練習方法
ドラマやテレビの撮影で全員合わせて練習するところはよく見ます。これをTutti(テュッティ)練習といいます。それと個人練習以外には以下の練習があります。
パート練習・・・その楽器ごとに分かれて練習をする事。パートトップがその練習をみます。
セクション練習・・・弦楽器なら、弦楽器だけ。木管なら木管だけ。金管なら金管だけ集まって合わせて練習します。各セクションリーダーが練習をみます。
プルト練習・・・弦楽器限定練習。プルトとは1列の単位。基本弦楽器は2人で1列にならんで演奏するのでその二人で練習すること。2列のうち客席に近いほうがOUT,逆をINと呼んで区別する。弓を往復させて音を出す場合、全員が同じタイミングで弓を返すと、音が一瞬途切れるので、基本OUTが先に弓を返し、INが後から返す。(ちなみに譜面をめくるのはINの仕事)
同じプルト練習でも、1列単位で全部の弦楽器があわせて練習することもある(1stバイオリン2人、2ndバイオリン2人、ビオラ2人、チェロ2人、コントラバス1人)。アマチュアでは日頃大勢でやっているので、弾けていない場所をごまかしている人がいるが、この練習ではそれは通じないので、かなり怖い思いをする(笑)