イヌビワ(犬枇杷) クワ科(イチジク属)

2003.4月

2005.7月
南区団地

2005.7月(同) 2005.7月(同)
2008.10.20(同)
熟してたくさん落ちていました。
ヒヨドリがつがいで食べていましたが、落ちている方が多いようです。
2008.08.10
2010.05.16

一年中実を付けるようです。
初夏にも実が熟します。?


本州以南に生える落葉低木。雌雄異株
実がビワに似て味がビワより劣ることで「イヌビワ」の意。
むしろ実は「イチジク」に良く似ています。イチジクより小さく葉も小さいです。
梅雨前と晩秋に黒い1.5cmほどの果実をたくさん落としています。
ヒヨドリが食べるのですが、食べ切れないほどです。

特徴
花を見ることがなくいきなり実をつけます。
イチジク(無花果)も同じ仲間で実を半分に切りますと粒々がたくさんあります。
これが「花」です

万葉集
4164  ちちの実の 父のみこと ははそ葉の 母のみこと
   おほろかに 心尽して 思ふらむ その子なれやも
   大夫(ますらを)や 空しくあるべき 梓弓 末振り起し
   投ぐ矢持ち 千尋(ちひろ)射わたし 剣大刀 腰に取り佩(は)き
   あしひきの 八峯(やつを)踏み越え 差し任(まく)る 心障(さや)らず
   後の世の 語り継ぐべく 名を立つべしも


 ちちの実→イヌビワ くわ科イチジク属 落葉低木 
          イチョウ いちょう科の落葉高木の説も

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