『 足と脚 』

 

 以前、とてもファンの書き手様の掲示板でダンサ−の足についてカキコをさせて頂いた事がありました。

その後 その方が発表された素適なSSについてこのカキコがヒントになったとの有難いコメントを頂きました。

ダンサ−、それも特に女性バレエ・ダンサ−の足は皆、かなり変形してしまっています。

マメとか胼胝(たこ)があるだけではなく、指自身の形が変わり所謂外反母趾のような状態ですね。

 

ちゃんと理屈にかなってポアントを履いていれば足の変形はない、といわれますが、

子供のころからずっと続けていれば どうしても多かれ少なかれ変形してきます。

ある先輩は 全然ふつうの外傷で外科にいったらお医者様が実際のキズよりも足の変形の方に

目を剥いてた、と言ってました。

ばちるども 靴屋さんでシュ−フィッタ−の方に「 痛くないんですか? 」と驚かれたことがあります。

でも、痛くはないんです、もう。 変形し一種畸形化してますが固まってしまった、というのか

いわゆる普通の方々の外反母趾のように 痛む事はほとんどありません。

人間はもともと 爪先で立つようには出来てないのですから不自然な力が掛かれば変形するのは

仕方がないのでしょう。  痛くはないですが、普通の靴には結構苦労します。 先の細いエレガントなもの

など履けませんし、普段は楽したいので、 ミュ−ル → サンダル → スニ−カ− → ブ−ツ、 というのが

年間・靴スケジュ−ルです。 パンプスはせいぜい冠婚葬祭用に一足のみ、ですね〜。

 

平ゼロ『ファラオ・ウィルス』で、フランソワ−ズは見事な?回し蹴りをご披露していましたが。

脚、ダンサ−の脚の蹴るチカラは 牛だか羊だかを一撃で倒せるほどだそうです。 (生身の、ですよ!)

よく、先生方からチカンに遭遇したら蹴っ飛ばしてやりなさい、と言われますが、外またでガシガシ歩き、

凹凸に乏しい身体つきの人種にチカンさんは興味がないらしく、実践の武勇伝は未だに聞いていません。

アノ、回し蹴りのシ−ン、ダンサ−ならアンディオ−ルのロンデジャンプ・アンレ−ル、それもフレックスで

蹴り上げただろうな、と密かに思ったりして・・・(すみません、わからないですよね・・・)

でも〜 そうやって蹴り上げられたら、スカ−ル閣下はおろかジョ−君だって (まあ、フランちゃんがジョ−君を

蹴り飛ばすことはない・・・と思いますけど) ぶっ飛んでゆくでしょう!

 

生身の身体は訓練次第でどうにでも変化してゆきます。

実際、わたし達は子供の頃から少しずつ少しずつ、<バレエ向き>に身体を作り変えてきているのですから。

骨や筋肉は死ぬまで変化しゆく、とおっしゃる先生もあります。 だから、人間って面白いのかも・・・

 BG003をダンザ−向き仕様に改造したとは思えないので、まことに気の毒だけれどフランちゃんの職業復帰

は無理なのかもしれません。 平ゼロは大正解ってことなんでしょうか・・・

 

 あひる・こらむ