2005.5.10

歌舞研の遠足で
義経腰越状で知られる 腰越の満福寺
白浪五人男の台詞に登場する 龍乃口寺
江ノ島の稚児が淵へ行ってきました

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満福寺
本堂はちょうど工事中でした

追われる義経や静御前の様子を
描いた鎌倉彫の襖絵
弁慶の立ち往生
勢揃いの場の弁天小僧の台詞に
出てくる龍乃口寺
日蓮宗のお寺です
日蓮が押し込められていた土牢
「土の牢へも二度三度〜」
鎌倉にはここにしかない五重塔

日蓮上人が首を切られそうになった時火の玉が飛んできて救ったという 言い伝えを表した五重塔の彫り物

さてその次は江ノ島の岩本院の稚児上がり、
普段着慣れし振袖から髷も島田に由比ヶ浜、 打ち込む浪にしっぽりと女に化けて美人局
油断のならぬ小娘も子袋坂に身の破れ、 悪い浮名も竜の口土の牢へも二度三度

だんだん越ゆる鳥居数、八幡様の氏子にて、鎌倉無宿と肩書きも島に育ってその名さえ、 弁天小僧菊之助


江ノ島の岩本院は今は料亭になっています

江ノ島頂上の公園で
頂上付近から稚児が淵を望む
桜姫東文章の白菊丸も
稚児が淵へ身をなげました
この白菊丸という人は
実在の人物です

知らざぁ言ってきかせやしょう
浜の真砂と五右衛門が歌に残した盗人の種はつきねぇ七里ガ浜、
その白浪の夜働き
以前をいやあ江ノ島で年季づとめの稚児が淵
百味で散らす撒銭を当てに小皿の一文子、 百が二百と賽銭のくすね銭せぇだんだんに 悪事はのぼる上の宮

岩本院で講中の枕探しもたび重なり
お手長講と札つきにとうとう島を追い出され、 それから若衆の美人局、ここやかしこの寺島で 小耳に聞いたとっつあんの似ぬ声色でこゆすり騙り
名せえゆかりの弁天小僧菊之助たぁおれのことだ

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