スダジイ(すだ椎)

ブナ科(シイノキ属)


2002.6月.こども植物園
一年中青々と繁っています。
ときどきリスが枝から枝へせわしく動き回っています。
上のほうに春先黄金色の新芽が出て綺麗なのですが、大きい木なので近くで見ることができませんでした。

同上
大地に 「ぐっ」 と根を張っている様子が、良くわかります。
樹皮は灰褐色から黒褐色で、秋に実る実は炒めると食べられます。この近くには、数多く見かけます。

    
時には根が板根になることもあります。

漢字→椎

シイノキはスダジイとツブラジイの総称。暖地を代表する常緑高木。
照葉樹林を構成する主な樹木で雌雄同株。
葉は全く鋸歯がないか上半部に数個の鋸歯がでる。先が尖り皮質で羽状脈。
どんぐりが出来ます。はじめは総包に包まれ熟すと先が3つに割れどんぐりが出る。
炒ると香ばしい匂いで結構食べられます。殻がかたい分だけピーナッツには食べ易さで負けそうです。ツブラジイの方が美味しいような気がします。スダジイとツブラジイはよく似ています、私はドングリで判断します。ツブラジイは小さく丸く約8ミリぐらい。大きな特徴でしょうか。

万葉集
0142 家にあれば笥(け)に盛る飯(いひ)を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 

1099 片岡のこの向つ峯(を)に蒔かば今年の夏の蔭になみむか

3493 遅速(おそはや)も汝をこそ待ため向つ峰(を)の
            の小枝(こやで)の逢ひは違(たけ)はじ



画像の追加(2010年9月26日)
2002.09.21
2010.09.20

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