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原初の風景

 しゃもんの写真コンテストに出すのを撮るために、
今年はデジカメを持って実家に帰った。

 まあ、写真そのものはうまくいかなかったんだけど、
ちょっと、自分の故郷を撮ってみようかな、と。
故郷と言うより、家のまわりをね。

場所は千葉、九十九里浜の終わり、一宮町です。

(写真はクリックすると、拡大しますよ。)

家のすぐ裏は、川。この先は海ですわ。小学6年生から住んでいる家。フナ釣ったりしてました。対岸は民宿が建っていて、いい雰囲気だったのですが、堤防の工事のために殺風景になってしまいました。

 それでもいい雰囲気ではあります。夏は観光船が往来するんですが、海がねぇ…。煉瓦館奇譚で、家の裏に川があって遊ぶ、なんてのはこーゆーとこから。床下浸水もしちゃう川で、ゴミも多いですが、好きですね。
んで海。こっちもアホな工事のおかげで、20年を書けて砂浜がすっかりなくなってしまいました。これじゃサーファーもこれなくないか? 観光収入も見込めないし、ホントどうするつもりなんだろう。

 潮の流れが強くて、ちょっと危険。でも、波と激しく遊ぶのは、やっぱりここが一番でした。夕方になるとマジで波が激しく、高くなります。この波が海岸削ってしまったから、運命なのかもしれませんがねぇ。
 暗くて見えないですが、こっちが西側。左は田んぼのど真ん中、右が市街地を遠くから。わかりにくいんですが、僕の地元は丘に囲まれています。子供の僕には(山)でした。

 千葉の南部はここから南に行くに従って、山がちになっていきます。だから、周りをぐるりと見回したときに、丘が見えないとちょっと寂しく感じちゃったり。 右の写真、夏はちょうど川に太陽が沈んで、黄金の光に川面が輝きます。この光景は、ホントオススメですよ。
 ここは車で20分くらい行ったとこ、「雀島」です。はっきり言って全然なじみのない場所なんです。しかし、なぜかガキの頃から何度も見る夢、海に飲み込まれる夢なんですが、これに結構な確率で登場します。それを自覚してから、時々来るようになりました。

 遊んだ記憶もそうないのにねぇ。なんか幼児体験あったんでしょうか。左の、波がばんばんかかる堤防とかはさすがに強烈ですが。

 そういや最近この夢見なくなってるんですが、海から離れてもう10年たっているのか、見ても忘れちゃうからか…。
おまけ。左は灯台から見る風景です。ここも夕焼けがオススメ。右の写真はちょっとフォトグラファー気取りって感じでしょうか。


さらにおまけ。堤防で演舞をしていたおじさん。その気持ち分かるかも。
似たような写真ばかりだなぁ。
子供の頃は街に住んでいたので、それも今度撮りたいとか、今になって思いますね。

今度はカメラ抱えて街歩こうかなぁ。