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見える、見えるぞ!
ララァ!
・・・・じゃなくてね。
えー「そういう季節」じゃないですか。
自称霊能アイドルや、稲川さん、桜さんが跳梁跋扈する。
で、30歳をむかえてね、結局、見えなかった、と。
「幽霊」がね。
世の中には、見た、という人がいる。
驚くほど、すぐそばに。
僕だって、怪奇現象の2.3は経験がある。
全くない、って人はきっと、「わざと否定してる」んだろう。
んでもね、見える見える言ってる人も、やっぱりうさんくさいわけですよ。
で、怪談のパターンとしては、「実はそこで人が死んでて」というのがある。
幽霊ってのは、脳もないから記憶も出来ない、
それなのに、何で「うらめしやー」って出てこれるんだろう?
夢枕獏の受け売りなんだけど、「ビデオテープ理論」てのがある。
人の想い、特に死ぬ前の強い強い想いが、「場」にしみこむ。
その想いを再生しちゃう「脳」を持った人が、見えてしまう。
場をテープ、脳をデッキと見て、
デッキの性能によっては、うまく、再生してしまう。
これだと、見える人と、見えない人が出てくるってのも、ありかな。
まあ、怪談ってのは、こんな理屈っぽいものじゃない。
ホントに怖いのは、
なんで「そういう現象」が起こるのかが、分からない場合だ。
突然現れて、驚く何か、正体不明の、だけど確実に怖いもの。
それは原因も理由もないからこそ、「明日は我が身」的な怖さがある。
何の理由もなくさ、怖い話を読んでるだけで、
怖い場が出来るよねぇ。
あれ? なんか後ろにいない? 変な音しない?
なんてな。