E 

アーガマ (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CB/戦闘巡航艦,全長450m,搭載定数:36,搭載過載:56)

〔 建造 〕地球連邦軍/アナハイムエレクトロニクス
〔NOTE〕
 第二次地球圏大戦直前に就役した第二世代空間航行艦。建造はAE社アンマン造船所で一括して行われた。
 艦隊巡航艦と云うよりは、独航偵察巡航艦として建造された節があり、(一般的に長期作戦能力に優れる巡航艦の中でも)特に長期作戦行動能力に優れる。かといってWWII前の英国条約型巡洋艦のように脆いわけではなく、多胴型であるが故の高い構造強度(≒船体に余裕がある)が功を奏して、損害抑制能力も高かった。
 また、肝心の機動兵器搭載能力も下手な戦艦以上にあり、実に使いでのある艦だった。
 一番艦【アーガマ】は周知の通り、連邦軍外郭軍事組織【ロンド・ベル】にて運用され、大活躍した。
   
〔 兵装 〕
 <竣工時>
 MSカタパルト二基(前方二基)
 単装主砲四基
 メガ粒子砲二基
 ミサイル発射管六門

 <【アーガマ】第二次改装後>
 MSカタパルト二基(前方二基)
 単装主砲一基(上面甲板前部)
 連装主砲三基(上面甲板後部・下面甲板両舷)
 ハイメガ粒子砲一基(左舷メガ粒子砲台座へ装備。右舷はメガコンデンサー)
 ミサイル発射管六門
  
〔 同型艦 〕三隻
 アーク・ロイヤル
〔作者メモ〕
 原作より大型艦として扱っています。

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アーガマ改/ペガサス III (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CA/重巡航艦,全長360m,搭載定数:18,搭載過載:27)

〔 建造 〕地球連邦軍
〔NOTE〕
 地球連邦軍が第二次地球圏大戦時に建造した機動巡航艦。
 【アーガマ】級をタイプシップとして建造されたが、場合によっては単独で敵艦隊と交戦することも想定されていた原級ほど極端な任務は想定していない。そのため本級は、船体長で二割、質量で四割ほど艦型縮小して建造された。
 搭載能力が原型に比べ小さい以外は、これといって欠点もなく、運用実績は極めて良好だった。主に艦隊前衛・威力偵察等で活躍し、連邦艦隊の勝利へ貢献した。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト二基(前方二基)
 単装主砲四基
 メガ粒子砲二基
 ミサイル発射管六門
 
〔 同型艦 〕六隻
 
〔作者メモ〕

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アイリッシュ (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CC/巡航戦艦,全長460m,搭載定数:28,搭載過載:42)

【アイリッシュ】級機動巡航戦艦
〔 建造 〕地球連邦軍/アナハイムエレクトロニクス
 【アーガマ】級と同時期に設計・建造された大型艦艇。
 【アーガマ】級とは対照的に、あくまで艦隊構成の一員として、機動打撃戦・艦隊戦における小艦隊指揮艦として運用されるべく建造された。
 縦横比の高い細長い艦であるが、これは少しでもカタパルト長を長くとって、搭載機の作戦行動能力を延伸しようとしたためである。また、後部カタパルトを初めて装備した艦で、遭遇戦に役立った。この運用実績を受けて、【ラー】級機動戦艦もこの構成を踏襲した。
 加速可能時間が大きいことから、行動範囲が広いため、しばしば同型艦で臨時任務隊を組み、戦線の火消し役として活躍した。
 
〔NOTE〕
〔 兵装 〕
 MSカタパルト三基(前方二基・後方一基)
 連装主砲 二基  単装主砲 五基
 ミサイル発射管 一二門
 
〔 同型艦 〕三九隻(八話以前に、三隻戦没)
 【アイリッシュ】【ラーディッシュ】【マルガンシュ】
〔作者メモ〕

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アレキサンドリア (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CB/戦闘巡航艦,全長410m,搭載定数:36,搭載過載:48)

〔 建造 〕地球連邦軍
〔NOTE〕
 【ハリオ】級を原型として、スケールアップした大型巡航艦。
 基となった【ハリオ】級より更に抗湛性が増しており、異常に打たれ勁い艦である。
 就役した艦は二番艦【デ・モイン】を除いて、【ティターンズ】へ配備されていた。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト四基(前方四基)
 連装主砲二基 連装副砲二基 単装副砲二基
 ミサイル発射管 一二門
 
〔 同型艦 〕四隻
 【アレキサンドリア】【デ・モイン】【アル・ザリ】
〔作者メモ〕

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サラミス・フライト IIIA (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CL/軽巡航艦,全長260m,搭載定数:4,搭載過載:6)

〔 建造 〕地球連邦軍
〔NOTE〕
 初期空間航行艦艇の傑作【サラミス】級の最終型。
 機関出力を大幅に向上させ、走攻守全ての能力を大幅に向上させた重砲雷撃戦用途の巡航艦。艦長次第では【マゼラン】級戦艦すら圧倒できると言われたが、予算執行の関係から軽巡区分のままである。
 本級は【バーミンガム】級戦艦と戦隊を組んで敵艦隊を喰い千切る、斬り込み役としての運用を想定しており、就役当初はオリジナルタイプ(フライト III)ではMS運用能力を持たされていなかった(これは砲雷撃戦において、MS関連装備がデッドウェイトになると考えられていたことによる)。だが、第三次地球圏大戦時にはこのような艦の使い道が無くなっていた事から、フライト III全艦が一個小隊程度のMS運用能力を付与したフライト IIIAに改装された。砲雷撃戦用の強力な火力と行動能力の高さは、遭遇戦が予想される空域での作戦行動に重宝された。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト一基
 連装主砲三基
 単装副砲七基
 ミサイル発射管八門
 
〔 同型艦 〕五〇隻
 
〔作者メモ〕

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サラミス・フライトIIC (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CL/軽巡航艦,全長220m,搭載定数:9,搭載過載:12)

〔 建造 〕地球連邦軍
〔NOTE〕
 俗に言われる【サラミス改】級の最も一般的な型。フライトIIタイプの前部上甲板兵装を撤去し、設置されたMSデッキが識別上の特徴。
 オリジナルのサラミス級自体、大戦勃発前に各国が共同して取り組んだ空間艦艇設計プロジェクトによって生み出された本格的航宙巡航艦で、それなりの数が建造された。各国はこの基本船体へ各国仕様の艤装を施し、運用した。これらを一括してフライトIタイプと呼ぶ(残念ながらフライトIの殆どは、第一次地球圏大戦時に戦没)。
 本級の更なる転機は第一次地球圏大戦の勃発だった。本級を含む大戦初頭時の航宙艦艇大量損失は、あれほどいがみ合っていた各国に協調路線を強要し、地球連邦成立の主因の一つとまで言われるほどだった。
 当時の戦争指導部は、その空いた大きすぎる穴を埋めるため、艦艇の大量建造を計画。その計画での巡航艦クラスとして、本級が選定され、空前の大量建造が行われた。この時に改設計されたタイプをフライトIIと呼ぶ。
 
 この大量建造の主たる要因は、構造の比較的単純な単胴艦である事と、共同プロジェクト上の多様な仕様に対応するための柔軟性を持つ基本設計が、評価されたためである。全くの新規新型艦艇の設計・建造も考慮されなかったわけではないが、設計・建造から不具合の改善、戦力化までの時間を惜しまれたために無理を承知で本級の建造に邁進した。しかし、実際に多少の設計改修を加えた初期追加艦を運用してみると、予想以上に“使える”ことが判明したため、追加が追加を呼び、気が付いてみれば建造累計が一六〇〇隻を超えるまでになっていた。
 
 上記のような経過もあり第三次地球圏大戦時においても、隻数の上では他のクラスを圧倒して、依然として連邦軍主力で有り続けている。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト一基
 連装主砲二基
 単装副砲五基
 ミサイル発射管八門
 
〔 同型艦 〕一六三三隻(全派生タイプを含む。内、戦没は四八六隻。現存艦も六〇〇隻は保管艦状態)
 
〔作者メモ〕

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ネェル・アーガマ (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CC/巡航戦艦,全長490m,搭載定数:24,搭載過載:48)

〔 建造 〕アナハイムエレクトロニクス社アンマン造船所
〔NOTE〕
 地球連邦軍が第二次地球圏大戦時に就役させた第二世代と第三世代の中間に位置する実験的大型巡航艦。
 ただ、質量あたりの搭載能力は低く、設計的に失敗作と見られていた。これは大型軸線砲搭載と多数のMSカタパルト搭載で、船体重量が大きく増したことが大きい。そのため、費用対効果が極めて低く、同型艦は建造されなかった。この反省は次期の建造計画(L.A.R.計画)へ大きな影響を与えた
 とはいえ、その使用実績は良好で、特に発進能力の大きさは遭遇戦時に大きな威力を発揮した。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト 六基(前方五基・後方一基)
 大型軸線砲 一基
 連装主砲 二基 単装主砲 二基
 メガ粒子砲 二基
 ミサイル発射管 一二門
 
〔 同型艦 〕無し
 
〔作者メモ〕

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バーミンガム (所属:EF/地球連邦軍,クラス:BB/戦艦,全長480m,搭載定数:10,搭載過載:12)

〔 建造 〕連邦軍
〔NOTE〕
 地球連邦軍が建造した大型戦艦。
 竣工したのは、第二次地球圏大戦直前。この時期の地球連邦軍の混乱を示すような戦艦で、就役当初はMS運用能力を全く有していなかった。反面、艦隊打撃戦能力は絶大で、大型艦体に据え付けられた多数の砲塔から放たれる火力は強大の一言であった。が、既にその様な種の艦が活躍できるような場は消滅しており、一番艦【バーミンガム】以外はキャンセルされた。
 但し、建造途上にあった二隻は解体予算不足によりサイド7へ係留されたままである。
 
 竣工当時の見た目は単胴艦であったが、基本設計そのものは連邦多胴型と呼ばれる主船体の周りに各ブロックが配置される方式であり、竜骨(キール)もその様になっている。これは将来に於ける発展性を確保する目的だった。実際にこれは第一次大改装に利用され、MSデッキをブロック付与と云う形で実現させている。
 これにより、第三次地球圏大戦勃発時、大改装が終了した本艦は、限定的なMS運用能力を有していた。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト四基(前方二基・後方二基)
 連装主砲 一二基
 ミサイル発射管 一六門
 
〔 同型艦 〕無し。但し、建造途中でキャンセルされた二隻がサイド7【グリプス】へ係留されている。
 
〔作者メモ〕
 

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ハリオ (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CA/重巡航艦,全長380m,搭載定数:24,搭載過載:36)

〔 建造 〕地球連邦軍
〔NOTE〕
 地球連邦軍が建造した第二世代艦艇の傑作【アレキサンドリア】級の原型となった大型巡航艦。
 多胴型艦体を持つムサイ級を参考にして設計され、中央船体を囲むようにMSデッキを含むMSデッキブロック・推進器ブロック艦橋付き居住ブロックが配置されている。
 搭載能力が大きい上に損害抑制能力が優れた艦で、それなりに高価な艦であるにも関わらず、同型艦が多い。
 
〔 兵装 〕
 連装主砲四基 連装副砲二基 単装副砲二基
 MSカタパルト四基(前方四基)
 ミサイル発射管 八門
 
〔 同型艦 〕一四隻(八話以前に、二隻戦没)
 
〔作者メモ〕

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ラー (所属:EF/地球連邦軍,クラス:CL/軽巡航艦,全長280m,搭載定数:12,搭載過載:24)

〔 建造 〕地球連邦軍
〔NOTE〕
 地球連邦軍がL.A.R.計画に基づいて急速に整備を進めている艦艇群の、ワークホースとして建造された軽巡航艦。
 それまで連邦軍は、小競り合いならともかく、本格的大規模戦闘では在籍戦闘艦艇数の七割近くを占める【サラミス】級を主力として用いるしかなかった。が、このような機動兵器運用艦艇としては問題のある、旧式改造艦を主力とするような異常な状態を、いつまでも継続するわけにもいかず、早急に【サラミス】級に代わる時代に則した代替艦が必要だと認識されていた。そのため、連邦は第一次地球圏大戦後から、数々の艦艇を設計・建造し、あるべき艦艇の姿を模索していくことになる。
 
 本級はその経験の集大成として、第二次地球圏大戦終結直前より就役を始めた新鋭艦である。あらゆる面で本級は、次世代の普及型巡航艦として文句の付けようのない存在であり、その就役は連邦軍航宙艦隊将兵全てが熱望するところであった。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト一基
 連装主砲 二基
 ミサイル発射管 四門
 AMMランチャー 一基
 
〔 同型艦 〕四七隻(八話開始時)
 
〔作者メモ〕

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ラー (所属:EF/地球連邦軍,クラス:BB/戦艦,全長550m,搭載定数:36,搭載過載:54)

〔 建造 〕地球連邦軍
〔NOTE〕
 地球連邦軍がL.A.R.計画に基づいて、急速に整備を進めている新型艦艇群の指揮艦として建造された大型戦艦。この計画に基づいて建造された艦艇は全て大気圏往還能力を持っている。
 船体構成は、それまでの連邦型多胴艦と単胴艦の中庸で、量産性と将来余裕を両立させている。
 排水量の割に、主砲が五基一〇門と少ない印象すら受けるが、これは発射速度と出力が向上しているためで、実際の単位時間あたりエネルギー投射量は既存のどの艦より高い。
 第三次地球圏大戦勃発時ネームシップ【ラー・カイラム】を含めて、同型艦八隻が就役していた。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト三基(前方二基・後方一基)
 連装主砲 五基(四基の艦もあり)
 AMMランチャー二基
 ミサイル発射管 八門
 
〔 同型艦 〕八隻(八話開始時)
 【ラー・カイラム】【ラー・レゾルソ】
〔作者メモ〕

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ロンバルディア (所属:EF/地球連邦軍,クラス:LXA/強襲母艦,全長320m,搭載定数:24,搭載過載:36)

〔 建造 〕地球連邦軍
〔NOTE〕
 【ハリオ】【アレキサンドリア】両クラスで蓄積された設計技術で、【ペガサス】級を再設計した機動母艦(但し大気圏往還能力は持っていない)。
 【ペガサス】級・【ハリオ】級の打たれ勁さを十二分に引き継いでいる。
 反面、メガ粒子砲と対空砲の他に武装を持たない火力の低い艦であるが、機動兵器搭載能力の大きさがソレを補って余りあった。
 比較的建造しやすい艦であったため、第二次地球圏大戦時に多数建造された。
 
〔 兵装 〕
 MSカタパルト二基
 メガ粒子砲二基
 
〔 同型艦 〕四二隻(八話以前に、三隻戦没)
 
〔作者メモ〕

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 P 

クォート (所属:PEGCCT/ポセイダル王朝軍,クラス:特設戦闘艦,全長133m,搭載定数:5,搭載過載:−)

〔 建造 〕ペンタゴナ星系ポセイダル王朝
〔NOTE〕
 第二次聖戦争以後、統治領域の拡大と予算不足に悩むポセイダル王朝軍が、商船規格にて建造した補助戦闘艦艇。
 実際は【ディップス】同様の手法で、民間で使用されている小型高速輸送船へ若干の武装を施して採用しただけのシロモノで、旧世紀第一次世界大戦で運用された仮装巡航艦に近いモノがある。建造及び運用コストが廉い以外取り柄はない。
 【ディップス】級以上に、構造は脆弱。
 
〔 兵装 〕
 小出力レーザーランチャー数門
 
〔 同型艦 〕一八〇隻( PEGCCT 協力軍派遣部隊参加数)
 
〔作者メモ〕
 

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サージェ・オーパス (所属:PEGCCT/ポセイダル王朝軍,クラス:戦闘艦,全長560m,搭載定数:30,搭載過載:−)

〔 建造 〕ペンタゴナ星系ポセイダル王朝
〔NOTE〕
 第三次地球圏大戦勃発時のポセイダル王朝軍 PEGCCT 協力軍派遣部隊艦艇中最大の戦闘艦。
 ハリネズミのようにレーザーランチャーを装備した艦で非常に火力が強い。だが、殆ど指揮官の権威付けするためだけに存在していると云っても良いフネで、過去直接戦闘に参加する事は殆ど無かった。
 ポセイダル王朝軍 PEGCCT 協力軍派遣部隊指揮官ギワザ・ロワウも、このクラスの一艦【ラマッサー】を旗艦として占有している。
 
 当然ながら、大気圏往還能力を保有。
 
〔 兵装 〕
 大小レーザーランチャー 一〇〇門
 
〔 同型艦 〕三隻( PEGCCT 協力軍派遣部隊参加数)
 
〔作者メモ〕

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スラッシュ (所属:PEGCCT/ポセイダル王朝軍,クラス:戦闘艦,全長260m,搭載定数:6,搭載過載:−)

【スラッシュ】級高速戦闘艦
 全長:二六〇m
 搭載HM: 六(定数)
〔 建造 〕ペンタゴナ星系ポセイダル王朝
〔NOTE〕
 事実上のポセイダル王朝軍空間艦艇戦力主力。
 ポセイダル王朝軍内部では、小回りが利いて船足の速い機動兵器運送艦程度にしか考えられていない。その身内の扱いに反して、戦闘艦艇としてはかなりの性能を持っており、高速発揮時の大型連装レーザーターレットによる一撃は、しばしば地球連邦軍を悩ませた。
 また、ポセイダル王朝軍艦艇全般に言えることだが、特に本級は機動兵器搭載能力が(質量に対する機動兵器搭載量比で)小さい。これは、彼らが作戦行動開始時の艦艇でも搭載定数割れが常態化しているのに、あえて搭載機数を増やす努力をする必要を認めていないためである。数が必要なときは、投入艦艇数を増やせばよい程度にしか考えていない。
 大気圏往還能力を持っているが、老朽艦が多いため艤装や船殻が痛む事を嫌い、大気圏への不用意な突入/脱出は非常時でもない限り行われない。
 
〔 兵装 〕
 連装レーザーターレット 一基
 小出力レーザーランチャー 十数門
 
〔 同型艦 〕四八〇隻( PEGCCT 協力軍派遣部隊参加数)
 
〔作者メモ〕
 

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ゼラニオ (所属:PEGCCT/【ゲスト】,クラス:強襲戦闘舟艇,全長722m,搭載定数:100,搭載過載:140)

〔 建造 〕ゲスト
〔NOTE〕
 地球文化矯正プログラム執行団(PEGCCT)が使用する超大型戦闘艦艇。特にプログラム実施の上での強制執行のためだけに設計・建造された。
 主機関として縮退炉を使用し、全長が七〇〇mを超えるが、本級は恒星間航行能力を持っていないため、【ゲスト】の船舶区分では舟艇(ボート)として区分されている。
 高い技術を持つ【ゲスト】らしく、とんでも無い性能を持っており、弱点らしい弱点が見あたない。敢えて指摘するなら防空火力が弱いことぐらいである。それも一〇〇機を超える機動兵器を抱えていては、大概の局面でさしたる問題となりえる筈もなかった。
 この事実は、戦力運用能力が高いとは言えない【ゲスト】地球文化矯正プログラム執行団(PEGCCT)の粗を補って、余りあった。
 
〔 兵装 〕
 重力子砲 ??門
 光子砲 ??門
 ミサイル発射管 ??門
 
〔 同型艦 〕七二隻( PEGCCT 協力軍派遣部隊参加数。うち四五隻は臨時炉に転用して損耗、二四隻が艤装中)
 
〔作者メモ〕

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ディップス (所属:PEGCCT/ポセイダル王朝軍,クラス:特設戦闘艦,全長260m,搭載定数:20,搭載過載:−)

〔 建造 〕ペンタゴナ星系ポセイダル王朝
〔NOTE〕
 第二次聖戦争以後、統治領域の拡大と予算不足に悩むポセイダル王朝軍が、商船規格にて建造した補助戦闘艦艇。
 実際は民間で使用されている中型高速輸送船へ若干の武装を施して採用しただけのシロモノで、旧世紀第一次世界大戦で運用された仮装巡航艦に近いモノがある。建造及び運用コストが廉い以外取り柄はない。
 とはいえ、商船故にフネとしての能力は高く、すべからく如何なるフネも単なるHMトランスポーターとしか認識していないポセイダル王朝軍では、非常に重宝された。
 が、構造は脆弱で、対ゲリラ作戦が殆ど占めるペンタゴナ星団では兎も角、脅威度が比べモノにならないほど高い地球圏――特に両軌道包囲戦(ダブルポケット)以前は、後方活動のみに従事していた。
 【ノヴァ】級と呼ばれる構造強化型がある。
 
〔 兵装 〕
 小出力レーザーランチャー 十数門
 
〔 同型艦 〕一二〇隻( PEGCCT 協力軍派遣部隊参加数)
 
〔作者メモ〕
 

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レイ (所属:PEGCCT/ポセイダル王朝軍,クラス:惑星爆撃艦,全長380m,搭載定数:14,搭載過載:−)

〔 建造 〕ペンタゴナ星系ポセイダル王朝
〔NOTE〕
 第二次聖戦争で活躍した大型戦闘艦。
 元々、敵惑星上の拠点や集結した軍集団へ軌道爆撃を行うために開発された戦闘艦で、船体下部にそのための兵装コンテナを装備する。もっとも、その表看板も地球圏へ派遣されるまでは死蔵されていた状態であった(ペンタゴナで爆撃をかけるべき場所は全て自領土である。自分の財産を噴き飛ばしたい人間はそう多くない)。勿論、大型艦であるから見栄えがすることから、かなりの艦が座乗する指揮官の権威付けのためだけに使用されているフネも少なくなかった。
 一方、真っ当な任務へ投入されていた艦は、高抗湛性や良居住性を活かして、脅威度の高い任務や長期活動任務に投入されていた。
 当然ながら、大気圏往還能力を保有。
 
〔 兵装 〕
 大小レーザーランチャー 八〇門
 大型兵装コンテナ 一基
 
〔 同型艦 〕七二隻( PEGCCT 協力軍派遣部隊参加数)
 
〔作者メモ〕

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Wordsworth - Version2.6.0 (C)1999-2002 濱地 弘樹(HAMACHI Hiroki)