神聖な樹木

樹の文化誌
足田 輝一 著
朝日選書
メモ書き
湛(たたえ)→ 神使いが村から村を回り、湛(たたえ)の巨木の下で神事を行うこと。
          五穀豊穣の祈願や占い
諏訪上社の場合(七木)
桜タタエ木
檀(まゆみ)タタエ木
ヒクサタタエ木→エノキの説
理由
1.化ける力を持っていたと信じられていた。
2.方言がなく全国共通
3.一里塚や道祖神の信仰がある
4.榎の古漢字は朴で占いに使われた
5.タタエノ木のタタが消えてエノキになった。
橡(とち)ノ木タタエ木
岑(みね)タタエ木→イチイの説
柳タタエ木
松タタエ木
神木→伊勢神宮「古事類苑」
榊、杉、松、楠、橿(かし)、槻(つき)、梛(なぎ)、塊(かい)、櫟(くぬぎ)
榎、椋(むく)、公孫木、柏、椎、桜、天葉若木(あまのははかぎ)、梅
椿、桂、藤、諏訪七称木(すわななたたえぎ)
※天葉若木(あまのははかぎ)→ウワミズザクラ 語源 裏溝桜:神事の亀の甲を焼くのに
薪として利用した。

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