生野区は大阪市の東部に位置し、人口約14万、製造業と卸・小売り、飲食店などの家内事業が多数を占める高人口密度の地域で、区民の4人に1人は外国籍であるのが大きな特徴です。
旧猪飼野地区は生野区の中心部と一部東成区に跨り、韓国・朝鮮系の人々が今でも多く住んで居る地域です。比売許曽神社は『古事記』に新羅系の阿加流比売を祀ると記されて居ますが、現在の主祭神は下照比売です。ここには祭神の一柱の大小橋命の胞衣塚が在ります。
▼生野区の地図
猪飼野(いかいの)とは「豚(=猪)を飼う人々が住む土地」の意味で、5〜7世紀に掛けて朝鮮半島から百済系の渡来人たちが定住し、やがて東成郡(又は東生郡)猪飼野村を形成した。
廃藩置県に拠り大阪市の東成区と生野区に編入されたが、猪飼野という町名は1973年2月の住居表示制度変更に因り消滅。地名としては現在僅かに猪飼野橋交差点と猪飼野新橋にその名を留めるのみです。この旧猪飼野町に相当するのは現在の
生野区鶴橋1〜5丁目、桃谷3〜5丁目、勝山北5丁目、中川西1〜3丁目、
中川1丁目と6丁目、田島1〜2丁目
東成区玉津2〜3丁目の一部
です。
▼旧猪飼野地区とコリアタウンの詳細地図