オーケストラの役職

 

コンサートマスター(コンマス)・・・(主に)1stバイオリントップがつとめます。練習では指揮者の指示に従い(例えば※ボーイングを決めたり)オーケストラをまとめる役割をもち、演奏では指揮者が出し切れない合図なども補ったりする最も重要なポスト。コンサートマスターを含めたトップ(後述)は体を大きく動かして演奏している事が多いが、それは体の動きでほかの演奏者に合図を送っていることが多いからです。(首の上げ下げなどでもリズムを伝えている)

 

    ボーイングとは弦楽器の弓の向き。全員が同じ方向に向かって弾くことが基本(ばらばらだと見た目が悪い)。同じ音を伸ばして演奏するのでもダウン(根元から先に向かう)だと大きく力強い音が出やすく、アップ(先から根元)だと徐々に音が大きくなっていきやすいので、指揮者の表現したい音を出せるように考えて決めていかなければならない

 

パートトップ(トップ)・・・弦楽器それぞれの技術責任者。それぞれのパートに対して細かな指示をだし、演奏をまとめる。

 

パートマスター(パーマス)・・・それぞれの楽器におけるリーダー。トップは技術面の責任者に対し、こちらはその楽器のまとめ役。

 

以上が演奏にかかわってくる役職です。アマチュアだと、ここに運営面(事務系)の役職が入ってきます(幹事長、チーフマネージャー、渉外、広報、庶務等)

ほかには各セクション(弦、木管、金管)にリーダがいる団もあります。

 

本番中指揮者がミスをして、指示があいまいになった場合、コンマスが合図を出し、それを見て管楽器があわせ、コンマスの合図を見てトップが合図を出し、後ろの弦楽器が演奏することもあります。

 

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