モッコク(木斛) ツバキ科(モッコク属)

2002.06月、弘明寺公園
葉は長さ4〜7cm、全縁、なめし皮質、枝先に集まって互生する、※死環明瞭、
花は小さく葉の付け根に集まります。
秋の実はどんなものでしょうか。
赤く熟し、種も赤いそうです。
秋に確認してみましょう。

同上


常緑樹はなかなか名前の判断が、難しいと思います。モッコクはよく生垣、公園などで見かけるのですが、枝がきれいに剪定してあり、たまたま自然形の樹形に出会うと「同じ木なのかなあ」と不安になります。
特に冬場花も咲かず、葉っぱの形が重要な判断材料でしかないとき、なんども図鑑等で調べます。
この木も当たりは付けていたのですが、しばらく喉につかえて断定するまで「その内に」と楽しみにしていた名前です。

2002.10.13.団地敷地内
直径1cm程の実がたくさん付いています。
一部割れて赤い種が見えます。

画像の追加
2002.09.21 2002.10.28

樹皮は灰白色で庭木の王といわれます。
樹形が美しいのと手入れがあまりいらないなどの理由からでしょうか。
東海道以西の海岸沿いの暖地に生じ、九州に及ぶ、常緑高木。
はだ目も木理の緻密で、沖縄では有用な建築材、床柱として利用。
文具、寄木細工、木像嵌、くし、印判などに用いられる。
                           岡本省吾 著 「樹木8」 保育社
福井県、福島県以南に分布する。      尼川、長田共箸 「樹木1」 保育社

ちょっと気になるのですが、両著の発行年代は20年ほどの開きがありますが、分布地域が北に
北上しているように思えるのですが、気候が暖かくなっているせいでしょうか

30選にもどる ホームに戻る