忙しい土曜日

連休前半の週末。ラジオは‘大型連休’と連呼しているが、今年のGWは繋がりにくい。
好天を期待したがやはり厚い雲が張り付き肌寒いくらいの週末である。
今日は
船具市場開店の日。夕方I崎船長と落合い、S飼船長と3人で訪ねようという手筈だ。
祝いに
Moet & Chandonをと思い用意してある。さて、それまで船を出そう、天気の下る前に。
7、8mのいい風が吹いている。

08.4.26-27sailing1.jpg
広く明るい店内はまだ荷が充分ではないとのことだが、

とても見やすく物欲をそそる。

海上は昨日来の風でチャッピーな波に溢れている。乗り心地は悪いが良い風である。
S飼艇が快調に滑って前へ出る。やはりほんの少し寒いが着込むほどでもないのが悩ましい。
雲は益々低く垂れ込めて、今にも降りだしそうな気配だが、この風を少しでも長く楽しみたい。
最近気になっているのだが、どうもメインのトップ近くが開きすぎるように思える。
だがセイルの形状によるものか、トリミングの稚拙さによるものなのかわからない。
それでも平均6ノット近く。ブローで7ノットなのでそのまま行く。
湾内なのでうねりはない代わりに波が煩い。時々やや大きな波に叩かれ行き足がそがれる。

08.4.26-27sailing2.jpg
video
S飼艇。ヤマハMY Ladyは軽くて速い。

08.4.26-27sailing3.jpg
video
我が艇。BWは元々重い。S飼船長に
あまりヒールしていなかったと言われた。

夕方I崎船長も合流し、‘船具市場’に顔を出す。店主景山さんとは久しぶりである。
船も売却し、開店に向けて走り出して以来だ。元気そうで安心した。
船に戻って宴の用意ができたころGib'SeaのニッシンW船長も顔を出し賑やかに始まる。
雨も降り出し冷え冷えした夜には柚子コショウで食べる水炊きがちょうど良い。
ニッシンW船長がちょっと変わったウニを差し入れてくれた。これが絶品!
バフンウニだが食性の違いか身にゴマ状の点がある。
とろりとした甘みは普通のバフンウニ以上でなんとも言いようがない。
それなのにゴマ状の黒い点があるだけで市場には出せないと言う。もったいない話だ。
だがお陰様で我々の口に入る。ありがたいことではある。
わさび醤油で楽しんだ後、贅沢にも味噌と和えてエシャロットにつけて食べる。

会話が止むほどの旨さである。ウニとくればやはり日本酒だ。
普段あまり嗜まない者もウニ>舌鼓>日本酒>う〜んの一声となる。
最近は手軽に入手できる手ごろな酒ということで月桂冠・すべて米の酒を愛飲しているが、
大手ならではの良さを活かしたコシヒカリの酒である。
辛口でも甘口(アマクチ)でもない甘口(ウマクチ)とは十四代の蔵元の言だが、
凛とした香り、喉越しの後の爽やかな後味はなかなか好ましい。
日本人に生まれてよかった!

08.4.26-27sailing4.jpg
味抜群の「ごまウニ」。味噌と和えてもOKだ。

今年は暦どおりのGW。前半は普通の週末であり、後半は4日間という微妙な日数の連休。
母の命日、仕事、ポンツーンの変更と飛びとびに日程が詰まって身動きとれない。
まぁ、のんびり過ごすのもいいかも知れないと自分に言聞かせ、後は場当たりリアリティーである。
みなさん、良いゴールデンウィークを!

icon2097.gif