールド2枚とパッキングで1000円ほどで済む。
それに何より自分のエンジンの調子に見当がつく。これがとてもためになる。
以前Gib'Seaの海水ポンプでも苦労したが、その体験は今回大いに役に立った。
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ジミーな話vol.2
前の週、ジンク交換の際に誤って水温センサーの端子を折ってしまった。
なくてもエンジンは回るが、オーバーヒートはやはり怖いので交換することにした。
ジミーな話vol.3
折角能力の高いソーラーパネルを積んでいるので、日中はこいつで扇風機を回すことにした。
どこでも日中ならバッテリーを気にせず扇風機が使え大変便利だ。
それで分かったのだが、この船は+(プラス)スイッチではなく−(マイナス)スイッチであった!
ジミーな話のepilogue
メンテを始めたらもやいは解くな!自分の鉄則だ。
一旦遊びに出てしまうと作業を継続する根気が続かないからだ。
しがないサラリーマンの週末はあっという間に終わってしまう。
また1周間、中途の作業を気にしながら過ごすことになる。
今回のエンジンメンテも毎週問題を残し、失意のうちに帰宅しながら次の週末を待ちわび
たっぷり1ヶ月かかってしまった。しかし、これで少しは安心して遠出できそうだ。