端末個別管理方式(ファクシミリ誤送信防止対策)
パスワード通信方式
送信時に相手のファクシミリとパスワードの交換を行い、パスワードが一致したときにのみ送信を許可します。
・事前にパスワードに関する取り決めを行っておく必要がある。
・パスワードの方式が複数あり、端末の製造メーカが違うと通信できないことが多い。
・Fコード通信のパスワードであれば、メーカが異なった機器相手でも通信は可能。
・同じパスワードの端末間では、誤送信が発生する。
・端末の機能として実装されている場合のほか、アダプタによる方式もあります。
宛先再入力方式
送信先のファクシミリ番号・短縮ダイアル番号等を2回入力することにより誤入力による誤送信を防止します。
・実装されている機種は少ない。
アダプタによる方式も可能です。
宛先再確認方式
送信先を通信開始前に再度表示し、確認行為を行った後に送信を開始します。
・ワンタッチ方式で採用されていることが多い。
・操作に慣れてくると相手先を確認せずに確認操作をしてしまう可能性がある。
送信先制限方式
送信する相手先を予め登録しておき、登録されている相手先以外には送信できない方式。
・相手先の事前登録が必要。
・登録されている相手先には誤送信の可能性がある。
・相手先が特定されている場合に利用されるこぢ多い。
・登録相手先以外には特番を付加する事等により送信できる方法を採用することがある。
・専用アダプタにより相手先を制限する事も可能。 
インターネット方式
インターネットで送信する方式です。
・インターネット対応ファクシミリのみで対応可能です。
・ネットワーク管理者による通信管理が可能です。
・ネットワーク管理外のファクシミリへの管理方法を検討する必要があります。
0発信未入力検出方式
0発信時に0が無いと通信を制限する方式。
・ファクシミリを内線化したときに、市外の外線発信時に0を付け忘れると市内通話に相手先に接続することを防止。
・簡易方式として暫定的に採用されることがある。
・導入コストが安価で導入しやすい。
発信番号表示方式
送信先のファクシミリ番号を表示機に表示し、確認する方式。
・大型の表示機に表示することによって複数の者が確認行為をできる。
キー方式
回線に物理的に鍵をかける方式。
・鍵を使っているときのみ送信を可能とする。
・第三者が勝手に使用しないことが主目的。
・派遣社員やアルバイトの使用を制限するために利用するケースがある。