レビューが終わった8月のある日、かねてから念願の「銚子」に行こうと思いました。 千葉県に縁のない方はご存じないと思うので、解説します。 千葉県の北西部、先っぽです。 僕は千葉県出身なんですが、鉄道の関係で、ほとんど縁がなく、 修学旅行で行ったきり。 鉄道で行ったことないのよね。 でまあ、何で鉄道で行きたいなんて思ったかというと、これにもワケがありまして、 7月に韓国に行ったとき、帰りの飛行機でね、 名古屋あたりから、ずーっと日本上空を飛んだわけですよ。 雲がほとんどない、美しい空。 船の軌跡、輝く海面、くっきりとした緑。 こんなに美しい空を僕は飛んだことがなかったわけですよ。 で、ああ、今度は地上から、空を眺めてみたいと。 そう思ってから結局一ヶ月、ようやく行けました。 んで、何で鹿島神宮が最初の写真家というと、 電車間違えて、気がついたらついてたのよ。 しくしく。 鹿島神宮は、茨城にある「武」も司る神社。 剣のマークが神社の象徴なの、カッコイイ。 鹿もかわいかったし、何より杉が超高い。 間違った割には、結構お得な、良い神社でした。
んで、そのあと、そこから2時間バスに揺られて何とかたどり着いた、銚子。 橋は、茨城と千葉を隔てる利根川を渡る「銚子大橋」です。 銚子は、港町。 近海漁業というか、サンマやアジや鰯漁船がメインなのかな、漁港のおっきいとこです。 だけど、多分日本の食生活の変化のこともあってか、寂れてます。 この寂れ具合が僕にはストライク。 昔の栄華を誇ったであろう建物が残っていたり、ちょっともの悲しい。 千葉は、こういう風情が良い感じで残っているところが多いんだけど、 港町というのは、やはり郷愁も刺激されて好きだ。 僕の生まれたところ「一宮町」は、正確にはそうではないのだけれど、 どこかね、昔の活気とちょっとうらびれた匂いがして、 昔の自分の家のまわりを思い出させる。 最後のでっかいタンクは、醤油工場。 銚子は醤油造りでも有名な街なのです。
結局、ホテルの窓と、会場の近くでしか撮れなかった韓国。 7月の韓国はまだ梅雨で、とんでもなくじめじめして、暑くて、つらかった。 後、真ん中の写真にはおもろい裏話も。 撮ってたらすごい勢いで現地の人がきてなんかまくし立ててたから、 「日本人です、分からないです」 とか言ってたら、なんか強面の人も来て、二人に囲まれてさ、 「写真撮っちゃダメですよ!」 とか、キツイ口調で言うの。 ワケわかんないから、 「街の写真撮ってただけです、すいません」 とか謝って、なんか納得してもらったんだけど、 たぶん、近くでやってたコンサートの芸能人の車止めてたのかも、とか、 後から推測。 普通の道路だよ! ちゃんとコンサートするところなんだから、 裏口とか警備員とか、ちゃんとしようよ! とか、真相は分からないままちょっとぷりぷり。 まあ、愚痴を言っただけですが。 しかし、韓国のステージスゲーよ、建築が。 舞台に上がる階段とか、ぐらぐら揺れるの。 やーこわいっすよ、あんな造りは。 右の写真は、火事とかじゃなくて、 なんと、「殺虫剤ばらまきまくり」なのです。 朝、車が走りまくってこうやって視界ふさがれるくらい散布するの。 このときは、「俺らの健康大丈夫なのか?」とか思ったんですが、 車の運転はもっとこええな。 マラリアとか、日本脳炎がある、というのも、 梅雨の湿気と暑さで納得。 アジアならではの風物詩なんだろうね。
実家から来るまで20分くらいの場所、 戦中は飛行場があった場所らしくて、防空壕が残ってる。 親父に教えられて、写真撮るために止まってもらいました。 これ撮ったの6月。何ヶ月眠らせてるんだ俺……。
6月の海と、田んぼの向こうの、町。 ド田舎ながら、悪い町じゃないけど、活気はないねえ。 嫌いじゃないけど。 左の写真は、実家のわんこ。 写真にビビって、ちょっと不細工。 かなりのビビリちゃんですが、ほえない良い犬。 下は、家の裏にある川。 夏だと、もっと夕日がキレイなんだけど、 結局実家に行けないままおわっちった、トホホホ。 ホントはこれ以外に、 僕が今住んでいる東京の下町というか、 あんまり裕福じゃない地区周辺も撮ったんだけど、 間違って消しちゃった、しくしく。 こういうのは、こまめに上げないとダメだね。 |