材木屋さんの看板 2008.06.07 | |||||||
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左から「木」+「仏」、「楢」(旧漢字)、「椛」、「栓」、「桂」、「椈」、「朴」、「楠」、「杉」 電車から見える木材屋さんの看板です。読みは下にあります。 用材を扱っているのですからそれなりの大きさと量もある木だと思うんですが、「木編に仏」が読めません。漢和辞典にも記載ありません。はて困った! 読みは 「しきみ」です。 国字では「梻」や「櫁」。 「木」+「佛」仏前に供える。シキミの意味を表す。 漢字では「樒」 漢語林より
語源は 悪しき実→シキミ 臭き実→シキミ 重実→シゲミ→シキミ 方言別名 こーしば、こーのき、こーはな、さかしば、はかしば、はなえだ、まっこ、よしび、まっこーのきなど。 説明 モクレン科の常緑小高木で別名「ハナノキ」全体すべて有毒、仏様やお墓に供える。 昔土葬の時動物が寄り付かないようにと・・・・・・・ 材は念珠、洋傘の柄、寄木、木象嵌などに利用。 用途を調べてなるほど。横浜は以前洋傘は有名でした。特殊な用途でしょうか? 看板に書くほどですからよっぽど需要があったと思います。 現在はどうでしょう? 漢字の読み 左から、(たも)しきみ、なら、もみじ、せん、かつら、とち、ほお、くす、すぎ |
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いろいろ調べてゆくうちに何となく見えてきました。 ●「梻」は材木屋さん、いわゆる業界言葉で「タモ」と呼ぶことがあります。 この看板の場合は「佛」の旧漢字→新漢字木編に「仏」が当てられた。 「タモ」は有用な木です。かっては北海道で産出されケヤキの代用として利用されました。 現在も木工には広く利用されています。 どちらかと言うと「シキミ」ではなく「タモ」の漢字として看板に利用された。 そんな結論に辿り着きました。 |
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2008年3月27日 民家の道路わき | 2008年6月11日 | ||||||
万葉集20110619追加 | |||||||
4476 奥山の樒(しきみ)が花の名のごとやしくしく君に恋ひ渡りなむ | |||||||
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