IL　DIVOが歌うクリスマスソング。
巷で絶賛の嵐（？）のこのアルバムを買いましたよ･･･。アメリカのみの発売から半年後、あと数ヶ月もすればおそらく日本でも発売されるかもしれないこの微妙な時期に･･････。

微妙な時期に買ったせいか､最初聞いた感想は微妙･･････。
この中で曲として一番完成度が高いと思われるのがすでにセカンドアルバムに２曲入って聞いているし、さらにセカンドアルバムにはその２曲以上に素晴らしいのが何曲もあると思うので、今回、このクリスマスコレクションにANCORA以上の完成度を勝手に期待して肩透かしをくらった感じでした。
セカンドアルバム発売前のアメリカで季節がら、かる〜くジャブを打っておくかというのりで発売されたと思われるから、それも仕方ないかなといったところでしょうか。

けど、噛めば噛むほどのスルメのように、聞けば聞くほどにじわ〜っと心地よさが身体を包みこむ･･･みたいです。

日本で今年のクリスマス､いたるところでこの中の曲が流れるといいなとか思っています。



O HOLY NIGHT
「ENCORE」の中に収録されたドキュメンタリーの中で他のメンバーがのウルスの声質について「純粋」と言うのですが、それを最も感じたのがこれを歌う時の彼の声でした。無垢なる魂の声・天に届く祈りの声･･･というのでしょうか？本人がどうかというのは･･･､別問題。

WHITE　CHRISTMAS
都会の恋人たちのクリスマス、お洒落な仕上がりですね。

AVE MARIA

WHEN　A　CHILD IS BORN
夕陽のグランドキャニオンをバックに牛泥棒を退治した４人が馬に乗ってゆっくり家路につく大西部のクリスマスソングという感じです。家のテーブルの上には七面鳥がどーんと･･･。

ADESTE　FIDELES　(O COME ALL YE FAITHFUL)
賛美歌「神の御子は今宵しも」
時間を超え中世にタイムスリップするかのような出だしのアカペラ(２０００年前のその時じゃなくて、あくまでも歌声の出だしは中世の香り。特にセバスチャンの声。（勝手にそう思うだけで､根拠は無いですが。）
それが力強くなっていって最後はこう･･･（↓）

カルロスのド迫力に思わず「はは〜っ！」と平伏しそうです･･･

OVER THE RAINBOW
映画「オズの魔法使い」の有名なナンバー、「虹の彼方に」です。
ウルスがでっかい目をきらきら輝かせながら「どこか虹の彼方に･･･」と夢見るように歌います。デイヴィッドも負けじ「そこは空が青くて･･･」続け、セバスチャンがそんな二人を横目で見ながらクールに「いつか星に願う･･･」と歌うとカルロスがかわい子ぶりっ子で「･･･うふっ！レモンのドロップとけちゃった」

PANIS ANGELICUS
「天使のパン」
天使のパンは人のパンになり、天のパンは世の中に命を与える･･･。
４人の歌い方が好きです。（歌詞の意味を考えてこれ､後日ちゃんとわたしなりに考えてみたいです。）

REJOICE
他の曲と感じが違ってゴスペルっぽい。「天使にラブソングを・２」に出てきそうなそんな感じです。

とにかくもうなんといってもこのCDではDavidにやられてしまいました....。 特にrejoice。 ウルスの歌が「祈り」だとしたら、Davidの歌は「神様からのお返事」ね。 歌というより、「慰め」に近いかも。 「わたしはいつもここにいるよ。寂しがらなくていいよ」と、神様に慰めてもらっているような、そんな歌声。 まじ泣いちゃいますよー。感動でー。まさに「DIVO」ですよー。 ツーコーラスめでCarlosが、弱音にしては珍しく腹筋でささえた声で、諭すように歌いかけてきます。 この声がすごくいい。ものすご?????くいい！！ カルロスって、大天使がトランペット吹くみたいにぱーーーんと歌い上げる曲もいいけれど、こんな風に何気なくピアノからメゾピアノで歌うのはもしかして最高難度というか......、どこまで歌が上手いんだこの人。もう参りました。ああ??、いつにもまして日本語が支離滅裂になっちゃった.....。カルロス最高。 そしてセブの声甘甘。カラメルソースかけたバニラアイスみたいだわ。あの小顔の前半分だけが共鳴して響いてるような声。ばりばりオンマイクで歌うからかな...。戦前なら発禁処分よ。色っぽすぎて ここをご覧の方でまだこのCD買ってないそこのあなた。日本版発売を待つなんて言わず、一刻も早くゲットしてね。熱帯夜に聴く「聖しこの夜」もまたオツですよ。

中村熊子(仮名）さん､ありがとうございます。これ読んで買おうかなと決めたんですけどね、わたし。

SILENT　NIGHT

THE　LORD'S　PRAYER
アルバムのラストを飾るこのこの「主の祈り」はディズニー映画のラストみたいな仕上がりですね。安心感があると思いました。（ゲーム関係のタイトルだと最初思ったんですが･･････。）