さる9月11日から行われた2拍3日の研修旅行のちょっとしたレポートです。
始まりの前に
「来年は果たしてどこになるのだろう? 今からすでに楽しみで仕方がない。」
これは去年のレポートの締めの文である。では、今年はどうなったのかと言うと。
石川県は金沢、である。そう、私の実家があるところだ。
それでも、あまり行かないところにも行くようだし、富山にも行くようなので、しっかり申し込んできたのだが。
9/11
現地集合を承諾していただいたので、一日目ラスト、宿泊地都ホテル(駅前)で合流する。
同室のHさんに部屋割りやバスの席を聞き、夕食へ。新任の考古学のT先生の隣に気が付いたら座らされていた。
とゆーか…皆よく飲むなぁ。私ビール駄目なのに。
とんでもない量を飲んで酔っ払っているHさんをなだめつつ、一日目終了。
9/12
しっかり起きて朝食に向かう。
…そう言えば高血圧の人ってあんまり酒飲まないほうがいいのでは…? 今度聞いてみよう。
最初は金沢城。それから兼六園。朝8時に行っても誰もいやしない。しかも風が強くて寒い。兼六園に入ったら雨が降ってきた。…何しに来てるんだろう、私たち…と少し遠い目をしてみる。
同行していた人たちのリクエストに答えて、金沢神社へ。危うくバス時刻に遅れかけた(苦笑)
…やっぱりこのスケジュール、きついですよ。去年よりはましですけれど。
次は県立歴史博物館。略して「れきはく」。
今やってるテーマは…『古代日本 文字のある風景 〜金印から正倉院文書まで』?(10月17日までやってます)
…金印…そうか…(涙)←去年のレポート参照
だいぶ日も昇って、次は武家屋敷跡自由散策。尾山神社行ってきました。
おお、本当にギヤマンが綺麗になってる。
続いては、バスで移動して、前田家歴代藩主墓地。…晴れてきました。
墓石に入れられているのではなく、古墳のように土を盛った大きなお墓が並んでいる。地図によると、斜面の上にあるほど、当時の重要人物であるようだ。
いよいよ富山のほうへと向かう。
国宝指定を受けている瑞龍寺、万葉歴史館、桜谷古墳と見て回る。
瑞龍寺は国宝と重要文化財指定を受けているところばかりで、歴史的に見ても重要性が高いのが分かる。
説明してくださったお坊さん、前職はインストラクターだったに違いない、と皆で囁きあう。声優と言う意見もあった。
ちなみに、一番心に残ったお話(?)は、
「ここにはL字型の廊下があります。『松の廊下』のちょうど逆向きなんですね。NHKの取材によると、ここでのロケもありうるとのことです。ひょっとしたら、私が出ているかもしれません」
世の中って、広いようで狭いところもあるんですねぇ(遠い目)
2日目の宿泊は、雨晴(あめはらし)温泉・磯はなび。
てっきり温泉街の中の一軒かと思っていたのだが、実際は山の上に一軒だけ建っている、とても大きな温泉ホテルであった。広い。
酔っ払ったHさんが再び暴走。眠かったので無視していたら、他の人に被害が行ってしまった(苦笑)
…でも助けてくれてもよかったじゃないかよぅ、ゼミ仲間の皆ぁ(内2人ですけど)
9/13
朝ごはんはバイキング。よかった、食堂広い。去年とはえらい違いだ。
いや本当に。だって去年までって時間通りに動いた事一度もなかったですから。
最終日は五箇山と城端(じょうはな)。そして、チカモリ遺跡(…)
五箇山は世界遺産に登録されたことから、ご存知の方も多いと思う。
…なんか昔来た時と変わってるよーな? まぁ、だいぶ前なんですけど。
……。こきりこのササラの動かし方忘れたぁッ! 津軽太鼓はまだ覚えてるのに…
城端は、善徳寺を訪ねる。なにやらイベントがあるのか、設営の最中だった。
何でも、寺に伝わる文書を家の大学の先生(と生徒)が訳したのがきっかけだとか。
二手に分かれて寺の中を見学。元々は城として作られていたものの、一国一城令のために途中で変更になったのだと言う。名残として、かつて前田藩主(誰かまでは忘れました。すみません)が泊まられた部屋や、高貴な身分の方と謁見するための広い部屋、石垣(途中)があった。
そして、終りの一言がまた。
「いやぁ、明日から祭りでしてね、それと一緒に『なんでも鑑定団』の収録があるんですよ、ここで」
…ひょっとしてこの研修旅行の日程、これに合わせて組まれたんだろうか…?
再び金沢。最終日程、チカモリ遺跡へ。再び天気が怪しくなってくる。
…わざわざ混んどる八号線通らんでもよかったんやないですか(注:運転手さんは兵庫の人。知るはずがない)
チカモリ遺跡。
はっきり言って、「チカモリ公園」と言ったほうが通りがいいんじゃないかと思うところ。パンフだけだと立派な遺跡に見えるから不思議。確かに、縄文時代の遺跡として重要なところなんですけどね。
案の定、周囲の皆が戸惑っていた。
風が強くなってくる中、先生と研究員(隣接されている埋蔵文化財センターの方)の話を聞き、センターの中へ。
考古学の先生がとっても生き生きしてらっしゃいます。
そして、出ようとすると、大雨。
…。先生、最後の最後で雨を呼んでくれましたよ、見事に。
私はここで現地解散。と、もう一人の生徒(たぶん3回か4回生)さんと(雨男な)先生もここで解散すると言う。
迎えに来てくれた母さんに頼んで、お二方を金沢駅まで送る。
帰り道、母さんが言うには、「あんたたちが建物に入ったら急に降り出した」とのこと。
…コントロールすごいや先生。
と言う事で、今年度の研修旅行も終了。
総括してみると、時間が短い! と思ったこともあったが、結局はほぼすべて予定通りに進んでいた。
つまり、時間的には余裕があったということ。それを考えると、去年よりずっとしっかり計画が立てられたんだな、と思う。人数が少ないせいもあったのかもしれないが…(去年一昨年の三分の二)
さて、来年だが……青森行かないかな(ぼそ)
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