ツーリング体験記:
喜怒哀楽の東北・北海道一人旅編

登別温泉。白濁したお湯は最高でした!!

「バイク通信」
これはバイクが大好きな友人、福田くんとバイクの情報等に関して普段からやり取りしている携帯メールのタイトルである。
今回は東北・北海道へのバイクツーリングを振り返るべく総集編としてまとめてみました。
私の喜怒哀楽の旅の軌跡・・・参考までにどうぞ♪


10月2日(火)夜
明日またどこかツーリングに行こうかと検討中♪フクダ君が連休ひまなら土日にします♪

※補足・・・この頃の私は会社を辞め、10年住んだ東京から地元の栃木にもどり、誰も遊んでくれない平日は暇なので毎日のようにバイクにまたがってました。今考えれば、免許取立てで、しかもバイクを買ってわずか二ヶ月でよく一人で北海道まで行ったよなあ。。実際宇都宮で国道4号に乗るのも迷ったしなあ。。。^^;

10月3日(水)朝
北へ行きます。

10月3日(水)夕方
・・・まもなく仙台(^.^)

※補足・・・初日は東北健康センター(仙台市)にて宿泊。

10月4日(木)朝
松島や・・・ああ松島や松島や・・・確かにいい景色だ。バイクに乗りながら思わず絶叫!!

10月4日(木)夕方
盛岡に着きました(*_*)今日はへとへとなので後何時間乗れるかわかんないや(*_*)

10月4日(木)夕方
体力的に厳しいのと寒くなってきたので、青森に今日のうちに着きませんでした(>_<)明日は八戸からフェリーで北海道に渡る予定!!

10月4日(木)夕方
小樽に住む友人のところへいってくるだ=☆。雨あんまり降らないといいなあ♪

※補足・・・この日は西根温泉ゲンデルランド(岩手県岩手郡西根町)にて宿泊。この時点で現金4万数千円所持。最初は南東北までの軽いツーリングのはずだった。(何故なら、ツーリング雑誌「ツーリングGO!GO!」の0円マップの特集が南東北だったから・・・。)ここから帰る体力と気力と予算を考慮し、一旦北海道まで行き、フェリーに乗って茨城県大洗のルートで帰ることを決意。これ以降の宿泊等の経費についてはクレジットカードで支払おう!・・・と思ったのが運の尽き。。翌日ホテルの支払いをしようとクレジットカードを渡すと「お客様、期限が切れております。。。」
だって。。。(T_T)家を出るとき期限切れの方のクレジットカードを誤って持ってきてしまった。銀行のカードはなくさないようにわざと置いて来た・・・。しかも散々飲んで食ったあとに気がついた。。。たしか、現金で宿泊費と飲食代合わせて約10,000円払った記憶がある。残金はこれで3万くらい。。。私ってお馬鹿チャン(T_T)

10月5日(金)朝
”高速道路の禁”を破り青森の終点まであと約百キロ。もう止んだけど雨と酷寒の中走ってきた。生きて帰ったらまた遊んでね(*_*)

※補足・・・高速道路はあんまり好きじゃないので敢えて一般道を走ってきた。ちなみに私の根性と250ccのバイクで一日に走れる距離は一般道路で300KM。

※補足・・・当初予定していた八戸へは行かず、青森市へ。ここから函館へフェリーに乗船。約4時間の船旅。

10月5日(金)昼
緊急事態です(*_*)ただ今現金の所持金額二万五千円。クレジットカードはあるのですが家を出る際、期限切れの方を持参したので使用不可。無職の私は消費者金融での与信はない。いまフェリーで渡航中。とにかく寝るzzz

※補足・・・福田氏より入電。北海道の銀行で口座をつくり、そこへ家族から送金してもらえば大丈夫じゃないか?とのこと。この時点ではフェリーに乗っており、函館につくのは夕方になるため、当日中に銀行へはいけない。

10月5日(金)昼
ナイスアイデア!!と思ったが明日金融機関は基本的に休みだ(;_;)職業詐称でらららむじんくんかな・・・性格的に消費者金融は大嫌いなんだけれど背に腹は帰られない(+_+)

10月5日(金)昼
空腹に耐え切れずカップラーメン。200円なり。

10月5日(金)夜
金の工面が困難なため明日室蘭から大洗へ向かいます。ここから友人の住む小樽は約300KM。一日かかる分金も減るので諦めます。色々と大変でしたが一生忘れられない思い出になると思います。応援ありがとうございました。


小樽運河。友人の仕事が終わるまで、一人で小樽観光してました。夜はこの近くの店でで再会を祝し、ビールで乾杯♪
※補足・・・励明薬湯函館健康センター(函館市)にて宿泊。長井君に状況を説明し、小樽行きを断念する旨を伝える。すると長井君から”お金なら貸せるから大丈夫だよ。”とのありがたい言葉。しかしながら、6年ぶりに会う友人にお金を借りるのはいかがなものか?と葛藤。なかなか寝付けない夜。。

※補足・・・この日の晩に食べたのは、ローソンで買った”丸ごとソーセージ”というパンだけ。。。はるばる北海道まで来て、この食事は情けないが、金がないから仕方がない。。。、函館はイカが有名であるのにもかかわず、何一つ食えない(泣)イカは俺の大好物なのに〜。居酒屋行くとイカ料理しか頼まないのは周りでは有名。。イギリスの古い諺に「涙とともにパンを食べた者でなければ人生の味は理解らない」・・・というのがあるが、まさにその通りである。

※補足・・・翌日。国道5号線。分かれ道の長万部にて最終決断。小樽に行くか?室蘭へ向かいフェリーに乗るか?・・・やっぱり長井君の顔が見たい。長井君に電話した後、5号線で小樽へ向かう。

10月6日(土)昼
福田君、北海道の道はどこまでも続いているんだよ。。☆

※補足・・・小樽到着。長井君と6年ぶりの再会!

「親に飯代出して貰ったから食べに行こうよ(おごるから)。俺も30も越して、まだ一回も行ったことないんだけれど、観光客が良く行く有名な店があるんだ。そこに行こう(^。^)」・・・そんな感じで連れて行って貰った某有名店(名前は忘れた。彼の家業の生花店からすぐそば。)店内のメニュー表は、金があったら間違いなく頼むであろうウニだのイクラだのの文字が並ぶ。金も借り、家にまで泊めて貰う事になってるのに、ウニ、イクラなどの金額の高いものをご馳走になるなんてはなはだ気が引ける。。。そんな様子を見かねてか、「俺は親子丼にするけど、一緒でいい?」と長井君。親子丼くらいなら比較的安いだろう、そう思ったので、同じものを頼む・・・待つことしばし。。。黄色い卵に三つ葉が乗っているものがくるはずなのに、なぜか丼には赤いものが乗っている・・・あれ・・・!?「ははは。(^。^)北海道で親子丼といえばイクラと鮭の親子丼だよ(笑)親子丼て言えば、同じもの頼むと思ったし☆多分かめちゃんのことだから遠慮するだろうと思って(笑)親子丼・・・いい土産話ができたっしょ!?(笑)」・・・6年ぶりの再会であるにもかかわらず俺の性格を見抜く彼の器量の大きさと、丼の上に「これでもか!」っていうくらい乗っているイクラと鮭の”親子”にしばし呆然。長井君、ご馳走様m(__)m・・・おごってもらってるのに申し訳ないが、俺のほうがおいしい親子丼だったはずだよ・・・俺のほうは鮭とイクラのほかにも”感動”も乗っていたから。。。今だから正直言うけど、涙が出るのをこらえたよ。

10月6日(土)昼
福田君、小樽には運河があるんだよ。。☆

※補足・・・長井君宅(小樽市)に2泊お世話になる。おいしいものを沢山ご馳走になる。そして久しぶりの友人と飲む美味い酒!!!市内観光に連れていってもらいそこでもいろいろご馳走になる。至福の二日間!!

10月8日(月)昼
小樽を後にし登別に到着!!紅葉が綺麗。さて旅の疲れを温泉で癒そう♪(^.^)

10月8日(月)昼
立ちゴケしてクラッチレバーがひん曲がった!!(>_<)乗れないことはないけれどヒヤヒヤしたよ。折れなくてよかった。

10月8日(月)夜
乗船。アディオス北海道!!・・・ああ、大洗は着いたら台風直撃!?

10月8日(月)夜
人間には二種類の人種がある。それは”バイクに乗る奴”とそうでないやつだ。・・・そしてバイク乗りには二種類の人種がある。それは”北海道を走った奴”とそうでない奴だ!!・・・いつかいっしょに走ろうね。(^.^)

※補足・・・福田氏から上記メールに対しての返信メール。「いま決めた!!行くぞ北海道!今決めた!なんとなくだけど家族も大事にして自分も大事にしてバイクも乗って北海道に行く!絶対にいく!」

※補足・・・東日本フェリー(室蘭〜大洗)船中泊。約20時間の船旅。

10月9日(火)夜
やっと下船だ!久しぶりに感じる関東の風!!

※補足・・・友人宅(茨城県大洗町)にて宿泊。泊まらずに帰れば翌日大雨に降られなくて済んだのに・・・。

10月10日(水)夕方
・・・大雨に洗われながら50号を走ってきた。ただいま!!ここが私の育った街♪

※補足・・・そうそう、着替えは荷物になるから持っていかなかったし、金も無くて買えなかったから、一週間以上同じパンツを穿き続けていたことを告白します。。。^^;;

以上・・・東北・北海道”バイク通信総集編”でした♪



小樽市内の観光客相手の鮮魚店。うまそうな海産物が並ぶ。

次回予告!
「SPEED FREAKS決起集会 その男野生児につき」(仮題)か、「伊豆半島走破!!のほほん一人野宿旅♪」(仮題)をお楽しみに♪