千英のひとりごと〜 Chie's words 〜

2009/1/10
新年
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 暮れからウォーキングをはじめました。主人はメタボ改善?予防・・・?私は体力づくり。いてつく寒さに、澄みわたった星空をながめながら歩くのは、気持の良いものです。海岸ぞいでは、夜釣りをする人、私たちと同じくウォーキングやジョギングをする人、テニスの壁うちをする人、ホッケーの練習をする人など、思い思いに楽しんで体を動かしていらっしゃいます。
 私の抱負
 ・英会話の勉強をしたい!
 ・ウォーキングの継続
 ・トップページの更新
少しでも上を向いて今年も歩んでゆきたいナと思うこの頃です。


 五世宗家襲名披露 千歳会
 平成二十一年三月二十九日(日)
 於 国立文楽劇場(大ホール)

 「箙の梅」(平家物語より)
 大舞台初の立役です。 



平成21年1月10日 千英
2008/2/10
 二月は私の生まれ月でもあるからだろうか一年の中で一番好きなころである。凍りつくような寒さの中、手はかじかみ、耳は真赤に。 一日中すっきりとしないよどんだ空。でも、そんな中、確かな春を感じて木々や花たちも新しい命を芽吹かせている。養生中だった芝生たちも青みが増してトンネルのむこうに希望や光があるような想像にとりつかれ、身体の中心でココロだけが温かいような錯覚にとらわれる。そんな瞬間が大好きだ。 梅一輪 一輪ほどの 暖かさ  嵐雪のこの句も毎年私の心をあたためてくれる。


平成20年2月10日 千英
2006/4/13
国立劇場
 春うらら今年は春を感じる暇もなく東京駅から国立劇場へ向かった。そこで迎えてくれたのは国立劇場正面の桜だった。小ぶりで品の良い枝垂桜と、何の種類だろうか、それも小さな花満開の桜だった。ついた日は衣装合わせから鬘合わせ、音合わせなど忙しく、出迎えてくれた桜たちとの会話もそこそこにあわただしく時が過ぎ、いよいよ次の日の本番へ。前日はしぶしぶとしていた空も今日だけは快晴。でもそれも化粧部屋の窓から見ただけだった。本ベルがなり、なんとお披きはわたくし。幕が開くと会場一杯のお客様が迎えてくださった。いつも志賀山を応援してくださるあるお客様が「私は踊りに感動したんと違うで。お客さんが一杯やったのに感動したんや」と涙を浮かべて喜んでくださった。本当にそのように思う。会の数日前まで打ち合わせや、東京のお客様に来て頂くために何度も足を運ばれていたお家元のその努力の賜物であると思った。それに私達を大阪で応援してくださるお客様が東京のご友人や親戚の方に紹介してくださり、顔も知らない私達のために足を運んでくださったこと。なにより忙しい中、大阪から駆けつけてくださったファンの皆様に感謝したい。皆様の思いがいつも平凡でちっぽけな私の心を突き上げ動かしてくれる。当日は不慣れな場所での初めての公演だったが、皆精一杯頑張った。さくらもあたたかく皆様をお迎えしたことだろう。

平成18年 4月13日 千英
2005/10/30
秋祭り
 ちりりんちりりんドンドン、ちりりんちりりんドンドン・・・遠くから聞こえる笛や太鼓の音。あぁ秋祭りだなと思ってベランダに出て耳を澄まして聞いていたら、主人がポツリと天照大御神(アマテラスオオミカミ)も「ちょっとだけ見たい」と思って出てきたのかなぁと言った。有名な『古事記』の神代記の中にある「天の岩戸」のくだりである。
 須佐之男命(スサノヲノミコト)の行動にお怒りになられた天照大御神が天の岩屋戸に隠れ、世の中は真っ暗け。八百万(ヤホヨロヅ)の神も大慌て。どうしたら出てきてくださるかと色々と試してみたが、なかなか出てきてくれない。最後に、伏せた桶の上で天宇受売命(アメノウズメノミコト)は足を踏み鳴らし踊り狂るわれ、高天原(タカマガハラ)に轟くほど八百万の神々がどっと笑われた。天照大御神はその様子に心を惹かれ、岩戸を開けてしまったのである。
 岩戸の前でだんじり囃子を演奏したわけではないが、手拍子あり、足拍子あり、もしかしたら何か物を叩いたりして、さぞ賑やかであったろう。きっと私もひっかかってしまったくちであろう。だってすぐにベランダに飛び出しているのですから。

平成17年10月30日 千英
2005/7/2
ふらっと旅気分U
 ふらっと旅気分U

 ふらふらっとでかけたくなること、神戸の帰り道。いつもと同じ道ではつまらない、このまま真直ぐ帰りたくない。そんな子供がダダをこねるような私を導くように車は走った。カーナビで見つけたオルゴール館に到着したのは、ちょうど特別演奏の5分前だった。予約もなく、突然伺った私達を堀江オルゴール博物館の案内の方は温かく出迎えてくださった。
 オルゴールの演奏は耳で聴くだけではなく、目で楽しみ、心が癒された。その日は「タバコを吸う猿」の特別演奏があった。実際に火のついたタバコを手に持って、ゆっくりと口に運んでは目を閉じ、さも美味しそうに煙をはく猿。オルゴールなんですよ!あと、似顔絵を書いてくれるオルゴールや、手紙を書きながらうたた寝をするオルゴールなど書ききれないほどたくさんのオルゴールたち。もちろん音楽だけを楽しませてくれるデザインの素晴らしいオルゴールや、オーケストラ顔負けのバイオリンや太鼓・パイプオルガンまで一緒に演奏してくれる立派なオルゴールもあった。なんともなんとも書き尽くせない夢の世界に誘ってくれることでしょう。ここではすべてを言ってしまわないで、是非一度は大切な人と、家族とでかけてください。

 そして最後にもう一つ。そこに2台の縁のあるオルゴールがあった。1台は「ニコライ・U世」、ロシア王朝最後の皇帝ニコライが所有していたオルゴールで、ロシア革命によって国外へ出たオルゴールが、長い年月を経て堀江オルゴール博物館へ。そして、今彼の隣には皇帝が后妃アレクサンドラに贈ったオルゴールが!堀江理事長が、大変な努力で二人を再び結びつけてくれたのだと聞いた。心が震えた。こんな素敵な話があるかしら。

平成17年 7月 2日 千英
2005/4/8
春爛漫美

 春爛漫美しく咲き競う花たちの季節です。先日は伊勢志賀山流『三世宗家追善公演』に多数ご来場いただき誠にありがとうございました。おかげさまで無事に舞うことができました。
 舞台に立つごとに、皆様に見守って頂いているからこそこうして踊ることができるのだなあと強く感じています。言葉では表せないけれども気持ちのなかで支えて頂いている部分は本当に多いです。心からありがとうございました。それから会を見てくださった方から沢山メールを頂きました。みな掲示板に書き込もうと思ったのだけど・・と言いながら。是非書き込んでくださいね。でも一番の感謝はパパと我が息子。一日疲れたことでしょう。きていただいた中にはお気づきの方もいらっしゃったことと思いますが、受付で抱っこして手伝ってくれていたみたい。
 来年の明日は初の東京公演があります。もっともっと叱咤激励して頂いて舞台に臨みたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

平成17年 4月 8日 千英
2005/2/15
別荘
 私には神戸に別荘がある。なんてとても大げさだけれども、父母の住居があるのである。高速を下りると何にも束縛されない青空が広がって、「こんにちは!またやってきたよ!」と言いたくなる。そんな私のとっておきは、朝のお散歩にある。ガサゴソ バタン≠ニ言う音で目覚め、「あっ!お父さんが散歩にでかけたんだ」と私も急いで身支度をして外に出る。生まれたてのひんやりした空気がほっぺを包み込む。「あーつめたい!」そして急いでマンション裏の波止場へ向かうと、はるか生駒の山際から今まさに灯がともったかのように辺りが明るくなり、三宮の街もキラキラと輝きだす。「あぁ朝だなぁー」と東の空を望むと神戸製鋼の煙突から水蒸気がまっすぐ天に向かってのびている。電線のないこの街には木の枝が小鳥達の憩いの場所となっている。「おはよう」と言うと、小鳥達は「ピィーチクリピー」ともしかしたら、「あの人また飽きもせずに空ばかり眺めているわ」なんて噂しているかもしれないと思う。この波止場沿いには、先日天皇皇后両陛下がお越しになられた兵庫県立美術館や、人と防災未来センターのほか、JICA・天然温泉の湧くなぎさの湯などが立ち並んでいる。 この街はHAT神戸と言う愛称で、HAT(ハット)とは「Happy Active Town」の略称であり、その名の通り「ハッと変貌し、誰もが幸福で、活気あふれる街となるように願いを込めて命名され、親しまれている。
 十年前の震災のことを思うと心が痛む。この地はかつて神戸製鋼や川崎製鉄の工場が立ち並んでいた。本当に見事な街に生まれ変わったと思う。そして人の心も同じように元気を取り戻して欲しいと心から願ってやまない。

 私事ですが、三月二十七日に伊勢志賀山流三世宗家追善公演にて、花柳有洸師作舞・豊本節の「七夕」を舞わせて戴くことになりました。これは良家のお嬢様の役で、日夜お稽古に没頭しようとすれど、「エェーンエーン」とどこかで聞こえる我が子の泣き声。急に現実に引き戻されます。本当にこんなにあわただしく集中できない稽古はありません。でも楽しいかな人生。一緒に成長できればと思っています。皆さま是非ご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


平成17年 2月15日 千英
2004/12/28
凛として
 凛として―― 寒さがきびしいこと。きりりと身のひきしまるさま。私はこの言葉が大好きです。
 静寂の中の緊張感、心が洗われるような・・そんな気がいたしませんか? 日本人にとって新たな年を迎える時、そのような気持ちを持つことができるのではないでしょうか。
どのような境遇・どのような場所・どのような形であっても、すべての人々が同じ気持ちを受け止めることができる、それはとても大切なことで必要なことであると思います。

 私たち舞踊家はありがたいことに舞台に立たせていただくとき、凛と、いやそれ以上の気持ちを持たせていただくことができるのです。

 来春の新樹会で大和樂「鐘」を舞わせていただくことになりました。舞踊に対する真摯な気持ちで舞初めさせていただきたいと思っております。お時間がございましたらご高覧賜りますようよろしくお願い申し上げます。


平成16年12月28日 千英
2004/11/13
自然の力
 毎日の散歩道、毎日見る同じ風景。葉の色づきだけが昨日とは違う今日。いかがお過ごしでしょうか?
 今年は大規模な災害の多い年でした。私は「塩害」という言葉をはじめて聞きました。台風の塩分を含んだ風により、草木は枯れ木々までも落葉いたしました。力尽きたかのように見えたその木々たちはそのもてる力をふりしぼって新芽をだし、冬越えのための蓄えをはじめました。
 自然の力は恐ろしく、そして素晴らしいですね。木々たちでさえも生きようとしているのに、人間は自らの命を絶つ唯一の動物であるといいます。自殺サイトなどが存在するということも恐ろしい話だと思います。一方、新潟の地震にともなうがけ崩れで数日間生き埋めになっていた子供が救出され、生命の輝きを感じました。なににしろ明るい事が一番だとそう思います。
 私達は微力ながら明るく元気に過ごすお手伝いをしたいと、日々稽古し舞台をつとめます。明るい舞台から発するパワーが元気の源になると聞きました。このたび11月23日祝日に、姉弟子の志賀山千裕がリサイタルを開催させていただきます。お誘いあわせの上、おこしいただければ幸いです。


平成16年11月13日 千英
2004/10/6
ゆかた会
 虫の音の美しく響くこの頃でございます。皆様いかがお過ごしでしょうか?
 先日家元宅の改装工事が終わり「ゆかた会」が催されました。
愛着のあった歩くときしきしときしむ床は取り壊され、新しいものになりました。たくさんの弟子たちが、雨の日も風の日もお稽古に訪れ、叱られたり笑ったり、努力して汗を流して練習に励んだ古いお稽古場です。おばあさんのお弟子さんがやってくると座る場所が決まっていて、若い弟子は譲り合い、その光景を古いお稽古場は温かく長い間見守っていました。そのうちに若い弟子達は子供を授かり、先日のゆかた会では新しくなった会場でいつのまにか一緒に遊ぶようになりました。すっかり変ってしまったように思うけれど、ずっとずっとつながっていくのですね。
お家元は、ジャンルを問わずこの新しくなった会場からどんどん文化や芸術を発信していきたい、そう考えておられます。

 前日、大阪日日新聞の取材で、家元が「関西こんな人 あんな人」に掲載されました。「生原良幸の写真館」のホームページで見ることができます。


平成16年10月 6日 千英

氷柱をかじり遊ぶ子供達、初めての氷「パパ冷たいよぉー」

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