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「カリタスの家」問題特集(上) 情報の提供のお願い 私は障害者の一人として、「カリタスの家」問題に、深い悲しみと大きな怒りをもって、 「カリタスの家」の、滑石七五三夫理事長、及び原田秀樹施設長と県に対し 抗議書し、改善を求めると同時に、施設の保全と施設側からの利用者の退所の禁止を求めます。 カリタスには他の施設が引き受けなかった、重度の自閉症児等がおります。 他にこの様な重度の障害者を受け入れる県内の施設がないのです。 県側が、直ちに、そして当分の間、責任者を施設の経営から外し、 施設の運営を根本的に改善することを求めます。 ※「カリタスの家」と県への抗議書・要望書は只今作成中です。 県の発表を待ち、事実を確認した後で、掲載し、署名活動等を行いたいと思いますが、 それまでにも、情報の収集を行いたいと思います。 どうか、皆さんからの様々な情報の提供をお願いします。
平成16年11月27日 (共同通信) - 11月27日18時9分更新 福岡の障害者施設で虐待 法務局が立ち入り調査
福岡県頴田町の社会福祉法人「かいたっくす」(滑石七五三夫理事長)が運営する知的障害者更生施設「カリタスの
家」で、職員が殺菌や消臭に使う木酢液を入所者にかけるなどの虐待を行い、人権侵害の恐れがあるとして福岡法務 局が立ち入り調査をしていたことが27日、分かった。 同施設の原田秀樹施設長は虐待を認めた上で「大変残念だ。詳細は調査委員会を設け調べたい」と話している。 原田施設長によると8月末ごろ、30代の男性職員が入所者に対し、木酢液をスプレーで鼻にかけたり、キャラメルの 包み紙を「お菓子だ」と言って食べさせる虐待を行っているとの報告がほかの職員からあった。問いただしたところ男 性職員は「面白半分でやった」と認めた。 毎日新聞 2004年11月27日 西部朝刊 食事に炭、顔に木酢液…知的障害者施設で虐待 法務局が立ち入り− −福岡・頴田町
福岡県頴田(かいた)町の社会福祉法人「かいたっくす」(滑石七五三夫(なめらいししめお)理事長)が運営する知的
障害者更生施設「カリタスの家」で、複数の職員が入所者に対して殴る、けるの暴行のほか、炭や唐辛子を食べさせる などの虐待を繰り返していたことが毎日新聞の調べで分かった。福岡法務局は26日、人権侵犯の可能性が高いとし て暴行や傷害容疑などでの刑事告発を視野に立ち入り調査に乗り出した。 複数の関係者の話を総合すると、98年9月の開設以降、職員が入所者の下半身をけって重傷を負わせたり、首を 絞めるなどの暴行を繰り返していた。また、炭や唐辛子を食べさせたり、木酢(もくさく)液を顔にかけるなどのほか、入 所者の食事が遅いという理由で、おかずの一部を犬に与えるなどの嫌がらせをしていた。01年6月から確認出来ただ けで、被害者は入所者中10人以上に上っている。 木酢液は土壌改良や消臭などに利用されるが、タールなどの有害物質を含んでおり、仮に摂取した場合、発がんや 頭痛などの恐れがある。 被害者のほとんどは自らの頭を床に打ち付けるなどの自傷や他者にかみつくなどの他傷行為の目立つ重度の知的 障害者だった。虐待した職員のうち一人は7月末、責任を取って退職している。 福岡法務局は刑事告発を視野に既に一部関係者から事情聴取している。虐待の事実関係や背景の把握に施設長 からの説明が不可欠と判断、立ち入り調査した。26日は約8時間にわたり、施設長らから事情を聴いた。 原田秀樹施設長は25日の毎日新聞の取材に「今年5月、職員から体罰の訴えがあり調べたが、確認できなかった。 『暴力に訴えたら解雇する』と日ごろから指導しており、信じられないが、さっそく調査する」と話している。 「かいたっくす」は97年12月、社会福祉法人として認可され、98年に開設した「カリタスの家」は、自閉症の専門施設 としてスタートした。利用者は男女46人で、うち入所34人、通所10人、短期2人。職員は施設長以下26人。【虐待問 題取材班】 ■ことば ◇知的障害者更生施設 知的障害者福祉法で決められた援護施設。原則18歳以上の知的障害者を入所、あるいは通所させて保護するとと もに、指導、訓練を通じて基本的生活習慣や社会生活技能を身につけさせる。厚生労働省によると、02年10月現 在、全国に通所、入所合わせて1773の施設がある。知的障害者への虐待は近年相次いで明るみに出ており、96年 以降では水戸市の段ボール加工会社「アカス紙器」、福島県西郷村の「白河育成園」、鹿児島県串良町の「みひかり 園」などで発覚している。 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/11/27/20041127ddp041070004000c.html [毎日新聞 2004年11月27日] [届かない悲鳴] 施設虐待の深層 入所者をサンドバッグ 福岡の更生施設
◇無抵抗に続く暴力、家族沈黙「退所怖い」
福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で発覚した虐待問題。虐待は暴行のほか、唐辛子や炭を食べさ
せるなど食べ物にも及んでいた。無抵抗の知的障害者に対する暴力や嫌がらせはなぜ繰り返され、歯止めが掛から なかったのか。関係者の証言からは、重度の知的障害者施設が抱える構造的な問題が浮かび上がる。 【虐待問題取材班】 ◇「自浄なし」職員退職も 「『(入所者に)顔がいいか、腹がいいか』と言っては、ボクシンググローブで殴る職員もいた。暴力集団のように思えた 時期もあった」。事情を知る施設関係者が重い口を開いた。 食事が遅いという理由で、たたいたり首を絞めるなどの暴力も横行。今年に入って、施設長に改善を申し入れる職員も いた。「(被害者の)そばにいて、問題の職員を監視するよう心がけた」と打ち明けるが、目を離したすきに暴力をふる われ、結局「施設に自浄作用はない」と退職した。 虐待の様子を目撃していた入所者もいる。 「『これ、おいしいよ』と言っては唐辛子を、『コーヒーだよ』と言っては木酢(もくさく)液を与える職員もいた。吐き出した り苦しむ姿を見て、(職員は)笑っていた」 被害者はコミュニケーションがしづらい重度の知的障害者に限られていた。虐待した職員は目撃した入所者に口止め していたが、度重なる虐待に、入所者数人が一部の職員に改善を訴えていた。しかし、「問題の職員を解雇すると代わ りがいない」と不問に付されたという。 虐待した職員へ直接抗議を考えた施設関係者もいたが「会話の可能な入所者は数人しかおらず、特定され、報復され る」と断念していた。 虐待の背景には、沈黙せざるを得ない家族の事情もある。 ある母親は、帰省した子どもを入浴させた際、胸に青アザがあるのに気付いた。けがの程度から「(職員に)やられた」 と直感、施設長に問いただそうとしたが「口を出せば、施設を追い出される」と不安になり、思いとどまったという。 このほか、我が子のけがに不審を抱いた保護者も少なくないが、別の母親は「どの施設にも入れず、心中を考えて いた時、迎え入れてくれた。文句など言えない」と語る。別の両親も「施設長は救いの神様。施設内で何が行わ れていようと、従うしかない」と口をそろえた。 [毎日新聞 2004年11月27日] http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/11/27/20041127ddm041040104000c.html 毎日新聞 2004年11月27日 東京朝刊 虐待: 更生施設の複数職員、知的障害者を3年間殴るける 入所者10人超に− −福岡 ◇福岡・知的障害者更生施設
福岡県頴田(かいた)町の社会福祉法人「かいたっくす」(滑石(なめらいし)七五三夫(しめお)理事長)が運営する知
的障害者更生施設「カリタスの家」で、複数の職員が入所者に対して殴る、けるの暴行のほか、炭や唐辛子を食べさせ るなどの虐待を繰り返していたことが毎日新聞の調べで分かった。福岡法務局は26日、人権侵犯の可能性が高いと して、暴行や傷害容疑などでの刑事告発を視野に立ち入り調査に乗り出した。【虐待問題取材班】 複数の関係者の話を総合すると、98年9月の開設以降、職員が入所者の下半身をけって重傷を負わせたり、首を 絞めるなどの暴行を繰り返していた。また、炭や唐辛子を食べさせたり、木酢(もくさく)液を顔にかけるなどのほか、入 所者の食事が遅いという理由で、おかずの一部を犬に与えるなどの嫌がらせをしていた。 01年6月から確認できただけで、被害者は入所者中10人以上に上っている。 木酢液は土壌改良や消臭などに利用されるが、タールなどの有害物質を含んでおり、摂取した場合、発がんや頭痛 などの恐れがある。 被害者のほとんどは自らの頭を床に打ち付けるなどの自傷や他者にかみつくなどの他傷行為が目立つ重度の知的 障害者だった。虐待した職員のうち1人は7月末、責任を取って退職した。 福岡法務局は刑事告発を視野に既に関係者から事情聴取している。虐待の事実関係や背景の把握に施設長の説 明が不可欠と判断、立ち入り調査した。26日には約8時間にわたり、施設長らから事情を聴いた。 原田秀樹施設長は25日の毎日新聞の取材に「今年5月、職員から体罰の訴えがあり調べたが、確認できなかった。 『暴力に訴えたら解雇する』と日ごろから指導しており、信じられないが、さっそく調査する」と話している。 「かいたっくす」は97年12月、社会福祉法人として認可され、98年、「カリタスの家」を開設した。利用者は男女46人 で、うち入所34人、通所10人、短期2人。職員は施設長以下26人。 ◇まるで“暴力集団” 「『(入所者に)顔がいいか、腹がいいか』と言っては、ボクシンググローブで殴る職員もいた。暴力集団のように思え た時期もあった」。事情を知る施設関係者が重い口を開いた。 食事が遅いという理由で、たたいたり首を絞めるなどの暴力も横行。 虐待の様子を目撃していた入所者もいる。 「『これ、おいしいよ』と言っては唐辛子を、『コーヒーだよ』と言っては木酢(もくさく)液を与える職員もいた。吐き出し たり苦しむ姿を見て、(職員は)笑っていた」 度重なる虐待に、入所者数人が一部の職員に改善を訴えていた。しかし、「問題の職員を解雇すると代わりがいな い」と不問に付されたという。 虐待の背景には、沈黙せざるを得ない家族の事情もある。 ある母親は、帰省した子どもを入浴させた際、胸に青アザがあるのに気付いた。「(職員に)やられた」と直感、施設 長に問いただそうとしたが「口を出せば、施設を追い出される」と不安になり、思いとどまったという。 ………………………………………………………………………………………………………
■ことば
◇知的障害者更生施設 知的障害者福祉法で決められた援護施設。原則18歳以上の知的障害者を入所、あるいは通所させて保護するとと もに、指導、訓練を通じて基本的生活習慣や社会生活技能を身につけさせる。厚生労働省によると、02年10月現 在、全国に通所、入所合わせて1773の施設がある。知的障害者への虐待は近年相次いで明るみに出ており、96年 以降では水戸市の段ボール加工会社「アカス紙器」、福島県西郷村の「白河育成園」、鹿児島県串良町の「みひかり 園」などで発覚している。 http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/11/27/20041127ddg041040001000c.html 毎日新聞 2004年11月27日 西部夕刊 届かない悲鳴:施設虐待の深層 暴行職員5人以上「人間扱いせず」 福岡の施設
◇重い障害の人狙う…食事に大量の七味、目撃者に口止め−
−障害者更生施設
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で発覚した虐待問題で、入所者への暴力や嫌がらせ
を繰り返していた職員が過去3年間で少なくとも5人にのぼることが分かった。5人は30〜50歳代。虐待した職員が、 目撃した入所者に口止めしたケースもあり、毎日新聞のインタビューに応じた複数の元入所者や元職員は「人間扱い していなかった」と証言。陰惨な実態の数々を生々しく語った。【虐待問題取材班】 −−どんな職員が虐待を加える傾向にあるのか。 元職員A 30代が多いが、保護者に対しても暴言を吐くような者もいた。専門知識も経験もない職員がほとんどで、系 統だった指導がないため、場当たり的な対応しかできず、暴力に走りがちになった。ただ、中には熱心な余り、取っ組 み合いになり、殴ってしまったという職員もいる。 −−嫌がらせの具体的な内容は。 元職員A 食事が遅いと「いらんなら、さげるぞ」と言って(入所者の)首を絞めたり、テレビ用のリモコンやコップで顔を 殴っていた。まゆの上を切った子もいる。問題の職員は短絡的に暴力に走る傾向があり、入所者はパニック状態にな りがちだった。 元入所者A 生の唐辛子を食べさせられた入所者が、唐辛子の汁や粉のついた手で目をこすったため、苦しそうに涙 を流したり、吐き出す姿を見て(問題の職員は)笑っていた。人間扱いしておらず、こちらを向いては「黙ってないといけ ないよ」と口止めされた。 元入所者B みそ汁やごはん、おかずに七味唐辛子を大量にかけて、食べさせようとしたこともあったが、注意され未 遂に終わった。 −−被害者は決まっていたのか。 元入所者A 障害が特に重く、会話のできない、抵抗できない人に限られていた。 元職員B 夕方になると、入所者数人がその日の宿直職員が誰か聞きに来た。(問題の)職員でないと分かると、ホッ とし、暴力に訴えがちの職員だと、早々と自室にこもっていた。 −−他の暴力は。 元職員B 気に入らない入所者の頭をスリッパで何度もたたいたり。 −−なぜ歯止めがかからないのか。 元職員B 職員同士仲が良く、ナァナァになって、(虐待を)注意できる雰囲気になかった。 元職員C 私自身、入所者が暴れるなどパニック状態になった時、対処法が分からず、殴ったり、けったこともある。申 し訳ないことをしたと思うが、療育面での専門的な知識を身につけない限り、私が犯した過ちは繰り返されるだろう。 平成16年11月28日 筑豊 ニュースと話題 頴田の障害者施設で入所者に紙食べさせる、木酢液かけた例も 頴田町の社会福祉法人「かいたっくす」(滑石七五三夫理事長)が運営する知的障害者更生施設「カリタスの家」で、 三十歳代の元男性職員が入所者に対し、消毒などに使う木酢(もくさく)液をかけたり、キャラメルの包み紙や唐辛子を 食べさせたりしていたことが二十七日、わかった。この職員は九月末に依願退職している。福岡法務局は人権侵害の 疑いがあるとみて、施設長ら三人から事情を聞くなど、調査を始めた。 カリタスの家によると、今夏、「職員が入所者に木酢液をかけている」と、ある職員が施設長らに報告した。施設長が 男性職員を呼んで事情を聞いたところ、「冗談半分で入所者に液をかけた」と認めた。 職員は、スプレーで入所者の鼻に木酢液を吹きかけており、さらに別の男性入所者に対しても、キャラメルの包み紙 や唐辛子を「おいしいよ」と差し出し、食べさせていたという。時期や回数ははっきりしていないが、職員は「自分の行動 の責任を取る」として、退職した。 また、この職員と五十歳代の男性職員が「体罰を加えている」との報告もあったが、二人とも「やっていない」と否定し たという。 カリタスの家の原田秀樹施設長は「入所者への対応について日ごろから注意してきたが、私の呼びかけが足りなか った。入所者や家族らに対し、おわびしたい。職員の行動についても詳細に調べたい」と話している。 カリタスの家は一九九八年九月オープン。重度の知的障害者が利用しており、現在、定員いっぱいの三十四人が入 所、十人が通所している。職員は二十六人。 西日本新聞 2004年11月28日 http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041128/news003.html 知的障害者施設で虐待 法務局立ち入り 福岡・頴田町 福岡県頴田町新立の知的障害者更生施設「カリタスの家」を今年九月に退職した男性職員が、施設利用者に唐辛子 やキャラメルの包み紙を食べさせたり、殺菌などに使う木酢液を顔にかけたりする虐待をしていたことが分かった。二 十七日、原田秀樹施設長が記者会見して明らかにした。 福岡法務局は人権侵害の疑いがあるとして二十六日、同施設を立ち入り調査。同県も近く施設関係者から事情を聴 く。また、別の職員が虐待に関与していた疑いもあり、同施設側も調査委員会を設置する。 原田施設長によると、虐待していた職員は三十代で、利用者の作業支援を担当。別の職員らの訴えで内部調査した 結果、四回の虐待の事実が確認できた。時期は特定できなかった。虐待した職員は内部の懲罰委員会に諮られること になり依願退職した。 虐待を受けた利用者は二十―三十歳代の男性四人。木酢液入りスプレーを顔に向けて噴霧されたり、唐辛子を「こ れ、おいしいよ」などと食べさせられたりした。原田施設長は「あってはならないこと。利用者の家族に申し訳ない」と謝 罪。ただ、暴行などの体罰は確認できなかったという。 同施設は、社会福祉法人「かいたっくす」(滑石(なめらいし)七五三夫(しめお)理事長)が運営し、一九九八年に知的 障害と自閉症の重度の重複障害者の専門施設として発足。現在十八歳から四十代までの男女四十六人が利用。うち 入所は三十四人。職員は二十六人で、うち作業支援や看護をする職員は十八人。 http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/11/28/20041128ddm041040090000c.html 毎日新聞 2004年11月28日 東京朝刊 福岡・障害者虐待: 施設長も虐待 “熱湯”コーヒー飲ます
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、原田秀樹施設長(49)が昨年
末、男性入所者に沸騰した湯でいれたコーヒーを無理やり3杯も飲ませ、口やのど、食道のヤケドで約1カ月の重傷を 負わせていたことが分かった。このほか同施設では過去3年間で、少なくとも5人の職員が虐待を繰り返していたことも 判明。26日に立ち入り調査に乗り出した福岡法務局は、施設長らの虐待の経緯などについて詳しく調べる。 被害に遭った男性入所者はコーヒー好きで、朝と夜の2回、施設側が決めた時間に飲んでいた。原田施設長らによ ると、昨年12月3日、事務所のドアをたたくなどしてコーヒーを要求したこの男性に、施設長は当初「決められた時間で はない」と拒否した。しかし、男性が再三にわたって激しくコーヒーを求め、他の職員も対応に困り始めたため、施設長 はホットコーヒー入りカップを男性の口元に押しつけ、力ずくで無理やり3杯飲ませたという。 事務室を出てきた男性の口元が、ケロイド状にただれて赤く腫れ上がっているのに、職員が気付き、応急手当てをし て近くの病院に運び込んだ。男性はしばらく食事もとれず、治療のため通院が続いた。 事故直後、施設長は男性の家族に謝罪するとともに、職員には「(男性は)コーヒーの要求を数回繰り返し、尾を引く 可能性があり、怒ったふりをして、コーヒーをもういいと思うまで飲ませた。思いこみがあった。反省したい」と釈明してい た。施設長は日ごろから「体罰を加えたら解雇する」と指導しているが、施設内部では自らの責任に一切言及していな かった。 毎日新聞の取材に施設長は「(味が)『まずい』と思わせる必要があり、熱湯でいれた。明らかに失敗だった」と事実を 認めたものの「虐待ではないと認識している」と話している。 一方、関係者の証言などから虐待を繰り返していたのは、既に辞めた職員も含め5人以上に上ることも明らかになっ た。 原田施設長は、福岡大薬学部卒。福祉施設職員などを経て、98年9月のカリタスの家の開設時に指導部長に就 任。昨年4月以降、施設長を務めている。【虐待問題取材班】 ◇施設長会見「虐待あった」 カリタスの家の原田秀樹施設長が27日、記者会見。入所者への虐待を認めたうえで、実態解明と再発防止に向け、 理事会内に調査委員会を設置する方針を明らかにした。 原田施設長は、虐待について「おわびするところはおわびしたい」と話した。施設長によると、30代の男性職員が今 年に入り、入所者に「お菓子だ」と言ってキャラメルの包装紙を、「おいしいよ」と言って唐辛子を食べさせていた。また、 木酢(もくさく)液をスプレーで鼻に吹き付けていた。被害者は20〜30代の男性4人で、重度の知的障害者。 問題の職員は「面白半分でやった」と虐待を認め、今秋、依願退職した。このほか、「50代の男性職員も虐待をして いる」との情報もあるが「確認できていない」という。 RKB毎日放送 http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/004314.html 動画ニュースあり 知的障害者に虐待? 11/28 17:34
福岡県頴田町にある知的障害者の更正施設で、職員が入所者に対して虐待を繰り返していた疑いが強まり、福岡法
務局が立ち入り検査を行っていたことが分かりました。 虐待していた疑いが持たれているのは福岡県頴田町にある知的障害者更正施設・「カリタスの家」の30代の男性職員 です。 施設によりますとこの男性職員は入所者に対して、キャラメルの包み紙を食べさせたり、消毒などに使う木酢液をスプ レーでかけたりしたということです。 職員は、そうした行為を「冗談半分でやった」と認めていて、今年9月に退職しています。 事態を重く見た福岡法務局はおととい、人権侵害の疑いで立ち入り調査を行いました。 また、施設側も、他に虐待などが行われていなかったか調べるとしています。 平成16年11月29日 http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/11/29/20041129ddp041070003000c.html 毎日新聞 2004年11月29日 西部朝刊 届かない悲鳴: 施設虐待の深層 元職員、入所者にぬれぎぬ 福岡の更正施設 ◇数回けって重傷負わせ、ウソ報告− −知的障害者更生施設「カリタスの家」元職員
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、30代の男性元職員が退職前
の02年、男性入所者の下半身を数回けり上げ、重傷を負わせていながら「同室の入所者による暴力が原因」と責任 転嫁する虚偽の事故報告を、施設側にしていたことが分かった。元職員は虐待の事実を全面的に認めている。被害者 と、加害者のぬれぎぬを着せられた入所者はいずれも意思疎通が困難。施設側も当時この事実を把握していなかっ た。 昨年退職した元職員らによると、被害に遭った男性入所者は気に入った衣類でないとパニックに陥る傾向があるとい う。元職員は入浴介助を担当していた02年5月下旬、風呂から出たこの男性が服を着ようとしないことから「この中か ら自分で選びなさい」と数着渡した。しかし、男性は他の入所者の服を着ようとしたうえ、壁をたたいたり女性職員につ かみかかろうとした。このため激高した元職員は男性の手をつかみ、下腹部などを2〜3回、けり上げたという。 他の職員数人が止めに入ったが、男性はぐったりしてその場にうずくまった。直後に病院に搬送され、下半身打撲で 約1カ月の重傷を負った。 その後、元職員は施設内部の報告書などに「(別の入所者が男性に)シーツを取られそうになり、下半身を暴行。背 中、おなかも強くたたいている様子で、自らが止めに入った」などと、自分が暴行を止めたかのようなうその記述をして いた。これを受けて、加害者扱いされた入所者の保護者は、被害者側にわびていた。 この元職員は、この事件の約1年前にも、男性入所者2人をけったり、平手打ちするなどの暴行を繰り返し、顔などに 大けがを負わせていた。 元職員は毎日新聞の取材に「(けがを負わせた男性の)パニック状態を鎮めるため、暴力に走ってしまった」と虐待を 認めた。そのうえで「当時は、子どもが生まれたばかりだった。家族を路頭に迷わせるわけにはいかず、自分になつい てくれていた彼(同室の入所者)のせいにしてしまった」と釈明している。【虐待問題取材班】 2004.11.29 http://kyushu.yomiuri.co.jp/nsurf/nsurf40t/nsu40t11/nsu40t1129c.htm 筑豊 ニュースと話題 頴田の更生施設で入所者に熱湯コーヒー 〜施設長飲ませやけど
職員が入所者に紙を食べさせたりしたことが明らかになった頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」
で、原田秀樹施設長(49)が男性入所者(29)に熱湯で作ったコーヒーを飲ませ、一か月のやけどを負わせていたこと が二十八日わかった。 施設によると、男性はコーヒーが好きで、毎日朝晩二回飲む。だが昨年十二月初旬、決まった時間以外にコーヒーを 求めて事務室のドアを激しくたたき、わめくなどした。このため、原田施設長がポットの熱湯に少量の水を加えてインス タントコーヒーを作り、カップを口元まで持っていき、続けて三杯飲ませた。 その後、男性の口の周りが赤くはれ上がっていることに別の職員が気付き、病院に連れて行ったところ、口やのど、 食道に一か月のやけどを負っていた。 施設長は「相手がいいと言うまで飲ませたが、熱さを加減すべきだった。反省している」と話している。 その日のうちに施設長から謝罪を受けた男性の母親は「やけどした事情は理解できた。虐待されたという思いはな い」としている。 平成16年11月30日 毎日新聞 2004年11月30日 西部朝刊 届かない悲鳴: 施設虐待の深層 福岡・カリタスの家、予防怠りB型肝炎感染 ◇福岡県、きょう立ち入り調査
虐待問題に揺れる福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で、入所者がB型肝炎に感染し、
劇症肝炎寸前に陥っていたことが分かった。ウイルスを持つ同じ入所者から感染したとみられるが、施設側は当時、職 員数が少ないことを理由に感染防止策をとっていなかったという。福岡県は、施設側の管理に問題があった可能性が 高いとして30日、一連の虐待事件の真相究明とあわせ、立ち入り調査に乗り出す。【虐待問題取材班】 男性入所者がB型肝炎に感染したのは、99年8月。突然具合が悪くなり、意識が薄れて病院に運ばれた。劇症肝炎 寸前と診断され、約1カ月入院した後に回復。現在は他の施設に入所している。 当時、B型肝炎ウイルスキャリアー(持続感染者)の別の入所者がおり、男性が倒れる直前に、一部職員が感染の予 防措置を講ずるよう施設側に求めていた。しかし、施設側は特別の対策は取らなかったという。 原田秀樹施設長は「職員数が少なく、キャリアーの入所者だけを特別に扱うことなどできなかった。(予防には)身体 拘束するしかないが、それだけは避けたかった。感染騒ぎの後、我々職員はワクチン接種をし、タオルなど血液が付 着しているものは消毒するよう努めている」と話している。 一方、カリタスの家と同じ社会福祉法人「かいたっくす」が運営する北九州市内の知的障害者自立支援施設でも02 年1月、入所者が転落死していたことが判明した。 転落死したのは当時、カリタスの家にも通所していた男性。家族と病気の親族を見舞い、深夜に北九州の施設に戻 った際、男性が興奮気味だったため、施設を抜け出さないよう、家族が職員に強く求めていた。 ところが、その後に行方不明になり、家族が明け方まで捜索したが、施設側は職員1人が、施設とカリタスの家を車 で往復しただけで、警察へ通報もしていなかった。男性は翌朝、近くの高速道高架から転落、死亡しているのが見つか った。 家族は施設に「予防措置を取らずに放置、行方不明後も十分な捜索をせずに死亡を招いた」とし、裁判所に調停を 求め、その後、施設側は全面的に非を認め和解している。 両施設側はいずれも福岡県に報告しておらず、県障害者福祉課は「管理上、問題があった可能性がある」として詳し い事情を聴く。 http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/11/30/20041130ddg001040008000c.html 毎日新聞 2004年11月30日 西部夕刊 福岡・障害者虐待 「カリタスの家」に県が立ち入り調査 虐待・感染の原因究明へ
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、県と福岡市、北九州市は30日
午前、社会福祉法に基づき、立ち入り調査に乗り出した。次々と明るみに出る入所者への虐待やB型肝炎感染などの 原因を究明し、今後、業務改善命令や役員の辞職勧告なども検討する。同施設については人権侵犯の疑いで福岡法 務局が26日、立ち入り調査したばかり。 この日午前9時50分、県と両市の計12人の職員が合同で施設内に入り、原田秀樹施設長らから事情聴取を始め た。虐待など処遇面を精査し、問題が認められれば指導、勧告の他、役員の辞職勧告などを行う。 関係者によると、98年の施設開設以降、入所者に対し職員が殴る、けるの暴行の他「これ、おいしいよ」と言って、炭 や唐辛子を食べさせたり、木酢液を顔に吹きかけるなどしていた。また、原田施設長自身が昨年末、入所者に熱湯で いれたコーヒーを3杯飲ませ、口や食道に大やけどを負わせていた。施設内でB型肝炎感染、関連施設で転落死亡事 故があったことも判明。管理上の問題も浮上している。 同施設長は27日の記者会見で、職員による虐待を認めている。 田中博幸・県障害者福祉課長は「虐待をはじめほかの処遇面についても調査し、何らかの指導をしたい」と話してい る。【虐待問題取材班】 (毎日新聞) - 11月30日12時14分更新 福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、県と福岡市、北九州市は30日午前、社 会福祉法に基づき、立ち入り調査に乗り出した。次々と明るみに出る入所者への虐待やB型肝炎感染などの原因を究 明し、今後、業務改善命令や役員の辞職勧告なども検討する。 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ 暴行職員5人以上「人間扱いせず」 福岡の施設 ◇重い障害の人狙う…食事に大量の七味、目撃者に口止め 障害者更生施設
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」で発覚した虐待問題で、入所者への暴力や嫌がらせを
繰り返していた職員が過去3年間で少なくとも5人にのぼることが分かった。5人は30〜50歳代。虐待した職員が、目 撃した入所者に口止めしたケースもあり、毎日新聞のインタビューに応じた複数の元入所者や元職員は「人間扱いして いなかった」と証言。陰惨な実態の数々を生々しく語った。 【虐待問題取材班】 ――どんな職員が虐待を加える傾向にあるのか。 元職員A 30代が多いが、保護者に対しても暴言を吐くような者もいた。専門知識も経験もない職員がほとんどで、系 統だった指導がないため、場当たり的な対応しかできず、暴力に走りがちになった。ただ、中には熱心な余り、取っ組 み合いになり、殴ってしまったという職員もいる。 ――嫌がらせの具体的な内容は。 元職員A 食事が遅いと「いらんなら、さげるぞ」と言って(入所者の)首を絞めたり、テレビ用のリモコンやコップで顔を 殴っていた。まゆの上を切った子もいる。問題の職員は短絡的に暴力に走る傾向があり、入所者はパニック状態にな りがちだった。 元入所者A 生の唐辛子を食べさせられた入所者が、唐辛子の汁や粉のついた手で目をこすったため、苦しそうに涙 を流したり、吐き出す姿を見て(問題の職員は)笑っていた。人間扱いしておらず、こちらを向いては「黙ってないといけ ないよ」と口止めされた。 元入所者B みそ汁やごはん、おかずに七味唐辛子を大量にかけて、食べさせようとしたこともあったが、注意され未 遂に終わった。 ――被害者は決まっていたのか。 元入所者A 障害が特に重く、会話のできない、抵抗できない人に限られていた。 元職員B 夕方になると、入所者数人がその日の宿直職員が誰か聞きに来た。(問題の)職員でないと分かると、ホッ とし、暴力に訴えがちの職員だと、早々と自室にこもっていた。 ――他の暴力は。 元職員B 気に入らない入所者の頭をスリッパで何度もたたいたり。 ――なぜ歯止めがかからないのか。 元職員B 職員同士仲が良く、ナァナァになって、(虐待を)注意できる雰囲気になかった。 元職員C 私自身、入所者が暴れるなどパニック状態になった時、対処法が分からず、殴ったり、けったこともある。申 し訳ないことをしたと思うが、療育面での専門的な知識を身につけない限り、私が犯した過ちは繰り返されるだろう。 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/11/30/20041130dde041040068000c.html 福岡・障害者虐待: 「カリタスの家」に、県など立ち入り
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、県と福岡市、北九州市は30日
午前、社会福祉法に基づき、立ち入り調査に乗り出した。次々と明るみに出る入所者への虐待やB型肝炎感染などの 原因を究明し、今後、業務改善命令や役員の辞職勧告なども検討する。同施設については人権侵犯の疑いで福岡法 務局が26日、立ち入り調査したばかり。【虐待問題取材班】 平成16年12月01日 http://kyushu.yomiuri.co.jp/nsurf/nsurf40t/nsu40t12/nsu40t1201d.htm 筑豊 ニュースと話題 2004.12.1 〜虐待の有無把握へ
県は30日、頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」を立ち入り調査した。職員が入所者に紙を食べ
させたり、熱湯で作ったコーヒーを飲ませてやけどをさせたりしたことが明らかになっており、原田秀樹施設長らから聞 き取り調査し、虐待がなかったかなどを調べる。 調査には福岡、北九州両市の職員も同行した。両市出身者が入所しており、現状を把握するのが目的。何らかの問 題が確認されれば、入所者の処遇などを県と協議する。 一方、カリタスの家を運営する社会福祉法人「かいたっくす」=滑石七五三夫(なめらいし・しめお)理事長=は29日 に理事会を開き、施設運営に直接携わっていない理事3人による調査委員会を設けた。 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/12/01/20041201ddp041040004000c.html 毎日新聞 2004年12月1日 西部朝刊 福岡・障害者虐待 「カリタスの家」7時間半も調査−−県など
福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」をめぐる虐待問題で、県や北九州、福岡両市による
合同立ち入り調査は30日、約7時間半にわたって行われた。今後、調査結果を精査し、さらに施設側の内部調査結 果とも突き合わせたうえで、施設側への指導、勧告などを検討する。 県などによると、この日は原田秀樹施設長(49)のほか、職員のほぼ全員を個別に事情聴取した。虐待問題を中心 に、1人約20分〜2時間にわたって「入所者に虐待を加えたことがあるか」などを聴取したという。 平成16年12月02日 毎日新聞 2004年12月2日 西部朝刊 http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/12/02/20041202ddp041040003000c.html 届かない悲鳴: 施設虐待の深層 福岡・カリタスの家、入所者の預金流用で告訴へ ◇前施設長が900万円
虐待問題が明るみに出た福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」を運営する社会福祉法人
「かいたっくす」の原田芳枝常務理事(カリタスの家の前施設長)が97年、北九州市内の同法人運営の施設に入所して いた女性の預金口座から、900万円を勝手に引き出し、カリタスの家の建設資金に流用していたことが分かった。今 年6月、原田氏は流用を認め、女性側に返済した。しかし、他にも同じ口座から約350万円を無断で引き出している疑 いがあるとして、女性側は原田氏を横領容疑で刑事告訴する方針。【虐待問題取材班】 この女性は96年12月、かいたっくすの関連施設に入所。97年2月以降、施設側に「近くに身寄りがいない」と銀行 通帳と印鑑を預けていた。 女性の親族によると、原田氏はカリタスの家開設(98年9月)直前の97年10〜11月、預かった通帳と印鑑を使っ て、口座から2回にわたり無断で計900万円を引き出していた。 一方、原田氏は97年10月から99年5月にかけて「関連施設を生涯利用する契約料」として3回にわたり、無断で同 じ口座から約350万円を引き出していた。原田氏はこの金で、女性に相談もなく生涯利用契約の手続きをしていた。 引き出された金は、事故で死亡した女性の家族の死亡保険金。保険会社から昨春、女性の親族に再度保険金の支 払い通知があり、通帳類を確認して流用が発覚した。 親族側が原田氏に返済を求めたところ、今年6月末になってようやく900万円が返済された。しかし、残りの約350 万円について原田氏は「生涯利用契約料だ」として返済を拒否している。 施設の規約によると、生涯利用の場合、330万円を施設側に支払う必要がある。女性はカリタスの家開設とほぼ同 時に移り、流用発覚後の今年3月にカリタスの家も退所したが、規約には「退所すれば利用年に応じて残金を返還す る」と明記されている。 これに対し原田氏は「カリタスの家を建設するための自己資金が不足していたため、(女性の)900万円を借りて建 設費にあてた。350万円は入所の際に納めてもらうもので問題ない。(女性は)浪費癖があり、(本人に)言うべきでは ないと思った」と釈明している。 原田氏は、カリタスの家の開設当初から昨春まで施設長を務めた。現在は県運営の自閉症・発達障害支援センター 「ハレルヤ館」のセンター長。カリタスの家の原田秀樹施設長は原田氏の長男。 ◇ ◇ カリタスの家の問題で、障害者らの権利擁護活動を行っているNPO法人・人権オンブズ福岡(貞池和生代表)が1 日、福岡県にカリタスの家の正常化を求める要望書を出した。貞池代表は「県の対応の遅れが事件の根幹にある。徹 底調査し、改善してもらいたい」と訴えた。 http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/12/02/20041202ddm041040093000c.html 毎日新聞 2004年12月2日 東京朝刊 福岡・障害者虐待: 入所女性の900万円流用、無断で建設資金に 理事を告訴へ
虐待問題が明るみに出た福岡県頴田(かいた)町の知的障害者更生施設「カリタスの家」を運営する社会福祉法人
「かいたっくす」の原田芳枝常務理事(カリタスの家の前施設長)が97年、北九州市内の同法人運営の施設に入所して いた女性の預金口座から、900万円を勝手に引き出し、カリタスの家の建設資金に流用していたことが分かった。今 年6月、原田氏は流用を認め、女性側に返済した。しかし、他にも約350万円を無断で引き出している疑いがあるとし て、女性側は原田氏を横領容疑で刑事告訴する方針。 この女性は96年12月、かいたっくすの関連施設に入所。97年2月以降、施設側に「近くに身寄りがいない」と銀行 通帳と印鑑を預けていた。 女性の親族によると、原田氏はカリタスの家開設(98年9月)直前の97年10〜11月、預かった通帳と印鑑を使っ て、口座から2回にわたり無断で計900万円を引き出していた。一方、原田氏は97年10月から99年5月にかけて 「関連施設を生涯利用する契約料」として3回にわたり、無断で同じ口座から約350万円を引き出していた。 引き出された金は、事故で死亡した女性の家族の死亡保険金。親族側が原田氏に返済を求めたところ、今年6月末 になって900万円が返済された。しかし、残りの約350万円について原田氏は「生涯利用契約料だ」として返済を拒否 している。【虐待問題取材班】 ▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽ (3)入所者の預金流用 http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041202/news009.html 2004/12/02 西日本夕刊 入所者の預金流用 頴田町福祉法人 前施設長認める 900万円引き出す
元職員による利用者への虐待が発覚した福岡県頴田町の知的障害者更生施設「カリタスの家」を運営する社会福祉
法人「かいたっくす」の原田芳枝常務理事(カリタスの家前施設長)が、同法人が北九州市で運営する施設の入所者の 女性から預かっていた預金通帳と印鑑を使って、女性の銀行口座から現金九百万円を引き出し、カリタスの家の建設 資金に充てていたことがわかった。原田常務理事の長男でカリタスの家の原田秀樹施設長が二日、会見し明らかにし た。カリタスの家は全額を返済している。 原田施設長は「九百万円は利用者から借りたと認識している。女性の了承があったかどうかは常務理事に確認しな いと分からない」と語った。 施設長によると、女性は九六年十二月、かいたっくす運営の施設に入所。九七年二月以降、「近くに身寄りがいない」 との理由で施設に通帳と印鑑を預けていた。原田常務理事はカリタスの家の開設(九八年九月)前の九七年に計九百 万円を引き出した。 女性はその後、カリタスの家を経て別の施設に移った。移った先の施設が通帳を調べて引き出しの事実がわかり、 今年六月、カリタスの家に返済を求めた。 原田常務理事はほかにも、この女性の口座から「関連施設を生涯利用する契約料」の名目で約三百五十万円を引 き出しており、これの返済は「現在検討中」という。
施設長は原田芳枝となっているが、現在のカリタスの家の施設長は原田秀樹氏。 原田秀樹氏は原田氏の長男。 原田芳枝氏は、カリタスの家の開設当初から15年春まで施設長を務めた。 現在は県運営の自閉症・発達障害支援センター「ハレルヤ館」のセンター長。 http://www.caritas.jp/234/07_iinkai.html カリタスジャパンの「委員会報告」より 2004年9月6日〜9月29日 ■ 第2回 2004年度教区担当者全国会議実行委員会 日 時 2004年9月6日(月) 11:30〜16:30 場 所 日本カトリック会館 会議室6 出席者 小宇佐敬二、敷島康雄、下口 勲(以上委員)、森園靖信(大分教区)、野坂秀男(秘書) 議 題 「全国教区担当者会議日程、議題について」 2004年10月11日〜13日に実施される2004年度定例全国担当者会議に関して以下の通り審議された。 審議事項 会議日程 第1日目(10月11日(月)) 14:00 講演会『今、子どもの心が危ない』原田芳枝氏(福祉法人「福岡カリタスの家」、重度心身障害者自立の家「モニ カの家」主宰者) 第2日目(10月12日(火)) 09:00 会議(1) 全体会議 13:00 会議(2) 分科会 第3日目(10月13日(水)) 09:00 会議(3) 全体会議 13:00 会議(4) 行動計画、事務局報告 講演会内容 長崎の同級生殺害事件に即する内容であることを確認する。 主宰者はカリタスジャパン、大分教区が後援、共催である。 全体会議議題 社会福祉活動ネットワーク構築に向けて、カトリック福祉活動の共通理解を保持し、理解する。 社会福祉の現状に関するアンケートの主旨を確認し、カトリック福祉概念とカトリック福祉概念の違いを明確にする。 カリタスジャパン教区担当者会の役割を確認する。 庶務事項を確認した。 ※管理人:カリタスジャパンがいかなる団体か、よく分かっておりません。 カリタス通信第6号 −平成12年8月19日− 平成十五年より、障害者施設も従来の措置制度より、契約制度へと大きく変わります。 施設と、利用者とが対等な位置関係となり、利用者の自己決定で、施設と利用契約を結ぶことになるのです。しかし、強 度行動障害を背負う人達にとって、選択できるほどの施設はありません。社会の片隅に、置いてきぼりになっていた人 達です。この人達にとって何よりも大事なことは、施設の専門性です。 専門施設で適切な療育を受けることで、人としての当たり前の暮らしが得られるのです。家族での介護は不可能な人 達にこそ、福祉サービスの提供が必要なのに、繰り返される行動の凄まじさにたじろぎ、自閉症の人達の行動を理解さ れ難い社会の中で、暗黒の荒海にかろうじて点滅している一筋の灯りのように、専門施設というにはおこがましい、カリ タスの家を頼みの綱として、この場を選ばれたのです。 4月1日から、強度行動障害特別処遇事業が始まりました。福岡県下では、私どもが初めての取り組みです。この取り 組みによって、私ども施設の真価が問われ、療育方針の確立を得ることになると考えております。 自閉症の人達の療育方法は、さまざまですが、療育の基本は、「心」だと私は思います。私たちは、行動障害のある人 達の行動を、私たちの尺度で計って問題行動と決めています。しかし、その人達にとっては問題行動ではなく、ひとつ のコミュニケーションの方法でしかないのです。しかし、その人達が生活する上では、やはり無くさなければいけない行 動です。そのために私たちは、まず「その行動をなぜ起こすのか」ということから始めます。行動障害のある人達はコミ ュニケーションを取るための表現の仕方が少し下手なだけです。それをきちっと理解できない人達が、間違った係わり 方をするために、問題行動がひどくなっていくのです。いわば強度行動障害は、二次障害といっても過言ではないと思 います。 そこで私たちは、問題行動の起きたときの心の叫びにきちっと耳を傾け、そのサインを理解し、不安定な心を満たして あげる。けっして威張らず、焦らずをモットーにして、今まで理解されなかった心を、一つ一つ、ひとりの人として理解を し、心を常に忘れることなく係わっています。その成果は確実に上がっています。一年前よりも今日、みんなの表情は 良く、落着いてきました。十数年かかってつくられた性格は、けっして短期間で変わるはずはありません。しかし、一年 一年確実にみんな成長していっています。カリタスの家に入所している人達みんなが、私たちにいろんな事を教えてく れます。そして私たちの心を大きく成長させてくれます。 私達は、その人達の尊厳を守りながら、共に笑い、共に泣き、表情の変化に喜び合い、毎日、療育に励んでおります。 私達は、地域の人達に強度行動障害を背負う人達の苦悩と現実を理解されて、地域の中で共に生きる日の来ることを 願っております。 ※管理人:カリタス通信は第3号より第6号までで http://www4.ocn.ne.jp/~caritas/karitu.htm に掲載されています。
正しい歴史認識を
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