死者の宮殿で仲間になったのは彼の他にも2名いる。地下2階でラドラムと言う異国の魔導師、地下50階でベルゼビュートというデーモンである。問題はこのデーモンだった。年齢、性別共に不明。一見ごついオカマさん。とっても面食いの彼は新たに仲間になったヴァイスに食指を動かした。噂によるとミルディン以外はみ〜んなこいつの犠牲者とか?
「あの子の良さはあたしくらい人生を経験してないとわからないものよ。」
ベルゼビュートは言った。
「あの歪み具合が最高ね。料理次第でどんなにでもなるわ。」
その瞳に魔物が住む。妖しげな眼力でねっとりと見つめられるとたいていの者は正気を失うというのが定説だった。そのどさくさに紛れて何をするのやら?
だが、しかし・・・、元ゾンビは魔に対する免疫が出来ていたのだ。ベルゼビュートに見つめられても平然と。
「ブス! 気持ち悪ぃ目で見んな!」
ベルゼビュートへの禁句その1、“ブス”
「何ですって・・・?」
紫色の怒りのオーラがゆらゆらと彼女を包む。
「クソガキが・・・今に見ていなさい! あんな貧乏くさいガキはやっぱりあたしの趣味じゃないわよ・・・!」
最後の一言は負け惜しみ。カチュアと同意見!