クスノキ(楠・樟) クスノキ科(クスノキ属)

2002.6月、六ッ川高校

クスノキは,木の名前を知らない人もたぶん判ると思います。神社、お寺、公園、学校、動物園いたる所に大きな木がのこっています。

都会のスモッグにも強く、成長も早く、丈夫なので植栽されるようです。
真夏の日差しが強い日に、この木の下でちょっとひと休み、少々の夕立にも濡れません。

2002.05.30.英連邦墓地

一年中青々として葉っぱが落ちるのが気づきませんが、大きな木の下をよく見るとけっこうまとまって古い葉が更新してゆきます。

春の新芽はやはりうつくしいものです。

落ち葉の堆肥には醗酵が遅いようです。
花の後に実を付けます。直径約8センチほど。
8センチ→8ミリですね(2007,12,24訂正)
横浜市内

2008.02.10.南区団地敷地内
みの虫が冬ごもりしています。
2008.02.17.同
同じ木ではありませんが、昨年一部落とした
葉が更新されています。落葉樹より一足先に
新芽が出ています。
2008.04.12
2.17(同)個体
新芽が芽吹きました。


本州の関東以西、四国、九州、台湾、中国に分布する常緑高木。
昔は樟脳製造の原料として重要な樹種だったので、造林も各地でおこなわれていた。
新芽は個体によっては黄緑色のものや赤褐色のものがあって美しい。
葉の脈腋には。※ダニの幼虫が共生している。これと同じようにダニの共生する樹木は
タカノツメ、とサンゴジュがある。
クスノキは寿命が長く、大木が多い。日本各地に天然記念物に指定されている
                   岡本 省吾 著 「樹木」 保育社

※。クスノキの葉にはダニ部屋(ドマティア)といわれる構造が有り、何らかの共生関係がある
と思われていますが詳細は解らないようです


大樟も私も犬もしぐれつつ
                三頭火
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