思い立って保田

連休以来ぐずついた天気にうんざりしていたが、久しぶりに穏やかな天候に恵まれそうだ。
週末真間近になって好天の確信に突き動かされ、思い立って保田を狙うことにした。
しかし行くと言って行けないと恥ずかしい。人を誘って都合が合わないと行く気がそがれる。
もういい歳なのにこういう稚心をなかなか拭えない。仕方なく黙って行くことにしていると、
あちこちから釣行の誘いや予定の問い合わせが舞い込んできた。保田に行きたいと告げると
一緒に行こうという回答が戻ってきた。普段合わせようとしてなかなか合わない都合も
こんな時は簡単に合ってしまう。やはり久しぶりの好天のお陰だろうと思う。
そんな訳でI崎、O田の両船長が参加することになった。

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霧に咽ぶ観音崎


7時出港。風は東、風力3。絶好のセイリング日和だが、霧が出て少々視界が悪い。
gk艇にはI崎船長が同乗しての船旅。二人だと本当に楽でよい。
O田船長から引っ切り無しに電話が入る。私はいつも浦賀航路寄りのコースをとるが、

今朝は霧なので陸寄りにしたほうがいいというのだ。なるほどである。
国際VHFでもマリンVHFでもよいが、度々の大惨事にもかかわらずこれらの無線使用を
開放しない行政の無為無策のため、船種を問わず連絡を取り合うことができない。
重大事故の危険を放置しているのも同然である。
そんな状況下でもっとも有効なのはアマチュア無線なのだが、O田艇にはそれがない。
電話の呼び出しに気づかないこともままあって申し訳ないことをした。

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曳き釣りを楽しみながら?のO田艇

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うってつけの東風に乗って快調に保田を目指す
photo by O田

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ハンディーGPSと言えど情報量も多く心強い装備だ。

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昼時はアッという間に満杯になる

観音崎付近からはやや追い風となって快調にセイリングを楽しむ。
浦賀航路を過ぎたあたりで千葉側に渡り保田港を目指す。
京浜側とは対照的にのんびりとした海岸風景に癒される。
セイルをたたんでいよいよ漁港に近づいた頃にはだいぶ風も上がり風力4-5、
定置網の目印を見逃してしまい少々浮島寄りに迂回し過ぎたがここは安全第一。

ほぼ正午に無事入港。2年ぶりの保田である。目出度いめでたい!

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青が往路、黄色が帰路
A〜E図

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