カラマツ(唐松) マツ科(カラマツ属)

2002.07.21.児童公園
ここにはクヌギやコナラ、ミズキに混じって所々に少し生えてます。広葉樹の方が大きく元気がよいのでひ弱そうです。樹齢が若く、幹が小さい所為かもしれません。低地で暖かいために成長が遅いようです。かなりの量がまとまると黄葉もボリュウムがあるのですが、ここ横浜では落葉性の針葉樹はメタセコイアの方が目立ちます。高原で一面の林を見慣れた人はちょっと戸惑うかも知れません。

クロマツに較べてやはり力強さは劣ります。
直通で真っ直ぐに空に向かって伸びています。枝がかなり上の方にあるので葉の様子が詳しく見れません。マキ割りをしたら気持ち良く割れそうです。
2009.05.04
2009.0504

日本産の針葉樹で唯一の落葉性の高木で晩秋の黄金色の黄葉はいよいよ冬の到来を感じさせます。漢字では「唐松」葉が落ちるので「落葉松」とも言う。本州中部の1000〜2500mに自生。北海道から本州にかけて戦後大量に植林されました。
材は電柱、枕木、建築、船舶材、パルプに利用されます。
現在は電柱、枕木の需要はあるのでしょうか。コンクリートがメインになっているようです。
カラマツは割れ、ねじれ、ヤニ、などでなかなか建築の内装材や家具に利用できませんでしたが、近年乾燥技術や処理の技術の開発で家具などに利用が進んでいます。特に学校の机や椅子はすばらしいと思います。
スギと同様にそろそろ間伐材の利用と択伐の時期にさしかかっています。
蓄積が大量にあるので経済性と環境のバランスをとりながら有効な利用が開発されるとよいのですが、

から松はいろづきながら散るものか
   枝々が今朝骨だちて見ゆ     半田良平


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