vol.009 ** エンニオ・モリコーネ **
7.Jun.2004
私の父の世代でも良く知られている「ENNIO MORRICONE」
映画「ニューシネマパラダイス」の曲を作った人、と言えばわかるでしょうか。
あのやさしく切ない雰囲気が、どうも私の「好きの型」にびったりはまるようで、
映画を見ていて、「この旋律いいなぁ」と思ってサウンドトラックを調べると
彼の曲だったりすることがとても多いのです。
以前、軽井沢にある「ペイネ美術館」(フランスのイラストレーター、レイモン・ペイネ)
で、ペイネが手がけた映画「ペイネ・愛の世界旅行」のパンフレットを購入しました。
映画自体の好みは別れるようですが、全体の雰囲気が好きだったので、
パンフレットを見つけた時は、静かな美術館で一人こっそり小躍りでした。
映画のパンフレットというと、大きく厚い紙でできているのが普通ですが、
これは表紙がザラザラした真っ白いビニールでできていて、まるで絵本。
何度も何度も読み返し、絵にほれぼれしていたのですが、
最近ふと見覚えのある名前がクレジットにあることに気が付きました。
なんと曲をモリコーネが提供していたのです。
見えない糸でつながっている気がした瞬間でした。
私が好きなことと、彼らの表現したいこと、が似ているのかなと、
恐れ多くも巨匠に対して思ってしまいました。
モリコーネさんと趣味が似ているのかな、ウクレレとか聴くかな・・・それはないよね。
と勝手に妄想にふける初夏の夜でした。
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