ミニアロマテラピー講座
アロマテラピーは日本語では「芳香療法」と訳されています。
その名の通り、香りによる治療法で、使用される香りの種類はかなりの数存在しています。花、実、皮…植物だけでなく、動物から抽出されたものもあります(香水ほど使われていませんが)
そうして精製されたものはエッセンシャルオイル(精油)と呼ばれます。
漢方薬と同じく、長く使って徐々に効果が現れてくる物なので、処方は気長に。天然100%ですので、香りを使っているのなら人体に危険はありません。ただし、精油そのものは天然ゆえに、素肌につけたり飲んだりしたら悪影響が出ます。特に、妊娠中の時は使用出来ない種類もあるので注意してください。
また、最近合成品のまがい物も出回っているので気をつけてください。雑貨屋などで1000円以下の物は大抵偽物です。
精油は抽出の手間から、それなりに値段が張ります。最も量産されているラベンダー(5ml)で1500円はしますから。金沢オフ会に持っていったティートリーは、3.5ml2500円。
…ちなみに最も高価なのはローズ。5ml1万円です…(涙) その分女性が使った時の効能は抜群なんですけれど。…まぁ、業者によって多少変動しているのがこの業界ですが。
なお、布引ハーブ園に置いてあったのはマギーティスランド社など、老舗の物だったので安心して使えます。
アロマテラピーの基本は、「自分の好きな香りを用いること」。どんなに素晴らしい効果が認められている精油でも、香りが苦手だ、というだけで効果が落ちてしまうのです。
はじめは、効果範囲が広くオールマイティなラベンダーとティートリーから始めてみましょう。香りの印象が全く違うので、どちらかは気にいると思います。現に、私はラベンダーが駄目で、ティートリーを使ってますから。
また、この2つは精油の中で唯一(2つですが)素肌につけられる精油です。勿論、飲むのは論外ですけれど。
処方ですが、難しく考える事はありません。「必要な匂いを感じる事」です。アロマウォーマー(電気式が安全です)や蒸散器(高価ですけど)で香りを部屋に広げてみたり、お風呂に一滴たらしてみたり。こういう方法を芳香浴、と言います。
あるいは、今回のように練香や石鹸にしても良いですね。お湯に垂らしてタオルをつけて温湿布、という手もあります。
香りのバランスをよく知ることで、オリジナルの香水も自分で調合できます。
香りの持つ力は様々ですが、その中でも特に効能があると認められているものがあります。ラベンダーなら精神安静、レモンなら虫除け、サンダルウッドなら風邪の諸症状、などなど。これらの香りは、勿論他の効能も持っています。
もし興味をもたれたら、最近は書店でもアロマテラピーに関する本や入門書が見つかるので、一度手にとって見てはいかがでしょう。…置いてある場所が家庭医療だったり香水と一緒くただったりと、まだ安定していませんので、店員さんに聞いてみるのが一番です…(涙)
手軽な物では、竅iえい)文庫『アロマがカラダとココロの悩みに答えます』(竢o版社)がおすすめですね。基本は押さえていますし、エッセンシャルオイルの販売店のリストも、体験できるサロンも掲載されています。
アロマテラピーとの出会いが、あなたの生活に新たな一面を添えることを祈ります。
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