クヌギ(ぶな科コナラ属)

実生より育てたどんぐりの木を長年コナラだと思い込んでいました
2006年春に思いがけなく落ちているどんぐりを発見して、クヌギと判明しました。
以下顛末です。
2002年5月の様子
以前は回りに松が生い茂り切り通しが山で連なっていました。
2004.01.03 2005.03.12
新芽が出るまで枯葉を付けています。
左側はコナラが数本あります。
奥の斜めの木(左)と右下がハリギリです。
同じ頃移植しました。
2005.03.12
もうとっくにクヌギの木肌の特徴がでています。
ごつごつとして彫が深く茶褐色です。
1991.04.07
上記のハリギリです
我が家のベランダで育ちました
2005.03.12
沢山のどんぐりが芽吹いています。
この時点でコナラからクヌギに気がつかなくちゃね。
2006年3月の様子
周りの松が枯れて一番大きくなりました。

以下は別の固体です
2008.03.30 春の新芽と枝に残った枯れ葉、殻斗 2008.03.30 枯れ葉とサクラの花

漢字
柞(ははそ)、クヌギやナラ
櫟(くぬぎ)、漢字 ぶな科の落葉高木、イチイ科の常緑高木
椚(くぬぎ)、国字
栩(くぬぎ)、クヌギやトチ
椡(くぬぎ)、地名
橡(くぬぎ)、クヌギのどんぐり 

万葉集
4109  紅はうつろふものぞ、橡(つるばみ)のなれにし衣になほしかめやも    大伴 家持

※「橡」クヌギのどんぐりで染めた衣
1311 橡(つるはみ)の衣は人の事なしと言ひし時より着欲しく思ほゆ

1314 橡の解洗衣(ときあらひきぬ)のあやしくも異(け)に着欲しけきこの夕へかも

2965 橡(つるはみ)の袷(あはせ)の衣の裏しあらば吾(あれ)強ひめやも君が来まさぬ

2968 橡の一重衣の裏もなくあるらむ子ゆゑ恋ひ渡るかも

3009 橡の衣解き洗ひ真土山本つ人には猶しかずけり



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