・家(いえ) 恒と巧美の実家の事。温かい家庭ではなく(1話)、恒は探しても、巧美を探したりはせず(4話)、巧美に言わせると「帰るくらいなら死んでやる」(3話)、恒曰く「『優しかった兄さん』はあそこで唯一の暖かい思い出」(11話)、とさんざんに言われている。両親は健在のようだが、謎が多い。 また、10億の屋敷よりも大きいらしい(15話)。祖父がいる事も確認された。しかし、巧美を泳がせてそれを楽しく眺めている節があり、やはり彼らに安息をもたらしそうにない(25話)。 |
・一族(いちぞく) 恭宇夜の血縁の事。全員何らかのマニアであり、才能はあってもそれを仕事にしないことがポリシー。 現在、冒険小説・映画マニアの祖父、トラップマニアの叔母・トシ美、忍者マニアの兄・武史が確認されているが、恭宇夜曰く、「『恭宇夜の親族編』で単行本二冊作れるくらいいる」と言うからには、もっともっといるのだろう。(17,18話) |
・いわくつき骨董コレクション(いわくつき・こっとう・これくしょん) 喜世子パパが集めまくったコレクション。ストラディバリウス、ミイラケース、憂い顔の女性の彫刻、壺…どれもこれも、確かにいわくのつきそうな品々だが、共通点が一つあった。……ひたすら付喪神が憑いている。それだけである。 付喪神といわれるとそんなに怖くないのは、私達が日本人だからだろうか…(36話) |
・嘘回想(うそかいそう) 巧美が展開しようとしたもの。サービスシーンの一種…らしい。 まぁ、そっち方面が好きな人にはサービスシーン。狗堂にはその手の趣味はなかったが。(26話) どうやら、多少の需要はあった模様。世間って、広いなぁ。 |
・うちの妖怪(うちのようかい) シンゴが助けを求めて事務所にやって来たとき、正宗が帰らせようと虚空を指して言った言葉。 その虚空には、実は巨大な生首とその口から這い出す壮絶な表情を浮かべた人影がおり、シンゴがそれを目撃しなかったのは幸いだろう。 まぁ、つまりはいつもの巧美の変装。(16話) |
・SK=Wカプセル(えすけー・ふぉーかぷせる) 医療用の強力な鎮痛剤だが、依存性があり、幻覚症状や暴力性の拡大を引き起こす、副作用の大きい危険な薬。 本物を渡すわけには行かない尾杜が作成した偽物は、拳2つ分くらいの大きさがあり、飲むと砂糖がぎっしりで2000キロカロリー摂取する、という地味に嫌な薬になっていた。 正宗が一つもらって喜んでいたが、無理やり飲まされた恒は胃もたれに襲われていた。(8話) |
・黄金のおじさま像(おうごんのおじさまぞう) 時価1億の金を使って、堂本氏がお抱えジュエリーデザイナーに作らせたもの。 確かに、同じ重さの金塊の方が価値があるかも知れない、と思わせる出来。(15話) |
・尾杜汁(おずじる) 尾杜特製の傷薬。塗り薬か飲み薬かはわからないが、2日で治る怪我を1日で治せるという。しかし、作った当人が「謎の液体」と言うのはどうなんだろう。(7話) |
・尾杜診療所(おずしんりょうしょ) 尾杜が無認可で営業している診療所。無許可・非合法ながら設備はかなりのもので、CTスキャンなどの大型医療器具も設置されている。(7話) |
・神(かみ) 巧美の中にいる存在、またはときおり巧美に降りてくる存在。巧美以外には一切存在が察知できない…訳でもない。 |
・ガンダ藻(がんだも) 巧美が組み立てた、某有名アニメロボットらしきプラモデル。どうやらキット売りされてる物をそのまま組んだだけらしく、正宗に一笑に付されていた。 …顔とアンテナ以外は、危ないくらいにそのまま。(24話) |
・傷薬(きずぐすり) 怪我の治療に使うもの。 尾杜診療所では、なぜか練りわさびそっくりなパッケージに入っている。(7話) …ちなみに、これを夜張家は購入したらしく、響司が響壱に使って泣かせていた。(「バンパイアドールギルナザン」2巻) |
・クラッシュダミー 車の耐久実験に使われるもの。少なくとも、ツッコミ用に投げるものではない。(#4) |
・毛生え薬(けはえ・ぐすり) 面白い薬・その1。文字通りの「毛が生えた薬」。…なんでこんなのを診療に持って来るんだろう、尾杜先生は。(31話) |
・この街(このまち) 「ストレンジ・プラス」の舞台である街の事。 治安がよくなく、あちこちにチンピラの溜まり場があり、警察機構は当てにならない、と言う危険な場所。 0番街から20番街までがあり、0番街には映画館跡、2番街には住宅地(おそらく)、3番街には極道さん(おそらく)が、7番街にはコインロッカー、14番街には地下街跡、20番街には電気店街がある。 場所は不明だが、商店街、デパート、孤児院も存在している。 また、中央は治安の保たれている場所であり、そこには企業ビルや富豪の屋敷、上流階級向けの学校、夏祭りの行われる公園がある。 |
・札束(さつたば) 第1話において、巧美を説得しようと恒が叩き付けたもの。効果はまったく無く、言い争い続ける2人の後ろで散らばったお金を美和と正宗が回収していた。 その後、おそらく事務所の資金となったものと考えられる。 |
・3番街極道組(さんばんがい・ごくどうぐみ) 巧美にそっくりな少女・真美を誘拐した極道さんらしいおうち。二代目を捕獲した巧美により、二代目の開放の代わりに、二度と真美を誘拐しない、と約束した。 二代目である息子を「ヨッスィー(良夫と言うらしい)」と呼んで、電話には自分で出るフランクなおじいさんが頭のようである。(24話) |
・三番街ストリート・イレギュラーズ(さんばんがい・〜) 菅野がリーダーを務める50人近くのストリート・チーム。巧美によって解散した後、巧美の下僕として雇われた。(30話) |
・十徳ナイフ(じっとく・〜) ナイフや缶きり、ヤスリなど、さまざまな機能がついたサバイバルでよく使われるナイフ。結構持ってる人がいるかもしれない。 巧美が隠し持っており、手錠の鎖を切るのにヤスリを使っていた。(26話) |
・事務所用常備薬セット(じむしょようじょうびやくせっと) かわいらしいクマさんの入れ物に入っている薬品セット。 これを渡しながら、尾杜は「警察に中身を見せろって言われたら逃げるんだよ?」と話している。これは、尾杜が非合法な医師である事と、そのために危ない薬品が含まれているためと思われる。(13話) |
・しもんマン デパートの屋上で行われるヒーローショウに出演予定の特撮ヒーロー。 ヒーローの特徴であるその顔は、名前のとおり「指紋」。「エクスカリヴァー」なる聖剣を使って戦うようである。巧美が変装して怪しまれなかった所を見るに、同じくらいの背格好らしい。 この街ではなかなかの人気と知名度があるらしく、巧美の変装にも子供たちが集まっていた。(23話) |
・遮光器型土偶とブラキオザウルス(しゃこうきがたどぐう・と〜) 喜世子の通う学園の敷地から出土したもの。目的のタイムカプセルではないため、あっさりスルーされたが、本物なら大発見のはず…(27話) |
・写真(しゃしん) さまざまなものを撮影して現像したもの。 恒の宝物は実家での暖かい思い出の記録である写真だったが、見事なまでに早とちりした巧美に燃やされた。(11話) |
・銃(じゅう) 日本では、一般人には手に入らない殺傷用具。が、フィクションの世界ではごろごろ出てくる。狗堂が基本的に使っている武器。 と思っていたら、チンピラやらSPやら正宗やらも持っていることが確認された。(30話) |
・人体にやさしいミサイルランチャー(じんたいに・〜) 逆上した尾杜が持ち出してきたもの。ミサイル発射口からマイナスイオンが出ているらしいが、その前に木っ端微塵になること請け合い。幸い、使用されなかった。(8話) |
・すらいむ 緑色の、ぐにぐにしたやわらかい物体。最近見かけなくなったようなおもちゃ。尾杜先生の精神安定剤の一つ。(31話) |
・ゾウさんお風呂セット(ぞうさんおふろせっと) 巧美が使っているらしいもの。恒もさすがに使っているとは知らなかったらしい。(5話) |
・卵鮭(たまご・ざけ) 巧美が持って来た「風邪にいいもの」、つまりはイクラ。本当は「卵酒(玉子酒とも)」。(31話) |
・手錠(てじょう) おもちゃはともかく、よい子は本物をおもちゃにして遊んではいけません、なもの。(26話) |
・ター坊(たーぼう) 普段、尾杜は巧美をこう呼んでいる。 某サンリオキャラクターを想像してしまう愛称だが、どこからこう名づけたのだろうか… |
・だきまくら 正宗のコレクションの一つ。少女の姿が描かれている。(10話) |
・テレビ 事務所にある、八千円のダイヤルスイッチ式テレビ。 事務所の備品はこれ以外は拾ってきたものであり、事務所の中では一番高価な物。(21話) |
・トンファー カンフー映画などに登場する、まっすぐな棒に垂直の取っ手をつけた殴打用武器。香港アクション映画にはまったドロシーちゃんが持ち歩いていた。(30話) |
・ナイフ 用途いろいろな刃物。使用するときはマナーを守って使うべきもの。殺し屋さんなどは別のようだが。 狗堂はこちらが得意な獲物だ、と語っているが…どうなんだろう。(22話) |
・飲み物(のみもの) 正宗にとっては、巨大なパフェも飲み物の範疇に入っているらしい。(11話) |
・呪いの宝石(のろい・の・ほうせき) 喜世子パパのコレクションの一つ、「代々手にした人物が怪我に見舞われる宝石」。そりゃあウニをかたどってたら怪我しますよね、な代物。一応、両手で持てるサイズのダイヤモンドだが、価値はどうなんだろうか?(36話) |
・呪いのメダル(のろい・の・めだる) 時価八千万の、歴史的遺物であるメダル。ペンダントであるのか鎖が付いている。しかし、持ち主(と周辺)に地味な不幸をもたらし、博物館に寄贈される事になった。…が、最後には輸送中に崖下へ落ち、木っ端微塵になってしまった。(30話) |
・パイプベッド 狗堂のアジトにある数少ない家具。直し直し大事に使っていいたが、巧美がパイプをもぎ取ってしまった。(26話) |
・ハラミ茶漬(はらみちゃづけ) 温かいご飯に、魚のハラミと呼ばれる切り身を乗せ、お茶をかけて食べる食べ物。 なぜかこの街ではカフェのメニューにあり、巧美が注文していた。(11話) |
・「ビィ〜ッグな トールの 古ウォッチ〜」 巧美の描いたモンタージュの中で、勝手な体を付け足されたチンピラが歌わされていた歌。 ネタ元は、有名なこの間カバーされたあの童謡の歌手。(10話) |
・左チッチー&右チッチー(ひだりちっちー・みぎちっちー) 「Ripper」を追うときに巧美が胸につけていた生物兵器のギミック。かなりの伸縮性があり、巻きつけて人を捕まえる事もできるが、顔があったり奇声を上げたりとかなり不気味。(6話) |
・人の顔が古臭く見える薬(ひとのかおがふるくさくみえるくすり) 面白い薬・その2。他人の顔が、昔の漫画の顔のように見える薬。いちおう、原材料そのものは合法のものを使っているらしいが…(31話) |
・フィギュア 人形全体を示すが、ここでは主にアニメやゲーム、オリジナルのキャラクターの人形を指す。 正宗はかなりうるさいコレクション派、恭宇夜は自作派のようである。 |
・美国探偵事務所(みくにたんていじむしょ) 巧美が所長を務める探偵事務所。結構頻繁に依頼が入っている。 「依頼は必ず受ける」を売りとしており、そのためいくつか騒動を起こした事も。 恒と巧美はここに住んでおり、応接室、寝室(ソファで寝ているようだ)、キッチン、お風呂とトイレがある事が確認されている。 |
・水笛(みずぶえ) 「Ripper」をおびき寄せる時に、仲間を呼ぶために用意された代物。かわいらしい鳥さんのデザイン。 しかし、吹いても「けきょけきょ」としか鳴らないので、はっきり言って近くにいないと聞こえないだろう。(6話) |
・萌えキャラ(もえきゃら) 巧美がなりたいもの。正宗に言わせると、巧美は「萌え」が分かっていないのでなれないらしい。(4話) |
・もずく 海藻類の食べ物。 なぜかこの街では地下クラブのメニューにあり、巧美が注文していた。(3話) |
・指輪(ゆびわ) 巧美が恒をテストするために、一定時間守るように渡した品物。金製らしい。もともと巧美が気に入って指にしていたもので、恒に努力賞として渡された。(#1) |
・妖怪ふんどしタワシ(ようかい・〜) タワシ型の着ぐるみで、巧美が貴世子との待ち合わせに着ていこうとしていたもの。ふんどしに「妖怪ふんどしタワシ」と書かれており、ドリルが2本、腕の出る高さあたりで回転している。 後に貴世子にプレゼントされ、彼女は「素敵…」とまんざらでもない様子だった。(12話) |
・レオ様(れおさま) 尾杜謹製・ドロシー用防御システム。 平常のライオンのぬいぐるみ型から、伸縮自在な皮膚素材と内部メカの変形により8等身の戦闘モードに変形し、内蔵の武器などで戦うもよし、そのまま戦わせるのもよし、となる強力な兵器。ただし、長距離の移動ができないため、基本的には使用者か仲間が持ち運ばなければならない、という欠点がある。(9話) さりげなく、最近再登場している。(30、31話) |
・ロレックス 世界的に有名なメーカーの腕時計。 恒が持ち歩いていたが、「ターゲットの生活サイクルを知る技」レッスンの時に使用され、壊れた。以降時計の話題は出ていないが…どうなったのやら。弁償されていない事は確かだが。(2話) |