落ちてくるどんぐり | ||||||||||||||||
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8月も半ばになりました。近くの公園を朝早く散歩するとすこしは涼しさが感じられます。 |
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枝を噛み切り落とされたクヌギのどんぐり 良く見ると穴の跡が見えます 2002.08.10 |
枝を噛み切り落とされたコナラのどんぐり 殻斗の柔らかい所に穴の跡があります 2002.08.10 |
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クヌギシギゾウムシ
自分の体の何倍もある枝を足で踏ん張りながら噛み切っている様子。ちょっと見て見たいものです。 川で釣りをした人は餌をいろいろ試してみた経験があるでしょう。 栗の実に卵を産みつけるゾウムシはクリシギゾウムシですがよくも刺のある実に穴を開けるものだと感心します。 |
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大変な間違いを犯したようです。 木の枝を噛み切る犯人はクヌギシギゾウムシではなく 『 ハイイロチョッキリ 』 が正解です。 いろいろ調べてみますとハイイロチョッキリはクヌギが大好物ですし8月中旬から9月にかけて発生するのに対してクヌギシギゾウムシは時期を遅らして食料採取の混乱をお互いに防いでいます。 ハイイロチョッキリはオトシブミ科の甲虫です。 |
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同じ犯人なの? 今回は違うクヌギの下の出来事です。小さいクヌギの木ですがふと上を見上げると枝にたくさん木こぶ(虫こぶ)が付いています。地面を良く見回すと昨年の落ちた枝でしょうか土にまみれて虫こぶがあります。大きいのは直径5cmから2cmまで非常に固くほとんんど木質化しています。持ち帰り鋸で切ってみました。まるで杢の模様です。虫は見えません。小さいアクセサリーに加工できそうです。 2,3日してまたきょろきょろ枝の下を探して見ますと、今度は新鮮な葉が付いたクヌギの虫こぶです。切り口はまったくクヌギのケースと同じです。ハイイロチョッキリが切り落としたのでしょうか? 卵が産み付けられているのでしょうか? 虫こぶとチョッキリは関係があるのでしょうか? 『まさかどんぐりと間違って切ったのではないのか?』なんだか訳がわからなくなりました。 |
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上の3個が新鮮な虫こぶです。一つの枝に1個付いているもの、2個付いているもの、約2cm、下は鋸で半分に切ったものです。白い部分は組織が壊れてぼろぼろです。この枝は結構付いています。よっぽどおきにいりの枝なんでしょう。 | ||||||||||||||||
ニュース 朝日新聞、10/9付、アサヒコムのネイチャーニュースを読んでいましたら、今年は関東地方でよく見られる現象だそうです。狭山丘陵ではハイカーが道に落ちている「どんぐり」に良く気づき、八王子では8月末から「どんぐり」の落下が、報告されています。興味ある方は以下URLへどうぞ。 http://www.asahi.com/nature/news/021009a.html |
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