千英のひとりごと〜 Chie's words 〜

2014/11/16
琵琶の会にて
 今日は琵琶の会で踊らせていただきました。
人間国宝の山崎旭萃先生がお亡くなりになられて、もう八年経つそうですが、今日は全国から山崎先生のお弟子さんが一堂に会されて追善公演をされました。
 私は、山崎先生が創始された「琵吟」(山崎先生が初代宗家、今はお孫さんの山崎光掾さんが継がれています。)の義経絵巻(弁慶・義経・静)の中の静を舞わせていただきました。
みなさんお一人お一人が、山崎先生を想い温かみ溢れるこの会で舞わせていただき、ありがたく、また色々と勉強させていただきました。
 こんな風にみんなから愛される先生になりたいな、とあこがれでもあり勉強させていただいた一日でした。
2014/08/19
こどもたちと
7月28日、小学校でこどもたちに日本舞踊を教える機会がありました。
ベルリンフィルハーモニーで指揮を執られていた、貴志康一氏編曲の「さくらさくら」にのせて元気に子供たちは踊ってくれました。
21人の子供たちが集まり、日本舞踊ってこんなのか〜!!って子や、こんなものか〜。っていう子などいろいろと思いますが、最後に一通り自分たちのパーツをおどり、ひとつの曲を(さくらさくら)を踊り終えたときには、正直ほっとしました。
この企画を立ち上げ、計画してくださったお母様がたに感謝です!

 地域のために、小さいときからお稽古をしていた日本舞踊でなにか貢献していきたいというのが私のライフワークのひとつなので、これは第一歩かもしれません。
 ご協力いただいたお母様がた、参加してくれた子供たち、ありがとうございました!
2014/04/15
さくらの会
 先日、夙川公民館のホールでさくらの会を開催いたしました。
たくさんのお客様のお運び、心より御礼申し上げます。

 さくらの会は、毎年開催される、わたくしのお弟子さんたちが中心になって踊られる、いわゆるおさらい会です。
今年は、なんと言うことか大道具まで作ろうと言うことになりまして、大変大がかりなものになりました。

出し物は、
清元「鳥刺し」
長唄「藤娘」
長唄「外記猿」
大和楽「おせん」
長唄「汐汲」
大和楽「鐘」

 基本は金屏風に障子張の衝立ですが、「藤娘」では、ダンボールに手書きでこしらえた松を釣り上げ、折り紙で作った藤の花を。
「おせん」ではひさし付きの玄関にのれんをかける(これもダンボールでしかし見事なつくり!)。外に腰掛けとたばこ盆をおいて
茶店を再現。「汐汲」では、先ほどの松にお月様をつけて風情をだしました。

最初は、えっダンボールで?ボンドでつけるだけなの!?
えっそこに吊すの?ひっかけとくだけ!?
と驚くことばかり。
いつもプロの大道具さんにお任せのことばかりなので、松が落ちてくる〜とか、柱が倒れちゃう〜なんて夢までみてしまいました。

でも、会は大成功でした。(私が言うのもなんですが…)
みんなで色塗りしたり、折り紙で藤を作ったり色々工作をして、それがとても楽しそうで…
お客様もそれを感じて下さって、一緒になって会を楽しんでくださった。

地域の皆様と一緒に楽しんで成長していける、
そんな「英の会」(ひでのかい)になればいいなと思います。

ありがとうございました!

2014/03/09
フェスティバルホール
志賀山登羅襲名公演inフェスティバルホール
今日無事舞終えました。
今日まで更新する気になれなかったブログ、ようやく更新です。
この度はとっても悩みました。どう踊ったら良いのか、
観音様という高貴なお役をいただき、どのような心で舞台に立たせていただいたらよいのか…
宗家はお慈悲のこころと簡単におっしゃるけれど、
お慈悲をいただきたい私が、皆様にお慈悲のこころを
とどけるなどできるわけもなく、とても悩む日々でした。
ところが何かのご縁だったのでしょうか。
私の住まいの前にそびえる山は摩耶山。摩耶夫人がよこたわっていらっしゃるお姿にもみえるとか。
その山頂には天上寺という、摩耶夫人をお祭りされる寺があり、
お詣りにまいりました。
そちらには、色々な観音様がいらして、一つのお顔ではありません。もちろん、慈愛にみちたお顔もありますが、喜びや悲しみ、お怒りのお顔まであり、安堵した思いがいたしました。
今日踊らせていただいたことに感謝。
ありがとうございました!
2014/01/13
舞初め
あけましておめでとうございます。
本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

今年も舞初めの日を迎えました。舞初めに来てくださるお客様の
顔ぶれはほとんどおなじみさま。毎年恒例と思ってくださっているのですね。中には、舞初めにきてはじめて新年を迎えた気になると
おっしゃってくださるお客様もいらっしゃいます。
ありがたいことでございます。

今年、わたくしは後見をさせていただきました。
長唄「手習子」で、愛弟子が出演させていただいたのです。

本番前、彼女の顔はピクリともしませんでした。
あら。緊張しているわ。…なんとか笑かそうとしますが…
でもよく考えると、私はよく緊張して熱をだしていたっけ。
そんな私を、母は担いで会場入りしていたっけ、それを思えば
ましよね…なんて。

なんでも経験。

よし、また今年もがんばろう!
2013/12/15
三歳の手習い
 娘がお稽古をはじめました。
着物が好きで、お扇子を持たせると楽しそうにしているので、
「菊づくし」からはじめました。
ママだからあまえるかな?と思いきや、きちんと扇子を前において
「よろしくお願いします。」と言ってお扇子をひろげて花笠かわりに用意をします。
さあさあとや♪のところは、さあさああとで♪と歌いながらトンと足を踏みならします。思わず吹き出しそうになりますが…
 こんなのを見ていると、どうして皆小さい子にバレエを習わすのかしら?と思ってしまいます。私も迷ったくちですが、日本舞踊もなかなかかわいいですよ!
2013/12/09
事始め
 12月8日は、早めの事始めでした。この日からお正月の準備にかかると言うことで、芸事の世界では師匠にご挨拶にいくのです。
 「旧年中は色々お世話になりました。今年もよろしくお願いします。」とご挨拶して、新しいお稽古用の扇子をいただいて帰るのだそうです。
 しかし、なぜかうちの一門は宴会がはじまります。その年により餅つきをしたり、かなり賑やかです。
 ふと小さい頃のちょっとした事件を思い出しました。小学4年生だったと思います。お酒をまちがって飲んでしまって、えらいことになりました…。ご想像におまかせしますが…。
今でも語り草になっています。
 今年は娘も着物を着せてご挨拶に。いったい何年このお流儀にお世話になっているのだろう。
2013/12/04
 今日の月はきれいだった。例えて言うなら、長い黒髪の見返り
美人。もちろん一重。知的でシャープな三日月。高速にのって、
大阪からの帰り道。ずっと凝視されているような気になった。
冷たすぎず、でも温かすぎず…
2013/12/02
顔見世
 今年も顔見世に行って参りました。紅葉のみごろも過ぎたというのにたくさんの人で賑わっていた京都。
伊勢丹で、井傳の3600円のお弁当を買って、タクシーに乗りこみました。お友達とおしゃべりをしていて、行き先を告げるのをわすれていると、ドライバーさんに「それで?」と何ともいい間で突っ込みをいただきました。
 今回のお目当ては「黒塚」先代の猿之助、今の猿扇さんが月夜に童女にかえってうかれ踊られる場面が脳裏にやきついて、いまでも鮮明に頭にあるんです。今から人間を喰らうことがさもうれしいと、体からにじみでてくるのです。
それをまた確かめてみたくなり、夜の部を選びました。
口上で、気丈にも舞台にでていらっしゃいましたが、ご病気であんな踊りの名人をうしなったことはとても悲しいと思いました。
 顔見世は、冬の風物詩…ですよね。今年もまねきを見ることができて、観劇して、美味しいお弁当を食べながらぺちゃくちゃおしゃべりをして、とても楽しい一日でした。
2013/11/15
伊勢
 伊勢の参集殿で、奉納の舞をさせていただいてからちょうど一週間が経ちました。お天気にも恵まれ、今年になって参拝者数も日々更新しているそうで、その日もたくさんのお参りの方で賑わっていました。  日本には、天照大御神をはじめ八百万の神がいらっしゃって、私も小さい時から神様や仏様がいつも身近にいてくださり、お守りいただいている。自然と手を合わせることを覚え、感謝している。そのようなことを知らず知らずのうちに祖母や母から教わってきたように思います。  当日送り出してくださったたくさんの方の笑顔が、いつもよりも美しく愛に満ちて見えたのも、神様の存在が尊くもあり、また身近にもいらっしゃるからでしょう。  11月8日は私の大好きだった師匠 落語家の桂吉朝さんがお亡くなりになられた日でもありました。  天までとどけ!とご奉仕させていただきましたが、観にきて下さったでしょうか?舞台で「千英さん!」と声をかけて下さっていたことが思い出されます。 天に召されると申しますが、天国では落語の話のように、たくさんの芝居小屋や噺小屋があって、毎日のようにお歴々の豪華メンバーでの歌舞伎や噺が楽しめるのでしょうか・・・?


平成25年11月15日 千英
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