天気晴朗なれど・・・・

高速道路1000円! 大型連休!とマスコミに煽られ、世の中、何か「えーじゃないか」気分だが
突貫工事のような仕事が入り連休前半は暦どおり。しかもその前半、日本列島のど真ん中に
高気圧が胡坐をかき好天が続いている。実際の仕事では老兵の出番はないのだが、
なんとなく「必ず連絡がついて東京にすぐ戻れる範囲で」と気を使いながらの連休突入となった。
折角の5連休。伊東か!大島か!と悩む間もなく高気圧の中心はど真ん中からズレ始め南が吹きだした。
陸上天気予報もトーンが落ちていく始末で、じゃぁ、まぁ、東京湾出ないで・・・。
段々しぼむ計画と気分の中、とりあえず保田に行こっかと言う次第となった。

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「先んずれば・・桟橋を制す!」ではあったが、一晩中南風に押し付けられて大揺れだった。

5月1日、仕事を終えて帰宅。GPS、着替えなど準備できるものはしたが、
食料計画、予備燃料などの準備ができない。
夜半YBMに入る。O田船長は遠出に備えて準備万端の様子。
S飼船長と3人で行き先の相談をし、「とりあえず保田」に。
それ以上どこかを目指すにせよ帰るにせよ「翌日の状況を見て」が結論であった。

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片道半日コースとしては保田、富浦辺りがちょうど良い。

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翌2日午前7時29分出港。観音崎までは微風。機帆走である。
観音崎を過ぎ東京湾フェリー辺りで本船をかわしながら千葉側へ渡る。
GPSを保田入港点に合わせ直行だ。幸い本船の行き来も多くない。
風も上がり始め途中から帆走に切り替え6ノットで快走。
保田に近づくにつれ風は更に上がり右舷後方からの波とうねりに船が大きく揺れる。
12時24分保田港着岸。数年前の浚渫工事で増設された桟橋にもやう。
従来からの桟橋はすでに満杯だ。流石にGW!入船は続々と午後4時過ぎまで続いた。

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私はいつもこのコースだが、岸寄りのコースをとる船の方が早いようである。

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ばんやを覗くが陸路の客でごった返し外まで溢れかえっている。
予想はしていたので船に戻って乾杯してから昼の買出しに向かう。
スーパーセンター・おどやである。店名は創業者の出身地、南房総市小戸から由来しているらしい。
この辺では何処に行ってもお世話になる。衣料雑貨から食料品も豊富でしかも安い!
こんなスーパーが東京にもないものかとうらやましくもある。
人心地つけてからばんやの湯で潮を流し、いつものように休憩所で宴。
今日は日中の混雑の割には売り切れメニュウーは少なくアレコレ楽しめた。

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実際はもっと緑、もっと青で美しい観音崎だった。

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お付き合い下さった左S飼、右O田船長

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満杯のばんやは諦めて船上でカンパ〜イ!

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おどやの食材侮るべからず!

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吹き募る南西の風に夜も度々起こされる始末だった。

夜通し南が吹き渡り船が桟橋に押し付けられて大いに揺れた。
夜半目を覚まし、風速計を見ると11mオーバーである。
風は明けてもおさまらず咆哮し続けている。
ここから更に足を伸ばしても天候も崩れ始めるらしく楽しい船旅は望めそうにない。
残念だが引き返すことにして7時過ぎ出港。
保田湾内はドンジャカ騒ぎだったがその後観音崎まではうそのように快適だ。
概ね202度の風向きだと久里浜〜観音崎間は風裏になるのだろうか?
狐につままれたような気分で観音崎を回ると点瞬西南の強風に見舞われる!
猿島、八景と風は吹き荒れとんだ帰路となった。連続5日間の大型連休後半、
心残りは数々あれど、やはり5月の遠出は難しいと実感した。
S飼、O田船長お疲れ様でした。また近いうちにお付き合いください。

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