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僕とメガドライブ
思えば出会いは、「ゴールデンアックスが1980円」であった。
当時僕は新宿の学校に通っていて、いつもいつもヨドバシカメラ周辺を放浪して、
「東京ってすげー」という感じを満喫してました。2時間かけて地方から通う毎日、
やっぱりショックがあったね。毎日通えたのは、幸運でした。
んでワゴンセールをしていたゴールデンアックスを見て、「感激」しました。
だってさ、定価6.000円が発売から半年で、3分の1だよ? ゲームセンターで
このゲームのすばらしさは知っていたし。ファミコンをはるかに越えたグラフィック。
注意深く観察すると、メガドライブのソフトは三ヶ月を越えると、凄く安い値段で
ソフトを売りに出すじゃありませんか!
これだ。僕の求めている次のゲーム機はこれしかない!
当時僕はX1ターボというコンピューターをゲーム専用に使っていまして、
悲しい思いをしていたのよ。ファミコン持ってなかったしね。
純正のゲーム機がほしいっ! そっちの方が性能が高いんだもんっ!
で、「スーファミ」「PCエンジン」「メガドラ」がこの候補にあがっていました。
僕を後押ししたのは「ソフトが安く買える!」という事実でした。今考えると、
やっぱり売れなかったのね、メガドラ。当時の僕は、そんな事は分からず「安い」
がすべてでした。
それでも迷っていたのですが、そんなとき出会ったのが、成沢大輔氏の名著
「メガドライブのすべて」でした。この本は当時出ていたソフトのほとんどを網羅、
しかも美しい写真でたっぷり紹介。当時の名作ソフトを細かく、それはもう気持ちよく
紹介されているのよ。これで僕はころびました。メガドライブの軍門に下ったわけ。
メガドライブとゴールデンアックス。それが僕のメガドライブとの出会いなのよ。
宇宙の、謎