どきどき探索
(01/05/12)

部屋やベランダですが枝璃奈にとっては初めての探索。その目に映るのは全てが新しいものばかり・・・。


「ねえねえお父様!このお水の中の動いているのってなーに??」
「ん?熱帯魚のことかい?」
「ねったい・・・ぎょ?」
「そう、それは魚って言って、水の中に住んでいる生き物なんだ」
「・・・お魚さん・・・かぁ・・・」

初めて見る魚に、枝璃奈は興味津々です。
「じ〜・・・」
エンゼルフィッシュも枝璃奈に興味がある様子です。
「あ、お父様、お魚さんがこっち見ているよ!」
枝璃奈も負けじとエンゼルフィッシュと睨めっこ状態。
「お外出てみた〜い!」
「あ!走ったら危な・・・」
ドテッ!
「・・・・」
思いっきり顔から転んでいます(^^;
「うう〜・・・」(T_T
まだまだ足が覚束ないみたいですね。
「こらこら、危ないからそこは止めなさい」
「枝璃奈、お外も見てみたいの・・・」
「う〜ん、仕方ないなぁ。
それじゃベランダならいいよ」

「わ〜い」
ねえねえお父様」
「今度はなんだい?」
「お外って・・・すごく広いね」
「やっぱり外も見てみたいかい?」
「・・・うん」
「そっか・・・」
「ううん、枝璃奈我慢する。お父様と一緒なだけでも幸せだから」
「枝璃奈、無理しなくてもいいんだよ」
「・・・」
「それ位のわがまま、我慢しなくてもいいの」
「有り難う・・・お父様・・・」
「今日は無理だけれど、いつかちゃんと外の世界を見せてあげるからね」
「代わりじゃないけれど、ハイ」
「わ〜・・・綺麗〜・・・」
「そう言えば、花も見るの初めてだったね」
「お花・・・?」
「そうだよ。外には色々な色や形や大きさの花が、沢山咲いているんだ」

花にじっと見いっています。
「枝璃奈、もっと沢山のお花見てみたいな・・・」
「・・・」
「もっと・・・もっとね、色々な事を沢山知りたいな・・・」

映るもの触れるものが、全てが新しいこと。
感じること、聞こえることが全て新しいこと。
枝璃奈にとって、外の世界は見知らぬことばかりです。
「あっ・・・」

風が枝璃奈の髪を揺らします。
風一つにも戸惑う顔。

「気持ちいいなぁ・・・」

初夏を感じさせる風なので気持ちよいのでしょう。、
さて、部屋に戻ってきたら、今度は何やら押し入れを検索しています。

ゴソゴソ
「ねえお父様〜
「なんだい?」
「これな〜に??」
「ゲッ!」
「横に18って書いてある〜。枝璃奈数字分るんだよ、凄いでしょ、お父様」
「す、凄いね・・・ははは」
「?・・・どうしたのお父様?」
そ、それは・・・、子供には関係ないの!
「??・・・じゃあ、大人になったら枝璃奈にも関係あるの?」
「・・・いや・・・その・・・・大人になったら分るよ」(^^;
「う〜・・・、お父様の意地悪〜」
「ふう・・・」

流石に今日はお疲れみたいです。

「枝璃奈、疲れちゃった・・・」
「ゆっくりお休み・・・枝璃奈」
「お父様・・・・ううん、何でもない・・・
「・・・大丈夫だよ、ちゃんとお外に行く約束は覚えているよ」
「有り難うお父様・・・。枝璃奈、お父様が大好き・・・」