シスタープリンセス
SysTar-Pre'nCes
辺見!視点の覚え書きデータブック





視点
基礎情報
書籍

声優





視点

 一概に「シスタープリンセス」と言えども、キャラクター設定を軸に連載小説、ゲーム、アニメは異なる世界を構築している。
 その差異は極めて小さく、余程慣れないと気が付くものではない・・・と思う。

 その世界観を一纏めに扱うのは、非常に暴力的である。
 ・・・が、明らかに異なる部分はさて置き、似て非なる程度なら注釈を添えて同列扱いとする。





基礎情報

 シスタープリンセスは、電撃G's-magazine誌上で読者参加企画として第1部を1999年3月号から開始された。
 読者参加企画の為にキャラクター紹介としてイラストに多少の文章を添えて掲載された。
 当初9人しかおらず、帰国組の亞里亞嬢、春歌嬢、四葉嬢は2000年2月号で発表された。
 同時に、プレイステーションでのゲーム化も発表された。

 引き続き第2部が2000年3月号から開始され、追加された3人の妹を含めて12人の小説風絵本として2001年4月号まで展開された。
 第3部は2001年5月号から、妹間の交流の描写も追加され2002年4月号まで続いた。
 第4部は2002年5月号から2003年8月号まで。 現在進行形の独白型ではなく、お兄ちゃんへの手紙と言う形式を取り、シリーズの締めを飾った。

 TVアニメ「シスタープリンセス」は、2001年4月に放送を開始した。 後にプロミストアイランド編と呼ばれる。
 キャラクターの基礎情報こそ変わらないが、後にも先にも無い独自の世界観を持っている。
 主人公の兄・海神航(みなかみ・わたる)のヘタれっぷりが当初懸念されたが、紆余曲折の末の成長物語でもあった。
 全26話。

 TVアニメ「シスタープリンセスRePure.」は、2002年10月から放送された。
 前半15分「ストーリーズ」と呼び前作プロミストアイランド編を受け継がない、小説寄りの設定に変更され、兄もまた変更された。
 後半15分は「キャラクターズ」と呼び、12組のスタッフによるキャラクターコレクションよりのオムニバス。
 出来は悪くないのだが、迷走振りを伺わせる作品でもあった。
 全13話。





書籍

電撃G'zマガジンキャラクターコレクション
シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜

 第1〜3巻の可憐嬢、花穂嬢、衛嬢は初版が2000年12月20日、第4〜6巻の咲耶嬢、雛子嬢、鞠絵嬢は初版が2001年3月20日、第7〜9巻の白雪嬢、鈴凛嬢、千影嬢は初版が2001年4月20日、第10〜12巻の春歌嬢、四葉嬢、亞里亞嬢は初版が2001年5月20日。
 内容は7編からなる、兄への想いを込めた妹達の独白。
 思わずエビゾリもしたくなるが、純粋さと言う観点からは他に類を見ないかもしれない。

 全て書き下ろし(!!)。

シスター・プリンセス
RePureセレクション

 キャラクターコレクションよりの、RePure.で映像化された1編ともう1編の、計24編をチョイス。






 小説の12人の妹には、12人の兄がいる。
 ゲーム化により一人の兄に統合されたが、本来彼女達に面識はない。

 それ故か、彼女達12人姉妹の間に年上と年下の概念は極めて薄い。
 更に、公式設定において彼女達の年齢は公表されていない。 恐らく作業用の非公開設定はあるだろうが、視聴者は彼女達の挙動で推し量るしかない。


可憐
花穂

咲耶
雛子
鞠絵
白雪
鈴凛
千影
春歌
四葉
亞里亞



可憐はお兄ちゃんのことが大好きです!
1日も早くお兄ちゃんに会えるように
いつもお祈りしています・・・・・・。
 いわゆるプロトタイプ的で特化した特徴を持たない、御嬢様ルックな少女。
 ピアノをたしなみ、プロミストアイランド編ではエリック・サティの「3つのジムノベティ」を披露したり(著作権フリーなのだろうか?)と、おしとやかで女の子っぽい所を前面に押し出している。
 その一方で、『兄とは結婚出来なくても、僕となら!』と告って来た少年を無意識の反射で平手打ち、撃退。 そのエピソードが、「キャラクターコレクション シスタープリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜@ 可憐」の第1話に収録されている。
 しょっぱなから、なんつー・・・。
 祖母もまた、兄に恋していた。
 しかも「お兄ちゃん」みたいに妹の恋愛や結婚を見守るスタンスではなく、どうやら相思相愛だったらしい。
 このエピソードは同小説の最終話として収録されているが、映像化(RePure./キャラクターズ)もされた。
 小説ではバニラと言う猫を飼っている。
 話題をピックアップするといわゆる「美少女像」と言うモノから離れていくが、決してそんな事はない。
 彼女は多少の妄想癖と天然の入った、極々普通の美少女だ。
花穂は一生懸命なお兄ちゃまを
いつも応援しています。
花穂の元気がお兄ちゃまに
届きますよーにっ♥
 ドジ娘。 平地で、反対側の足に引っ掛かって倒れるぐらい、ドジ娘。 ドジ娘。
 失敗してしょげている所をお兄ちゃまにいつも励ましてもらっているので、逆に自分がお兄ちゃまを応援しようとチアリーディング部に入部するも、天性のドジ娘なので万年補欠。
 小説とゲームでは、いちおー憧れ(と言うか目標)の先輩がいるにはいるが、天性のドジっぷりに練習を中断する事しばしばなので目を付けられている上に元から厳しい性格の人だったりして、花穂嬢がそこまで到達するのはまず無理。
 華奢な体型な割に、肉が胸に集中している。
 当人は、どうもそれを太っていると言う認識があるらしく、体重計の結果に一喜一憂する事しばしば。
 その割に食べる事が好きで、常に誘惑に晒されている。
 草花が大好き。
ボクはあにぃとスポーツするのが
大好きなんだ!
もっとボクと遊ぼうよぉっ!!
 活発で体を動かす事が大好きな少女。
 その一方で球技は苦手。
 内気な訳ではないが自分に自信がなく、真面目で自分を追い詰めてしまうタイプ。
 幼少時から男性願望があり「ボク」と呼称するも、年々あにぃとの体力差が開き自分が女の子になりつつあるのに動揺している。 と言うか、当人が思っている以上に女の子。
 ただスポーツが好きで活発なので、その事が目立たない。  小説版ではブラが必要な体型になりつつあるのに、プロミストアイランド編では小学生中学年程度の体型。 RePure./ストーリーズでも中学年程度。 RePure./キャラクターズで高学年から中学生1年程度。
 他のキャラクターにも年齢の揺れはあるが、衛嬢が一番激しい。
 他の妹達と同じくあにぃが大好きな訳だが、スポーツする際にはあにぃと同じ男の子として接してもらいたく、でもしかしあにぃの女の子の趣味も気になる訳で、微妙なお年頃。 いやまあ、実兄が気になる自体、微妙だが。
私とお兄様は・・・運命の
赤い糸で結ばれているのよっ♥
世界で一番お兄様を好きなのは
この私なんだから・・・。
 最も表現がストレートな妹。
 小説、アニメ、ゲームにおいて、どのお兄様も彼女の言動には振り回されている。
 しかしそれぞれ性格設定が微妙に違い、ゲーム版が一番凶暴。  12姉妹の年長組とでも言うべき咲耶嬢、千影嬢、春歌嬢。 (鞠絵嬢も含める分類もあるが、筆者はカウントしない)
 その中で率先して意見を述べ全体を引っ張る姉御肌で、年下の面倒見も非常に良い。
 兄妹で結婚出来ない事は分かっている。
 しかし自分の気持ちが整理付かず、ジレンマに陥っている。
おにいたま〜、ヒナとあそぼ!
ヒナ、おにいたまが
遊んでくれないと淋しくて
涙がでちゃうよぉ。
 12姉妹の末娘で、最も無邪気。  しかし中々しっかりしていて、寝起きは一人で出来るし家の手伝い(その年齢なりにしか出来ないが)もする。  12人の中では人気最下位。
 もっとも、完全幼女な彼女では同じ尺度で人気を計るのは不可能。
 大のクマ好き。
 クマ好きと言うと筆者は川澄某の幼馴染を連想するが、雛子嬢の場合自分の理想像がしっかり出来ていて、それ以外にさほど興味がないらしい。
いつも私を心配して下さる兄上様・・・
遠く離れているわたくしですけれど、
心だけはいつも兄上様のおそばに・・・。
 幼少時に病気が発症。
 以来、療養所で犬のミカエルと暮らしている。
 妹の中で唯一、兄上様と離れ離れと言うのに説得力がある設定(笑)。  特に言及はされていないが、療養所で暮らしているからには喘息(ぜんそく)辺りと思われる、 しかし、高熱にうなされる描写はあっても咳き込む描写は、ほとんどない。
 確認した限りでは、プロミストアイランド編第3話「お兄様といっしょ」に1カットあるのみ。
 病弱で兄上様に迷惑を掛けていると思っていて、無理して平常を装い病状を悪化させる事しばしば。
おなかペコペコのにいさまのために、
お料理をいっぱい作るのが
姫の趣味ですの。
にいさま、おいしーい?
 料理は、すべからく美味い。 たまに失敗するけど。
 しかし料理の基礎力はしっかりしている筈なのに、アイデア料理の発想は基本的に小学生。

 ゲーム版:2月15日:白雪特製七色みぞれ鍋デザート(ダイヤモンドダストまんじゅう)付き。 固形燃料も付いている。  密かに、大食い。

 ゲームでは、にいさまの為に新しい料理を開発しようと話題の店を食べ歩くのだが、一度に数件ハシゴする。 しかも、全てあっさり完食。
 同伴したにいさまの方が完食に苦労した。
 普段は、小食。
 妄想娘。
 可憐嬢の上を行き、クラスメイトにもすっかり認められている。
 しかもにいさまにキスをしてもらう妄想をしたままベッドに入ったら、翌日ほてって熱を出した。
 料理全般が得意だが、基本は洋菓子。

 毎日自宅でも作っていて、大量に余らせている。
 にいさまは当然、母親や友人達にも配るがそれでも大量に余らせてしまい、あろう事か、ペットのウサギ(!!)のショコラちゃんにもあげて処理していた。

 しかし後日、自宅近所の保育園に持って行くと言う解決策を得る。
 しかしその保育園でオマセさんに告られて、まんざらじゃない白雪嬢。
 その場に(何故か)訪れたにいさまに、オマセさんが「お姉ちゃん(←白雪嬢)大事にしなかったら許さない!」宣言して泣いて走り去ると言う、甘酸っぱい青春物語(笑)。

 男にとって、料理上手と言うのはポイント高いですなあ。
 しかし、ファン投票では万年最後尾グループ。
 ナチュラルに色気付いていて、語尾に「〜♥」か口癖の「〜ですの」が付く。

 さらにプロミストアイランド編では、それが行動で出ている。
 嬉しそうにオシリを振りながら料理している。

 幼い頃から周囲に「姫」と呼ばれていて、気が付けば自分でも自分を「姫」と呼称していた。
 勉強は苦手。
 特に数学がダメらしい。
 どう見ても年齢的に算数だろ、と突っ込みたくなるが、本人の弁では「数学」。

 しかしその一方で「えっと・・・卵が7つありました、ケーキを作るのに2個と半分を使って、残りの卵が4つと半分・・・うーん・・・どうしましょう、なんだかちっともやる気が出ないわぁ〜・・・。」(原文ママ)と言う描写がある。
 自分で理解しやすく食材に置き換えたにしても、数学らしさは匂って来ない。 どう考えても算数。
 小説が進行するリアルタイムで、マダム・ピッコリと言うご近所のフランス人の老未亡人が開いているお菓子教室に通う。
 しかし取り上げられたエピソードはバターやクッキー生地の温度管理の再入門らしく、白雪嬢は全力で本気なものの、知らない訳がない内容。

 さらに、白雪嬢視点なのでマダムの心中までは推せないが、白雪嬢のにいさまの話を聞きたがったり若い頃の自分と良く似た顔の青年の写真を飾っていたり「小さな2人のラブを応援します」(原文ママ)とか積極的に応援したりと、つまりそうなのか、と言うお人。

 RePure./キャラクターズで映像化している。
アニキ!
一緒にパソコン見に行かない?
もしアニキが援助してくれたら・・・
アニキHP作っちゃうよっ♥
 メカ娘。
 祖父の影響で、機械系に強い。
 ソフトウエア系や化学系もたしなむ様子だが、あくまで機械系の補助らしい。
 小森さんと言う、ロングヘアでメガネな(クラスメイトだが)妹希望のスールがいる。
 サッパリしたその性格が同性人気に繋がっている訳だが、鈴凛嬢自身は非常に困惑している(笑)。
 家事全般、掃除料理洗濯が苦手。 特に掃除。
 そんなではアニキに見限られる・・・と言う不安が、若干ある。

 不安はあるものの、飽くまで欠点の補強は得意分野の機械で・・・と、自作するも良い結果は出ていない。
やあ、兄くん・・・・・・。ん、顔に
死相が出てるじゃないか・・・・・・。
ふむ、私も初めて見たよ・・・
美しいな。
 プロミストアイランド編のキャラクター紹介では「占い好きの女の子」みたいに説明されているが、実際その本編で複数回転生して現世に辿り着いた事を取り扱い、それも当時恋人だった兄くん(転生前の記憶は完全に失っている)を追い掛けての事であって、とてもじゃないが占い好きでは収まらない。
 魔女と言う呼称が最もよく似合う妹。

 もっとも、他の妹達には占い程度の認識、と言う解釈が最も正解なのかもしれない。  確かに、年端も行かぬ少女達がそろってジプシーの呪術や星の暦に詳しかったら恐ろしいモノがある。
 小説の前世では、騎士の兄くんの妹だったらしい。
 アニメ版では、その辺り兄妹だった事はぼやかされている。

 ただ、戦死した兄くんを追って服毒自殺して追い掛けてきたものの、永遠に結ばれないと言う呪いも受けたらしい。
 正直、萌えを超越した凄まじいモノを感じるのだが・・・。
 幼少時、酒瓶持っていた小人の王様を助けた事から大好きな人をリアルタイムに覗ける水晶球を貰う。

 兄くん、キミは常に千影たんに監視されてますよ・・・(引きつり笑い)。
 ゲーム版では、人間ですらないらしい。 未確認。  薬物の知識に長けているが、基本的に人を生かすより殺す方に詳しいらしい。  姉妹には穏やかに接するが、愛情の裏返しとでも言うか、兄くんには不吉な物言いしか出来ない。  小説ではベッドを使わず、棺桶に花を敷き詰めて寝る。

 プロミストアイランド編では12人(+1人)と兄の個室の詳細設定がしっかり出来ているが、彼女の個室には生活感が全くない。 強いて言えばイスとテーブルがあるが、タロットカードと水晶球の為にしか使われていない。 描写はあるもののベッドの設定はなく、どう寝ているのか、実に謎。

 RePure./ストーリーズでは、パジャマを選ぶ花穂嬢にそっと耳打ちで自分のパジャマを教えると花穂嬢が顔を赤らめていたが・・・そのパジャマ姿は出てこないし、寝床も出てこない。 個室は、石打(大理石ではなさそう)の床でテーブルとイス以外は本棚と燭台、あと不自然に小物置きがあるだけ。
 ゲームでは影千代と言う使い魔を飼っている。
 特に細かい描写は無いが、飛ぶからには鳥類らしいのでカラスと思われる。
こうして兄君さまに
お仕えするのが夢でした♥
ワタクシ、せいいっぱい兄君さまを
お守りいたしますわっ!
 白雪嬢の上を行く、妄想娘。
 妄想もすごいが、根本的に天然。
 再婚してドイツに嫁いだ祖母の元に預けられ、日本人より厳しい日本人教育を受ける。
 幼少時に奉公に出ていたような世代の祖母だけに、春歌嬢に唄に踊りに草書まで教え込む。
 ・・・と言うか、奉公に出ると言うのはそれなりの経済状態だと言う事であって、どうしてそんな文化程度なのかと疑問に思わないでもない。
 プロミストアイランド編では武芸の稽古と称して、庭先で刃の付いた薙刀を振り回し練習している。
 感情が高まると頬が染まる音「ポ」を声で発するが、更に感情が高まると「ポポポポポ」と連発する。
 アニメ版では、これが声付きで激萌え!!!
兄チャマの秘密は四葉がみーんな
チェキしちゃうんデス!
兄チャマのハートも・・・
四葉がチェキよぅっ♥
 英国からの帰国子女。
 英国帰りだから迷探偵・・・いや名探偵・・・と言うのは、非常に解せない。
 とにかく、おっちょこちょい。
 注意力散漫の自爆型天然ドジ娘で、被害が当人だけで済む花穂嬢と違い、周囲を混乱に巻き込む困った妹。
 プロミストアイランド編では、ワトソン君と言う玩具を大事にしていた。

 賑やかな性格なのだが、ワトソン君に喋りかけている様は、本当に寂しい。  その性格な割に注意力散漫なせいで、恐らく英国時代にも友人は少なかっただろう。
 仮装が好き。 本人は変装のつもりだけど。

 プロミストアイランド編では「美少女仮面クローバー」を名乗るも、一瞬でばれる。
 つーか、クローバーは無いだろう、と言うか。
 さすが、自爆型天然妹。
 小説では、兄チャマをピクニックに誘う手紙に暗号処理をして送り付け、約束の時間に来ないので兄チャマの家に出向いたら暗号が解けず弱り果てていたので自分で簡単に解こう・・・とするものの、キーを忘れたか四苦八苦してしまい、分かった時に嬉しさのあまり本文と一緒に署名まで読み上げてしまう。 以後、暗号は禁止に。

 余談ながら、その手紙の封筒には赤いロウと四葉の「Y」の字で封印を施していた。
 筆者もやってみたい・・・。
亞 里 亞 は 兄 や と い つ も
一 緒 に い た い の に 、
い つ も じ い や は ダ メ っ て 言 う の ・ ・ ・ ・ ・ ・
く す ん 。 早 く 兄 や に 会 い た い で す !
 マイペースでスローな独自の世界が余りにも過ぎていて、端的に言ってしまうと障害持ちではないかと陰口さえ叩かれる、不憫な少女。
 実年齢は雛子嬢より高そうだが、精神年齢は遥かに低い。
 病的なまでの甘党で、しかも洋菓子派。
 ミルクティーには砂糖4杯入れるらしい。 想像を絶する。

 しかしそれ以外の味覚は極端に苦手で、健康の為に仕入れた日本のフルーツ「ウメボシ」は刺激が強くて食べられなかった。

 と言うか、その直前にレモン飴が食べられなかったのだから、困難なのは当然。
 どうせなら、砂糖漬けにすればいいのに。
 フランス帰り。
 しかしフランスでの家族構成は一切不明で、帰国後広い屋敷に多くの使用人と共に一人で住む。

 身の回りの世話は、主に「じいや」と呼ばれる妙齢のメイドさんにしてもらっている。

 そのじいやさんはそう呼ばれるのが嫌でそう主張するも、亞里亞嬢にとって自分の世話をしてくれる人が「じいや」なので、何がダメなのか分かっていない。
 前任のじいやは「お髭のじいや」で、実際に老人だった。

 亞里亞嬢はよく怒るじいやが嫌いだが、優しいじいやは大好き。

 亞里亞嬢視点ではいつも怒っている怖い人なじいやだが、どれも亞里亞嬢の教育の為で、とても真っ当な理由。
 ミルクティーで汚れたティースプーンで砂糖をすくってシュガーポットの中をベトベトにしたり、食事の時に甘いものだけ選んで食べて他を残したり、お歌のレッスンを嫌がったり、「兄やとじいやととりかえっこしてください♥」(原文ママ)と言ったり。
 どれも、じいやさんに怒られて当然。
 おしりを叩かれる事もあるらしい。
 フランス時代の幼少時(と言ってもまだ幼いので、数年程度と思われる)、まだ見ぬ兄やに会いたくてパーティに来ると言う「でっぷりお腹にちっちゃなおひげのダイジンさん♥」(原文ママ)にこっそり電話で頼んで、屋敷の庭先に飛行機を乗り付けさせる。

 その飛行機と言うのが、「お顔のとがった、大きな大きな飛行機さん♥」(原文ママ)
 それって、コンコルド・・・。
 2ヶ月に一回会える、とある「お兄ちゃんの日」でじいやと一緒にディナーの為の兄やの衣装を揃えるも、「亞里亞のドレスとおそろいの青いスワローテイル、そでやえりのところにヒラヒラの大きなフリルと、きれいなおリボンいっぱい付いているの♥」(原文ママ)で、兄や様はたじろぐが、泣き落とされる。
 大時代趣味もここまで来ると、いやはやとしか。

 ちなみにその日の前日は使用人総動員の大掃除が屋敷内で繰り広げられる。








声優

不眠症らしい。
弟がいる。
マンガ好きの延長でアニメ声優を目指すも、中学生時代神谷明氏の本を読んで即効で諦めるも進学時に自分の昔の夢を思い出し、改めて声優を目指す。
漫画家志望だったが、描いた分は処分してしまった。
代アニ東京校出身。
天然毒舌。
メディアワークス系であるG'sMagazineの番組で「ネコミミとかメイドとか、何が良いの分かんない!」と発言したらしい。
子供が嫌いな家系らしい。 英語が苦手で国語が得意、物理が苦手で数学が得意。 両親関西人で、ブラックなツッコミは両親仕込み・・・と言うか、生活の一部。 料理は大好きだが、編み物と洋裁は非常に苦手。 と言うか、嫌い。 Gacktファン。
『Gackt様』らしい。 身長148cm。 小学5年生の頃から変わらない。 東京都出身。 役者でありながら、舞台には興味がない。 双子の妹の千恵嬢がいる。 職業はトリマー。
身長148cm。 ちんまい。
6歳上に兄がいる。 可愛がってもらったらしい。
動物好きで、犬のカフェ、猫のミルクを飼っている。
柚木涼香さんのような、大人な声質に憧れている。
柚木涼香さんにカバンなど色々と戴いているらしい。
先輩に可愛がられるタイプらしい。
普通免許(マニュアル)と自家用車(軽)を持っている。 運転技術は・・・『上手い』らしい。 周囲が寒がるほどに、いつも薄着。 自称「風の子」らしい。
と言うか、パンツルックのギャル服。 両親は栃木と山梨出身。 ロンドンブーツの田村淳(たむら・あつし)ファン。 東京都出身。 親と同居。 妹がいる。
母親の誕生日が7月14日らしい。
身長147cm。
里見光太郎ファン。
コンサートにも行ったらしい。 千葉県出身。 休暇はインドア派。
本名:堀江由子
本格的に掃除が苦手らしい。
咲耶嬢のようなストレートに発言出来るキャラクターに憧れがあるらしい。 自称服装には無頓着だが、周囲にはそのセンスを感心されている。
その実態は、並んでいる順番に服を着ているだけ。 中学時代、バレーボール部だった。
自称突き指で指が太くなったらしいが、桑谷嬢いわく「どこが!」らしい。 東京都出身。 劇団「DarkMoon」代表。
バンド「ゆら」のボーカル。
年の離れた兄がいる。
埼玉県出身。 旧名は永椎あゆ美(ながしいあゆみ)。 1998年11月改名。
それ以前は角松かのり(かどまつかのり)と名乗っていた。
まとめると、かどまつかのり → 永椎あゆ美 → 柚木涼香。 愛知県出身。 漫画家の桜木さゆみ嬢は、実の妹らしい。
愛知県出身。 2004年春より、氷青(ひょうせい)久美子と改名。
今まで音楽活動の為の別名だったのを、一本に統一。
マネージャーは、大学の後輩。
身長157cm、43Kg。
身長は小学6年生の頃から変わらない。 NHK徳島に同名別人がいる。
実は別名でも声優活動をしているが、「そのPCゲーム」がコンシューマ移植されても別名義のままと言う事は、本気で隠すつもりらしいので・・・敢えて名前は書かない。
千葉県出身。 父親が関西人。 更に改名をして、氷青と名乗っている。 活動停止している訳でもないのに、とにかく情報が少ない。
台湾でサイン会やったりとアジア人気はそれなりの筈なのに、大元の日本で盛り上がらない・・・。
筆者はかつて、「表の名前が『神崎ちろ』で、裏の名前が『神崎ちひろ』ってのも、逆の方がしっくり来るよなあ」などと、とんでもない勘違いをしていた。

注:別人です。
福岡県出身。 ピアノが特技。
ヤクルトスワローズファン
睡眠時の金縛り体質らしいのだが、8割が疲労によるものらしい。
後の2割が・・・(汗)。 東京都出身。 2004年6月1日に入籍された。
中学で水泳部、高校で水球部。
ジャズダンス、タップ、バレエ、着付け、サックス、綱渡りと、色々習い事をしたらしい。
料理が好きなものの、作ったカレーを1週間放置する大失敗をした事があるらしい。
埼玉県出身。 身長150cm。 ちんまい。
既婚。
東京都出身。 演歌が好きで、5歳の頃から演歌修行を続けていたらしい。
今でこそアイドル声優しているが、夢は捨てていないらしい。
堀越の高校(堀越学園ではないらしい)を出てから、何故か代アニの声優科も出ている。
ユースケ・サンタマリアのファン。 愛媛県新居浜市出身。
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