ピンオーク ブナ科

2002.06.04英連邦墓地にて
春の芽吹きは、ぶな科の特徴があり眩しいです。
印象深い木です。
長女が誕生してバギーに乗せて家族で散歩に行きました。休息をして遊んだのがこの枝の下です。
80度ほどに南に傾いています。高さは20m近く幹径70cm程、直通で上品な趣があります。
葉の形が特徴あるので名前はすぐに判ると思っていたのですが、なかなか判明しなく苦労しました。


葉の芽吹きは他の木に較べて遅いようです。
枝が柔軟なので少しの風で葉でひらひらゆれ、風が止んでもしばらく動き続けています。


幹は堂々として枝は上部まで横に広がり、それでいて木の真下から見上げると光が葉の間から適度に漏れ、真夏の木陰には最高です。


葉は黄葉し落葉します。
晩秋に風に吹かれてさらさらと音を立てます。
これもまた結構なものです。
ドングリはそれほど多くなく、横に平たく、発芽率はどうも悪いようです。1本育てているのですが環境が十分でないのかうまく育ってくれません。
2002.09.21
どんぐりが実を付けました。
ゾウムシが枝にいるようです。
枝をきれいに噛み切られています。
殻斗を良く見ますと小さい注射針の後があります。ナイフで後に沿って縦に切ると小さい卵が見えます。『ゾウムシ』の卵です。80%近くは食害にあっています。たぶん地表に落ちても発芽は期待できないと思います。20個ほど拾って水につけたところ数えるほどしか沈みません。
発芽率が低いのはこのせいでしょう。
だからと言ってあまり気にすることではありません。これが普通のどんぐりの生態でしょう。
生物とお互いにバランスをとり共生しています。

2008.02.11 2007.10.08



全ての葉が落葉し、細い枝が広がっているのが青空に冴えます。
こころなしか、ひと仕事をして休憩しているように見えます。
夥しい葉を付けてその重みも大変だったことでしょう。
今はさっぱりしたものです。
1年間、雨に濡れ、激しい風に吹かれて痛んだ枝もあります。再生の準備です。
ごくろうさま。大切にしたい「木」のひとつです
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