クルミ(オニグルミ)
鬼胡桃
クルミ科(クルミ属)

2002.7月.
思いがけない所で見つけました。
何気なく上を見ましたら枝に実が付いていました。改めてクルミを確認しました。普通枝が横に張るのですが回りに木が多いので上に伸びています。ここは残された雑木林の面影が残っています。僅かな空間ですが貴重な緑地です。
同、幹です
まだクルミにしては若い木だと思います。樹齢60〜70年ぐらいでしょう。樹皮は鱗状で白身がかった灰色でめずらしく幹が数メートル立ち上がっています。周りを見回しますとクヌギ、コナラ、スギ、などが混在しています。リスもいますし良い餌になると思います。欲を言うと敷地がこの10倍ぐらいあればいいのですが、

オニグルミの実 ヒメグルミの実
ハート型をしています
味は同じです
2002年秋児童公園
上の木とは違います。
葉の状態が良くわかると思います。
同公園
木の枝の下に沢山の実が落ちていました。
ほとんどが虫や、リスに食べられています。
オニグルミ
2005.07.03 南区
小さい幼木ですが、「よく実をつけたなぁ」
幹周りは10cmほどしかありません。
オニグルミの葉の様子
葉は大きな羽状複葉で、裏側に軟毛がはえてビロード状になります。
2008.02.17
冬芽
2008.02.01


南北アメリカ、ヨーロッパ東南部からアジア東部にかけて分布し十数種類が知られている。
落葉高木、雌雄同株、樹皮は平滑か鱗状、古くなると縦裂する。葉は奇数羽状複葉で互生する。
秋に実を付け食用になる。日本で売っているクルミはカルフォルニア産か中国産です。
お菓子、ケーキ、スパイスいろいろな食品に利用されています。
日本にはオニグルミ、サワグルミ、ノグルニの3属があり、主にオニグルミが日本全土に自生する。
ヨーロッパ諸国ではあまり縁起の良い木ではなくイタリアでは『魔女の木』と呼んでいます。
クルミの実にどうも原因があるようです。
食べ過ぎると胸焼けを起こしますし古くは催淫性があるとされたようです。


続30選にもどる ホームに戻る